NBAスポーツ速チャン

NBA好きです。2009年たまたまテレビに映ったコービーの姿に衝撃を受け、レイカーズの試合を中心にみるようになり、ブログを始めました。ただただNBA好きのおじさんです。NBAやBリーグの話題を2chからまとめて紹介しています。

    2020年05月

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    次世代最強ビックマンで名高いジョエル・エンビード。

    今シーズンは優勝候補の一角と言われてきましたが、ベン・シモンズとの共存がうまく機能せず、6位に位置しています。

    エンビードも怪我が多く本領を発揮していません。

    「プロセス(過程)」と呼ばれるエンビード。最強ビックマンへのプロセスなのか?優勝へのプロセスなのか?それとも他へのプロセスなのか?

    本日は最強ビックマン候補ジョエル・エンビードを見ていきましょう。

    【テーマ】

    次世代最強のビックマン候補
    ~ジョエル・エンビード~


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    目次
    1. 最強ビックマン

    2. 受賞歴

    3. 
    ベン・シモンズ

    4. 2019カンファレンス準決勝ラプターズ戦

    5. まとめ


    1. 最強ビックマン


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    今シーズン、最強のビックマン候補は3人います。

    ・ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
    ・カール・アンソニー・タウンズ(ウルブス)
    ・ジョエル・エンビード(シクサーズ)


    〇ひと昔前

    デマーカス・カズンズ
    今シーズンは怪我で全休。以前のようなプレーができるか分からない。

    アンソニー・デイビス
    現在はパワーフォワードとしてプレイ(仮にセンターだったら4強になるでしょう)


    3人のプレイスタイルを簡単に紹介します。

    〇ニコラ・ヨキッチ

    プレイメイクとハンドリングの能力が他のセンターより秀でています。
    ナゲッツは唯一センターが中心となってオフェンスを組み立てる独特なシステムを採用しています。


    〇カール・アンソニー・タウンズ

    オフェンスだけならナンバー1です。
    ディフェンスに関してはそこまで力を入れていないため現役ナンバー1にはなれません。
    ディフェンス力を磨けば一気にナンバー1になれる素質を持っています。


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    今シーズン、カール・アンソニー・タウンズと乱闘騒動を起こしています。
    母の死を乗り越えて~カール・アンソニー・タウンズ~

    〇ジョエル・エンビード

    多彩なオフェンススキルを持ち合わせています。
    ディフェンス力もトップクラス。
    攻守両面においてトップ3に入ります。


    ジョエル・エンビードを現役最強のビックマンと呼ぶ人もいますが、

    圧倒的ではありません。


    ※昨年度に限っては二コラ・ヨキッチの方が評価が高かった気がします。

    エンビードが最強の座につけない理由

    それは、怪我です。

    エンビードは怪我の影響で1シーズン、フルで活躍したことがありません。


    怪我がなければとっくに現役最強の座についていたでしょう。

    少し話がそれますが。。。

    エンビードがバスケットを始めた経緯を振り返ってみましょう。

    バスケットを始めたのは15歳の時だったそうです。

    きっかけはNBAファイナル、セルティックスvsレイカーズ戦のコービーのプレイでした。

    当時から長身だったエンビードはセンターでプレイし、アキーム・オラジュワンをまねてプレイしていたそうです。

    逸材だったエンビードはとんとん拍子で成長し、キャリアを積んでいきました。

    そして、バスケットを始めて4年後。。。

    ドラフト3位でシクサーズに入団します。


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    バスケットを始めて4年後にNBAに入りますが、そこからは怪我との戦いです。

    2019-20シーズン、キャリア6年目ですが、怪我のため最初の2年半はプレイしていません。

    オールスター常連選手ですが、実際はキャリア4年目です。


    キャリア平均24.1得点11.5リバウンドの成績を残し、現役屈指のディフェンス力を誇るエンビードは間違いなく現役屈指のビックマンです。


    ・ニコラ・ヨキッチ25歳
    ・カール・アンソニー・タウンズ24歳
    ・ジョエル・エンビード23歳

    若い3人の最強ビックマン候補、5年後誰が最強ビックマンの称号を手にしているか注目です。


    私は怪我さえなければ

    ジョエル・エンビードだと思っています。



    2. 受賞歴


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    3×NBAオールスターゲーム出場 : 2018-2020

    オールNBAチーム
     2×2ndチーム : 2018-2019

    NBAオールディフェンシブチーム
     2×2ndチーム : 2018-2019

    NBAオールルーキーチーム 1stチーム:2017

    〇基本情報

    愛称: プロセス

    身長: 213㎝

    体重: 113㎏

    所属チーム シクサーズ:2014-
         
    ポジション: センター

    出身: カメルーン

    ドラフト: 2014年 3位



    3. ベン・シモンズ


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    シクサーズと言えば

    ベン・シモンズ
    ジョエル・エンビード

    の2大エースのチームです。


    昨シーズンから補強され優勝候補と言われていましたが、現在6位と期待に応えられていません。

    理由は。。。

    シモンズとエンビードの共存です。


    エンビード
    多彩なオフェンススキルを持っていますが、ゴール下が主戦場であり一番輝ける場所です。

    シモンズ
    オールラウンダーのポイントガードですが、アウトサイドシュートが苦手で、ゴール下に切り込んで仕事をすることを得意としています。

    2人のプレイエリアが被っています。


    エースとロールプレイヤーならエースに譲りますが、両人ともエースなため更にややこしくしています。

    今シーズン、なるべく2人のプレイ時間が被らないようにしたこともありましたが、うまくいくわけがありません。

    更には

    不仲説もあります。


    2人とも否定していますが、真実はどうか。。。

    どちらにしろ、オフェンスが機能していないのは事実で、改善しなければプレイオフも勝ち進めません。

    メンバーは揃っているので、ケミストリーさえ構築できれば。。。

    勝てるチームになると思うのですが。。。


    現在シーズンは中断しています。シクサーズのHC達はオフェンスを機能させるため脳をフル回転しているかもしれません。

    シーズン中断後、シクサーズの快進撃が見られることを祈ります。

    私個人的には。。。

    2人のプレイエリアが被っているのも問題ですが、毎年のように2人の周りに配置する選手を変え続けているフロントやHCの方が問題だと思っています。



    4. 2019カンファレンス準決勝ラプターズ戦


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    2019年5月13日

    カワイ・レナードが歴史に残るブザービターを決めました。


    ※ラプターズはこの試合を勢いに優勝まで駆け上ります。

    カワイ・レナードが生まれて初めて喜んだと言われるくらい喜びを爆発させている横で、

    エンビードは人目を気にせずコート上で号泣している映像が印象的でした。


    エンビードにとって2019年のプレイオフは

    持病の膝の痛みと体調不良も相まって不本意なシリーズを送っていました。

    それも関係あると思いますが、

    誰よりも悔しさを感情に出したエンビードに驚いたことを覚えています。


    〇涙の理由について

     「こんな負け方をしたんだ。最後のショットだ。僕たちにもチャンスがあると思っていた。多くのことが頭をよぎったよ。そして最悪だった。わからない。説明できない。ただ最悪だったんだ」

    とエンビードはコメントしました。


    ブロックにいった手の上を通過したボールはリングで4回跳ね吸い込まれました。

    あの時間はエンビードにとって大切な時間だったと思います。

    あの時間を取り戻す戦い。

    エンビードは更なる進化をしてあの場所に戻ってくるでしょう。



    5. まとめ


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    次世代最強ビックマンで名高いジョエル・エンビード。

    今シーズンは優勝候補の一角と言われてきましたが、ベン・シモンズとの共存がうまく機能せず、6位に位置しています。

    エンビードも怪我が多く本領を発揮していません。

    現在、NBAは中断しています。

    エンビードのような持病を持った選手にとって中断はプラスに働くでしょう。


    今シーズンのシクサーズは、正直期待外れです。

    が。。。

    元々ポテンシャルがあるチームです。

    ケミストリーが構築されればシクサーズは台風の目になると思います。


    どのような形でシーズンが再開され、プレイオフが行われるか分かりませんが、

    いつも通りなら東カンファレンスの場合

    本命はバックス

    時点はヒート

    大穴でラプターズ、セルティックス

    だと思っていますが。。。


    シクサーズがここに加われば、更に面白くなるはずです。


    あの時、止まってしまった時計の針を動かすために戻らなければならないエンビード。

    その鍵はシクサーズのケミストリーの構築でしょう。


    エンビードの最強までの「プロセス」をご覧ください。


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    今シーズン、快進撃を続けるヒートの立役者、ジミー・バトラー。

    勝利への執念が強すぎるため、移籍先で数多くの衝突を繰り返してきました。

    バトラーの壮絶な過去がそうさせたのかもしれません。

    本日は努力と根性で夢を掴んだ男、ジミー・バトラーを見ていきましょう。

    【テーマ】

    努力と根性で夢を掴んだ男
    ~ジミー・バトラー~


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    目次
    1. 13歳でホームレス

    2. 受賞歴

    3. 衝突

    4. ヒートで仲間と共に


    5. まとめ


    1. 13歳でホームレス

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    バトラーが13歳の時に母親から
    「顔が気に入らないから、家から出ていけ」と言われました。

    その日からバトラーはホームレスになります。

    ※幼少期、家族を置き去りに家を出ていった父にそっくりだったことが理由らしいです。

    それから、友人の家を転々としながらバトラーは成長していきました。

    高校1年になると友人のレスリーと運命の出会いを果たします。
    レスリー家も父親を亡くしていて、バトラーに対して優しく接してくれたそうです。

    ちなみに。。。
    バトラーはレスリーの母親のことを「お母さん」と呼んでいるそうです。

    温かい家族を得たバトラーはバスケットにのめり込んでいきました。

    高校生になってからバスケットを本格的に始めたため、高校卒業時にはまだ才能の片鱗は現れていません。

    奨学金の話もなく、お母さんに学費の相談ができるわけもなく、行ける範囲の短期大学に進学します。

    短期大学に入学後も努力を怠らなかったバトラーは一流大学のHCから声をかけられます。

    高校から本格的に始めたバスケット。

    NBAプレイヤーは常にスターですがバトラーは違いました。

    努力で勝ち取ったバスケット人生。

    バトラーの人格はこのように形成されました。


    奨学金でマーケット大にリクルートされたバトラーは、人一倍の努力でスターターを勝ち取り、

    2011年ドラフト30位でシカゴ・ブルズに入団します。

    ちなみに、大学時代の恩師の言葉は
    「努力でしか自己を超えられない」

    だったそうです。


    2. 受賞歴

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    5×NBAオールスターゲーム出場 : 2015-2018, 2020

    オールNBAチーム
     3rdチーム:2017-2018

    MIP:2015

    NBAオールディフェンシブチーム
     4×2ndチーム : 2014-2016, 2018

    〇基本情報

    身長: 201㎝

    体重: 100㎏

    所属チーム 
    ブルズ: 2011-2017
    ウルブス: 2017-2018
    シクサーズ: 2018-2019
    ヒート: 2019-
         
    ポジション: シューティングガード、スモールフォワード

    出身: アメリカ(テキサス州ヒューストン)

    ドラフト: 2011年 30位


    3. 衝突

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    バトラーは様々なチームを渡り歩いています。
    ブルズ: 2011-2017
    ウルブス: 2017-2018
    シクサーズ: 2018-2019
    ヒート: 2019-

    数多くのチームを渡り歩いているのは「衝突」です。

    代表的な「衝突」を見ていきましょう。

    〇ブルズ時代
    「俺は全力でプレイする奴と絶対に試合に勝ちたいと思っている奴らとプレーがしたい」

    ウェイドと共に公の場で発言します。

    更にHCが変わったことも1つの理由です。
    旧HCトム・シボドー・・・熱血漢
    新HCフレッド・ホイバーグ・・・柔和な対話路線

    バトラーは「もっと厳しく指導してもらいたい」と望みましたが、聞き入れられなかったのも移籍に関係します。

    〇ウルブス時代
    若手たちを引っ張り、13年ぶりのプレイオフ進出に貢献します。

    そして、オフシーズンに事件が起きてしまいます。

    チーム練習の際、

    スタメン組vsサブ組の試合を行いました。

    サブ組にはバトラー自ら入り、スタメン組に勝ってしまいます。

    「このチームで一番才能がある選手はKATだ」

    「このチームで一番身体能力に恵まれているのはウィギンスだ」

    「このチームで一番ハードなのは、俺だ」

    と試合後に言い放ちます。

    こうして、期待の若手たちと溝ができてしまいました。

    〇シクサーズ時代
    シクサーズを去った理由はHCのブレット・ブラウンとの関係性です。
    ・リーダーシップの皆無
    ・不毛なミーティング

    リーダーシップがなければ、ミーティングも実を結びません。

    そんなチームに不満を持っていたバトラーにとどめを刺されます。

    「誰かバトラーをコントロールできるのか? もしできるのなら彼をチームに残留させることを考える」

    という会話があったことをバトラーは知ります。

    バトラーはコントロールされるくらいなら出ていくと思ったそうです。

    こうして、バトラーはヒートに移籍しました。


    4. ヒートで仲間と共に

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    2019-20シーズンのヒートの順位

    41勝24敗 4位

    シーズン前の予想とは反し、好位置につけています。

    理由としては若手の躍動等ありますが、
    一番大きな要因は、バトラーがチームをけん引しているからです。

    ヒートと言えば
    「ハードワーク」のチームカルチャー

    球団社長のパット・ライリーは以前からバトラーの入団を切望していました。

    理由は簡単です。

    球団、HCの考えと、バトラーの考えがマッチしていたからです。

    少し話がそれますが。。。
    練習が10時からの場合、皆さんは何時に練習場に向かいますか?

    バトラーの正解は3時30分です。

    そして、4時からワークアウトを始めます。

    今まで、バトラー1人で4時から練習を始めていました。

    しかし。。。
    ヒートに来てからは4時から練習する選手が続出しているそうです。

    そして、この環境こそがバトラーが望んでいた姿でもあります。


    元々、リーダーシップはありました。

    ただ。。。
    他の選手と次元が違いました。

    しかし、同じ志をを持つ選手同士

    本当の意味でリーダーとして、ヒートをけん引しています。

    「このチームでは皆が勝利のためにハードワークを続けているから、僕が多くを言う必要がない」

    バトラーは満足そうに答えます。

    バトラーは安住の地にようやくたどり着きました。

    そして、チームメイトと共に頂点を目指します。

    チームはまだ若く、粗削りなところがありますが、

    どのチームより魅力的なバスケを展開します。

    全員がどん欲に勝利を目指すチーム、
    全員がエースになれるチーム

    本当に魅力的なチームです。


    5. まとめ

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    今シーズン、快進撃を続けるヒートの立役者、ジミー・バトラー。

    勝利への執念が強すぎるため、移籍先で数多くの衝突を繰り返してきました。

    ここまで強いメンターを持った現役選手は他にいないかもしれません。

    今シーズン、バトラーは安住の地にようやくたどり着きました。

    まだまだ粗削りなチームですが、まだまだ強くなります。

    なぜならアンドレ・イグダーラがヒートに加わったからです。

    NBA界の必殺仕事人~アンドレ・イグダーラ~

    優勝を狙える強豪チームを望んだイグダーラ。

    そのイグダーラが選んだチームがヒート。

    バトラーが引っ張り、イグダーラが支え、若手が躍動する。

    チームとして完成しつつあります。

    レイカーズ、クリッパーズ、バックスに比べればまだまだ未完なチームです。

    しかし、バトラーがここまで引き上げたチーム。

    ケミストリーはまだまだ上昇するでしょう。

    どのNBAチームよりも魅力的なヒート。

    プレイオフでは間違いなく台風の目となるでしょう。

    そして、バトラーはヒートに何をもたらすのか注目です。

    安住の地を見つけたバトラーをご覧ください。

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    2018-19シーズンのMVPを獲得したヤニス・アデトクンボ。

    毎年進化するギリシャの怪人はついにMVPクラスまで成長しました。

    近年のNBAは全てができるオールラウンダー化していますが、その究極系がヤニスです。

    弱点であるゴール下以外からのシュートを身につけたら本当に歴代最強のNBAプレイヤーとなってしまうかもしれません。

    本日はギリシャの怪人、ヤニス・アデトクンボを見ていきましょう。

    【テーマ】

    ギリシャの怪人
    ~ヤニス・アデトクンボ~


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    目次
    1. MVP

    2. 受賞歴

    3. Greek Freak(ギリシャの怪人)

    4. 生い立ち


    5. 2019-20シーズン

    6. まとめ



    1. MVP


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    2019年6月24日、ヤニスはキャリア6年目にしてMVPを獲得しました。

    スタッツ

    27.7得点5.9アシスト12.5リバウンド1.2スティール1.3ブロック FG.578 3P.256 FT.729


    2人目のバックスMVPプレイヤー
    ※カリーム・アドゥブルジャバー以来

    史上3番目に若い
    ※デリック・ローズ、レブロン・ジェームス以来

    史上4人目の米国出身以外
    ※ダーク・ノヴィツキー、スティーブ・ナッシュ、アキーム・オラジュワン以来

    史上初MIPとMVPの両方を受賞


    前年から16勝上回る60勝に到達し、東カンファレンス首位の原動力となりました。

    壇上に立ったヤニスは、全ての関係者に感謝を述べました。

    そして、家族に。


    貧しかったヤニスの幼少期。

    父と母が導き、兄弟と支え合って今のヤニスがあるということが伝わってきました。

    ヤニスだからできる素晴らしいスピーチです。


    MVP受賞スピーチをご覧ください。



    2. 受賞歴


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    MVP : 2019

    4×NBAオールスターゲーム出場 : 2017-2020

    オールNBAチーム
     1stチーム : 2019
     2×2ndチーム:2017-2018

    NBAオールディフェンシブチーム
     1stチーム : 2019
     2ndチーム:2017

    MIP : 2017

    NBAオールルーキーチーム 2ndチーム : 2014

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    〇基本情報

    愛称: Greek Freak(ギリシャの怪人)

    身長: 211㎝

    体重: 109㎏

    所属チーム バックス:2013-
         
    ポジション: パワーフォワード

    出身: ギリシャ

    ドラフト: 2013年 15位



    3. Greek Freak(ギリシャの怪人)


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    ヤニス・アデトクンボのニックネーム

    Greek Freakグリーク・フリーク(ギリシャの怪人)


    〇Greek Freak(ギリシャの怪人)の誕生秘話

    アメリカ人にとって、Giannis Antetokounmpo(ヤニス・アデトクンボ)の発音は難しく、

    ファンはヤニスを呼ぶために、恵まれた体格と卓越した運動神経から「Greek Freak(ギリシャの怪人)」と呼ぶようになりました。


    ヤニスも「Greek Freak(ギリシャの怪人)」というニックネームを気に入っているようで、

    「僕にぴったりだし、そう呼ばれるのも大好きで、クールなニックネームだと思っているよ」

    とコメントしています。


    〇家族と選手

    今年の2月、第一子となるこどもが誕生しました。

    家族といる時は
    ヤニス

    選手の時は
    Greek Freak

    ファンがヤニスを呼ぶためにつけたニックネームがこんな形で役にたっています。


    ヤニスは

    「家族といるときは、家族の一員でありたい。でも、MVP選手であれば、チームのリーダーとなって、写真撮影などにも対応する。そういう過程で自分を見失いことだ。僕には家族がいて、僕は僕だからね」

    と話しています。


    ヤニスとして家族と接し、Greek Freakとしてコート上を支配する。
    守るべき人間が増えたヤニス(Greek Freak)は増々進化するかもしれない。



    4. 生い立ち


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    ヤニスの生い立ちは強烈なものがあります。

    ヤニスの両親は元々ナイジェリア人でしたが、まともな職がなく生活に困窮すると、ギリシャに渡りました。

    しかし、不法移民だったためまともな職がなく、ヤニスも物心がついたころには道端でアクセサリーを売り生活していたそうです。

    アパートの家賃が払えず、退去を迫られたこともありながらも、

    バスケットがヤニスの人生を一変させていきます。


    13歳の時、ヤニスに目を付けたコーチは両親の仕事を探し、ヤニスをバスケットチームに招待しました。

    最初は嫌々始めたバスケットでしたが。。。

    ※本当はサッカーがしたかったそうです。

    バスケットの才能を認められたヤニスは周りからたくさんの支援を受け、バスケットを好きになっていきました。

    最初はバスケットと仕事を両立していましたが、両親の仕事が決まりそこからバスケットにのめり込んでいきます。


    2012年にはギリシャの2部リーグに所属し、NBAからも注目を集めるようになりました。

    しかし、

    不法移民だったため戸籍がありません。

    ギリシャの戸籍を得る資格はありましたが、経済危機で不法移民に市民権を与える審査は事実上凍結し、誰の手に負える問題ではありませんでした。

    しかし、ヤニスの実力はみるみる上昇。

    NBAが現実になってきた時、じたいが一変しNBAドラフトの1ヵ月前に市民権を獲得しました。


    〇ジェイソン・キッドとヤニス

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    ヤニスがバックスに入団して2年目にジェイソン・キッドHCに変わりました。

    ジェイソン・キッドは歴代でも屈指のポイントガードとして活躍した選手です。

    ジェイソンキッド(Jason Kidd, 本名:Jason Frederick Kidd , 1973年3月23日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ出身の元バスケットボール選手。現役時代のポジションはポイントガード。ニュージャージー・ネッツを2年連続NBAファイナルに導き
    64キロバイト (8,456 語) - 2019年11月14日 (木) 12:49


    とある試合、キッドHCはヤニスにベンチ起用を命じました。

    ヤニスは腹を立てましたが、渋々指示に従います。

    その後、ジェイソン・キッドHCが元NBA選手としか知らなかったヤニスは、どういうキャリアを送ったのか調べると、

    「想像以上のキャリア」を送ったことを知ります。
    それからキッドHCの指示を素直に聞くようになったそうです。



    幼いころからテレビがない生活を送っていたので当たり前かもしれませんが、ヤニスの生い立ちを知っているからこそ許せる話です。

    5. 2019-20シーズン


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    今シーズン、残り20試合弱を残していますが

    バックスは2位に6.5ゲーム差をつけ事実上首位を確実にしています。


    注目はチャンピオンになれるのかですが、

    プレイオフはどうなるか分からないので、分かったら記事にしたいと思います。

    最注目は

    2年連続シーズンMVP獲得なるか?です。


    昨シーズンMVPを獲得したヤニスは今シーズン更に進化しています。

    2018-19
    27.7得点5.9アシスト12.5リバウンド1.2スティール1.3ブロック FG.578 3P.256 FT.729

    2019-20
    29.6得点5.8アシスト13.8リバウンド1.0スティール1.0ブロック FG.547 3P.306 FT.633

    FG、FTのパーセンテージは下がりましたが、他は全て進化しています。


    ※数字には表れていませんが。。。

    今シーズン、昨シーズンより2分ほど、平均出場時間が短いです。
    出場時間が短くなってもこのスタッツを残しているのも凄いのですが、

    今シーズンのバックスが強い証明にもなっています。


    その証拠に

    2018-19 60勝22敗 .731
    2019-20 53勝12敗 .815

    まだ本領を発揮していないバックス。

    プレイオフには一皮むけたバックスが見られるはずです。


    話はそれましたが。。。

    MVP争いです。


    今シーズンは2人に絞られました。

    ・ヤニス・アデトクンボ
    ・レブロン・ジェームス


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    2020年5月現在ヤニスが1歩リードしています。

    MVPはそのシーズンに一番活躍した選手に贈られる賞です。

    しかし、投票するのは人間です。


    大事なのはインパクトです。

    NBAは中断して2ヵ月が経ちました。

    中断前のNBAのインパクトよりも、中断後のインパクトの方が脳には焼き付きます。


    シーズン再開後、ヤニスが不調に陥り、レブロンが絶好調なら

    まだまだ分かりません。


    シーズンは再開されそうですが、どのように再開されるか分かりません。

    もし、再開されればヤニスが2年連続でMVPを受賞するでしょう。

    しかし。。。

    まだまだNBAを楽しめそうです。



    6. まとめ


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    2018-19シーズンのMVP、ヤニス・アデトクンボ。

    毎年進化するギリシャの怪人はついにMVPクラスまで成長しました。

    近年のNBAは全てができるオールラウンダー化していますが、その究極系がヤニスです。

    バックスに入団した当初はスモールフォワード。

    2年目からはポイントガード。

    現在は歴代屈指のパワーフォワード。

    と言われています。


    本当の意味で何でもできるヤニス。

    ゴール下でのシュート成功率は79.3%と
    圧倒的なパワーと高さを誇り

    そこにポイントガードができる
    スピードとスキルを発揮します。


    これ以上進化したら誰もヤニスを止められる選手はいなくなるかもしれません。

    現代のNBAは3Pシュートを主体にゲームを組み立てますが、

    ヤニスによりビックマンの時代になるかもしれません。


    圧倒的な支配力でNBAを新たなステージに導きそうなヤニス。

    「Greek Freak(ギリシャの怪人)」を止められる選手は現れるのだろか?

    そして、「Greek Freak(ギリシャの怪人)」はどこまで進化するのか目が離せません。


    Greek Freakの支配力をご覧ください。


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    今シーズン、ロケッツに移籍してきたラッセル・ウェストブルック(ラス)

    サンダーではトリプルダブル製造機と言われ、オクラホマシティーの象徴であり英雄となりました。

    毎試合全力でプレイするその姿は多くのファンを魅了します。

    しかし、最初からスーパースターだったわけではありません。

    本日はトリプルダブル製造機のラッセル・ウェストブルックを見ていきましょう。

    【テーマ】

    トリプルダブル製造機
    ~ラッセル・ウェストブルック~


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    目次
    1. トリプルダブル

    2. 受賞歴

    3. サンダーの象徴で英雄

    4. 全力プレイ(WHY NOT)


    5. ケビン・デュラント

    6. ハーデンと共にロケッツで

    7. まとめ



    1. トリプルダブル

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    〇トリプルダブルとは?
    得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックの5部門のうち、3部門以上で2桁以上のスタッツを達成することです。

    トリプルダブルとは
    超優秀なオールラウンダーの証です。

    ※ちなみに得点、アシスト、リバウンドが比較的達成しやすく、この3部門で達成する場合が多いです。

    ラスは3年連続で平均トリプルダブルを達成しました。
    2016-17:平均31.6得点10.4アシスト10.7リバウンド 42回
    2017-18:平均25.4得点10.3アシスト10.1リバウンド 25回
    2018-19:平均22.9得点10.6アシスト11.1リバウンド 34回

    70年以上の歴史の中でもラス以外に平均トリプルダブルを達成した選手は1人しかいません。
    オスカー・ロバートソン

    1961-62:30.8得点11.4アシスト12.5リバウンド

    ※当時はトリプルダブルという定義がありませんでした。もし、定義が存在していたらとんでもないことになっていたかもしれません。

    〇トリプルダブルがどれだけすごいか今シーズンのスタッツと比較してみましょう。
    2019-20シーズン トリプルダブル達成回数上位5人

    1.ルカ・ドンチッチ 14回
    28.7得点8.7アシスト9.3リバウンド

    2.レブロン・ジェームス 13回
    25.7得点10.6アシスト7.9リバウンド 

    3.ニコラ・ヨキッチ 12回
    20.2得点6.9アシスト10.2リバウンド

    4.ラッセル・ウェストブルック 8回
    27.5得点7.0アシスト8.0リバウンド

    5.ベン・シモンズ 6回
    16.7得点8.2アシスト7.8リバウンド

    ※2019-20シーズン達成人数29名(2回以上達成15名)

    ※残り20試合程度残っていますが平均トリプルダブルの達成は不可能だと思われます。

    こうしてみると、平均トリプルダブルがとてつもない記録かということが分かります。

    〇残念な事
    ラスが3年連続で平均トリプルダブルを達成したことにより、トリプルダブルじたいの価値を下げてしまったことです。

    ※もともと、平均トリプルダブルじたい達成不可能と言われていました。

    なぜなら、トリプルダブルを流行らしたマジック・ジョンソン(歴代最高のポイントガード)のベストシーズンさえ

    18.6得点9.5アシスト9.6リバウンド

    達成できなかったからです。

    2016-17シーズン、55年ぶりに平均トリプルダブルを達成したことでNBAは大いに盛り上がります。

    しかし、そこをピークに3年連続の2018-19シーズンの時はそこまで触れることはありませんでした。

    平均トリプルダブルというとてつもないことを
    3年連続で達成してしまったせいで、価値を下げてしまったのです。


    〇ラスが本当の意味でMr.トリプルダブルになるために
    シーズン記録と平均トリプルダブルの新たな記録を作りました。

    しかし、まだ抜いていない記録があります。

    ・通算記録
    1. 181回 オスカー・ロバートソン
    2. 146回 ラッセル・ウェストブルック
    3. 138回 マジック・ジョンソン

    オスカー・ロバートソンが持つ通算記録まであと35回

    通算記録を抜いた時、ラスは本当の意味でMr.トリプルダブルと呼ばれるでしょう。

    3年連続平均トリプルダブルという、とてつもない記録がまた脚光を浴びることを願います。


    2. 受賞歴

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    MVP : 2017

    2×得点王 : 2015, 2017

    2×アシスト王:2018-2019

    オールNBAチーム
     2×1stチーム : 2016-2017
     5×2ndチーム : 2011-2013, 2015, 2018
     3rdチーム : 2019

    9×NBAオールスターゲーム出場 2011-2013, 2015-2020

    NBAオールルーキーチーム :1stチーム : 2009

    〇基本情報

    愛称: Mr.トリプルダブル、ラス

    身長: 191㎝

    体重: 91㎏

    所属チーム 
    サンダー:2008-2019
    ロケッツ:2019-
         
    ポジション: ポイントガード

    出身: アメリカ(カリフォルニア州ロングビーチ)

    ドラフト: 2008年 4位


    3. サンダーの象徴で英雄

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    ラスは11年間所属していたオクラホマシティー・サンダーを去りました。

    そして、現地時間2020年1月9日チェサピークエナジーアリーナ

    ※チェサピークエナジーアリーナはサンダーのホームアリーナ

    アリーナにオクラホマ英雄の紹介が流れると、

    ラスがコートに飛び出し手を叩きながら客席を煽ると、客席がそれに反応して大歓声で答えました。

    これは試合前の当たり前な光景です。

    違うのはラスのユニフォームがサンダーではなくロケッツだったことです。

    選手が移籍した際、凱旋試合は基本
    ブーイングです。

    しかし、ラスは
    大歓声で迎えられたのです。

    しかもトリビュート映像もセットでした。

    何かの授賞式が行われるなら分かります。この日はただの凱旋試合です。

    しかし、
    オクラホマの人々にとっては英雄の凱旋試合でした。

    試合は一方的な試合になり、サンダーの圧勝で終わりましたが、
    一番の歓声はロケッツのユニフォームを着たラスです。

    現在ラスはロケッツのユニフォームを着ていますが、オクラホマの人々にとってはラスがサンダー以外のユニフォームを着ていても「サンダーのラス」ということがよく分かりました。

    試合後、ラスはサンダーのベンチに行き、元チームメイトと笑顔でハグをしている映像が流れ、
    メディア対応の嫌いで有名なラスが一言一言丁寧に対応し、全てのサンダーファン、関係者に感謝を述べていた様子が印象に残っています。

    ラスにとっての第1幕「サンダーとラス」は
    オクラホマの象徴で英雄となり終幕しました。


    4. 全力プレイ(WHY NOT)

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    ラスのプレイスタイルは常に全力です。

    そして、腕には2本のラバーバンドが巻かれています。
    ・KB3
    ・WHY NOT

    2本のラバーバンドの意味はラスが高校生時代にさかのぼります。
    高校時代、ラスにはケルセイ・バスという親友がいました。

    ラスより実力があり、周囲の注目は常にバスだったそうです。

    しかし、突然の心臓発作で命を落としてしまいます。

    どんなに才能豊かな人物であっても明日どうなるかは誰にもわからない。ならば今できることをなぜやらない。
    WHY NOT

    ケルセイ・バス背番号#3
    KB3

    という意味が込められています。

    ちなみに、
    ラスの全力プレイのスタイルは当時バスのプレイスタイルらしいです。

    また、当時どこの大学からもオファーがなかったラスはバスが亡くなったことにより推薦を得たらしいです。

    ※175㎝しかなかったラスの身長が190㎝まで伸び、努力と持ち前の身体能力でトッププレイヤーになっていきます。


    5. ケビン・デュラント


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    サンダーはかつて

    ケビン・デュラント
    ラッセル・ウェストブルック
    ジェームス・ハーデン

    のBIG3が組まれていました。


    ※成長した3人を知っているので現在も組まれていたら間違いなくNBAはサンダーが中心だったでしょう。

    3人ともシーズンMVPを受賞しています。


    2012年 ハーデンがロケッツに
    2016年 デュラントがウォリアーズに

    移籍してBIG3が解体されます。


    問題はケビン・デュラントのウォリアーズの移籍です。

    移籍する数日前、

    カンファレンス決勝でウォリアーズvsサンダーが行われました。

    第7戦までもつれる試合は3勝4敗でサンダーは敗れてしまいます。

    サンダーは来年こそはと誓ったでしょう。

    しかし、
    デュラントはそのウォリアーズに移籍したのです。

    更に、当時のウォリアーズは
    シーズン73勝9敗

    という歴代においても最強と言われていました。

    そこにデュラントが移籍したので、サンダーファンのみならずNBAファンから大バッシングを浴びることになります。


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    問題はまだ起こります。

    〇裏アカウント事件

    ツイッターでファンと交流していた際に起こります。

    ファン:「サンダーを退団した理由を教えてください」

    KD:「彼は球団が好きじゃなかったし、ビリー・ドノバンHCの下でプレーするのも好きじゃなかったんだ。戦力も十分じゃなく、彼とラスしかいないチームだった」

    KD:「ラスがいなかったらどれだけ酷いチームだったか考えてみてくれ。遊んでばかりいるようなヤツらと一緒ならKDは優勝できない」


    別のアカウントで送ったつもりが、本アカウントでやり取りをしてしまったそうです。



    ありえない間違いは「裏切り行為」と罵られた、ウォリアーズへの移籍騒動に拍車をかける形となりました。

    一連の騒動に最も怒りを持ったのが

    ラッセル・ウェストブルックです。


    試合の度に小競り合いを起こし、オールスターでは同じチームになったのにもかかわらず、一触即発の空気になったそうです。

    しかし、時間が2人を歩み寄せます。

    一流プレイヤーは一流プレイヤーを知る。


    親友だった2人は親友には戻れないかもしれない。

    でも、

    NBAという世界にいる以上、何が起こるか分からない。

    もしかしたら。。。


    結果だけ見ると、本人達にとってデュラントの移籍は良かったと思います。

    デュラントが移籍した翌シーズンから

    ラス
    前人未到の3年連続平均トリプルダブル達成

    デュラント
    2連覇、2年連続ファイナルMVP



    6. ハーデンと共にロケッツで

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    2019年サンダーは2大エースが存在していました。
    ラッセル・ウェストブルック
    ポール・ジョージ

    しかし、PG13はクリッパーズに移籍してしまいます。

    ※PG13はラスと男の会話をしてラスに了承をとりました。

    サンダーは来シーズンもラスとPG13の2選手を中心と考えていたので、PG13のトレードはサンダーの方針を180°変えます。

    ラスはサンダーの再建と自身のキャリアのために親友のジェームス・ハーデンがいるロケッツに移籍します。

    今シーズン、多くの強力なデュオが結成されましたが、

    ラスとハーデンのデュオは唯一のMVPデュオとなります。

    シーズン序盤、圧倒的破壊力を誇るラスとハーデンのデュオは話題に欠きませんでしたが、弱点もありました。

    ラスとハーデンの共存です。

    ラスがハーデンのわき役に徹する形でシーズンを迎えましたが、ラスがわき役に甘んじているので持ち前の破壊力は半減してしまいます。

    そこで、ロケッツはラスとハーデンの破壊力を最大限に引き出すために大きな賭けにでます。

    超スモールラインナップにする決断をしました。

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    〇超スモールラインナップとは?
    簡単に説明すれば高さに対してスピードで圧倒するということです。

    例:スラムダンクに例えると
    宮城が2人と三井が3人のラインナップ

    こうしてみるとハチャメチャです。

    しかし、理にかなっています。

    3Pシューターが3人とも3Pラインに位置取りするとゴール下ががら空きになります。

    そこにラスとハーデンがドライブで切り込むというシンプルな戦術です。

    しかし、この戦術はデメリットも大きいです。
    デメリットの方が目立つので、どこのチームもここまで思い切ったことができません。

    想像してみて下さい。
    河田弟を三井が止められることができるでしょうか?

    どんなにスピードがあっても圧倒的なパワーを誇る選手を止められません。

    止める方法はボールを持たせないようにすることですが、

    常識的にはまず無理です。


    パワーvsスピード

    圧倒的パワーの前にスピードが勝てるのか?

    もし、ロケッツの超スモールラインナップが勝ればNBAの革命といっていいでしょう。


    7. まとめ

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    今シーズン、ロケッツに移籍してきたラス。

    サンダーではトリプルダブル製造機と言われ、オクラホマシティーの象徴であり英雄となりました。

    毎試合全力でプレイするその姿は多くのファンを魅了します。

    今シーズン、ハーデンとMVPデュオを組みチャンピオンを狙いましたが、本来の力を発揮できずにいました。

    しかし、
    超スモールラインナップになってからはラスは絶好調です。

    NBAの歴史において圧倒的なスピードを武器にしたチームはありましたが、ここまでスピードに振ったチームはありません。

    もし、ロケッツがNBAチャンピオンに輝いたら革命がおこるでしょう。

    ※フォワード、センターが必要ないことになるからです。

    ラスにとっての第1幕「サンダーとラス」はオクラホマの象徴で英雄となり終幕しました。

    第2幕は優勝なのか、その他なのか、運命は超スモールラインナップが握っています。

    最後にラスの圧倒的破壊力をご覧ください。

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    今シーズン、レイカーズに移籍してきたアンソニー・デイビス(AD)

    レブロン・ジェームスと共にレイカーズをウェスタンカンファレンス1位に押し上げました。

    レイカーズに移籍する前に在籍していたペリカンズでは最強の「ビックマン」という称号をえました。

    しかし、「勝者」にはなってません。

    本日は「勝者」になるためにレイカーズに移籍してきたADを見ていきましょう。


    【テーマ】

    レイカーズで「勝者」に
    ~アンソニー・デイビス~


    no title



    目次
    1. レイカーズに

    2. 受賞歴

    3. 背番号#23

    4. 
    最強のビックマン

    5. まゆげ

    6. まとめ



    1. レイカーズに

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    今シーズン、ADがレイカーズに移籍してレイカーズは快進撃を続けています。

    2018-19年度
    37勝45敗 10位

    2019-20年度
    49勝14敗 1位

    今シーズン、あと19試合を残していますが、プレーオフ進出を決め、2位のクリッパーズとは5.5ゲーム差をつけ、首位に位置しています。

    昨シーズン、レブロンがレイカーズに移籍してきて、
    6年ぶりのプレーオフ進出に期待されていました。

    当初、上位に位置していましたが、レブロンの怪我と共にプレーオフ圏外に落ちてしまいます。

    レイカーズ、レブロン共に不本意だったシーズン。

    2019-20シーズンに巻き返すためにレイカーズがペリカンズとトレードをします。

    そして、ADの獲得に成功しました。

    レイカーズ獲得
    ・アンソニー・デイビス

    ペリカンズ獲得
    ・ロンゾ・ボール
    ・ブランドン・イングラム
    ・ジョシュ・ハート
    ・2019年1巡目指名権
    ・1巡目指名権
    ・1巡目指名権

    事実上の6対1のトレードが成立しました。

    それぞれのチームを見ていきましょう。

    レイカーズ
    ・ADは憧れのレブロンと共にプレイ
    ・レブロンとADの強力タッグで西カンファレンス1位を独走

    ペリカンズ
    ・イングラムがオールスター級選手に成長
    ・ロンゾ・ボールも覚醒間近
    ・ザイオン・ウィリアムソンを獲得し、数年後優勝を目指せるチームに

    結果として
    双方、大成功のトレードとなります。


    2. 受賞歴

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    7×NBAオールスターゲーム出場 2014-2020

    ブロック王 2014-2015, 2018

    オールNBAチーム
     3×1stチーム:2015, 2017-2018

    NBAオールディフェンシブチーム
     1stチーム:2018
     2×2ndチーム:2015, 2017

    NBAオールルーキーチーム 1stチーム 2013

    〇基本情報

    愛称: AD、まゆげ

    身長: 208㎝

    体重: 115㎏

    所属チーム 
    ペリカンズ:2012-2019 
    レイカーズ:2019-
         
    ポジション: パワーフォワード、センター

    出身: アメリカ(イリノイ州シカゴ)

    ドラフト: 2012年 1位


    3. 背番号#23


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    ADはNBA選手になる前に2人の背番号#23に憧れを持っていました。

    1人はマイケル・ジョーダン。

    ADの出身はシカゴです。シカゴと言えば、シカゴ・ブルズ

    シカゴ・ブルズと言えば、マイケル・ジョーダンです。

    ADでなくても、シカゴ出身ならジョーダンが身につけていた背番号#23に魅力を感じるでしょう。

    もう1人はレブロン。
    ADが高校生の時、車で11時間かけてレブロンに会いに行ったそうです。

    10数年前ならキャバリアーズで背番号#23でした。

    ADは憧れの背番号#23と同じチームになったのです。

    〇とある日
    レブロンとADが一緒に食事をとったそうです。

    その時レブロンからADに1枚のユニフォームがプレゼントされました。

    最初に背番号#23が見えて、どうして本人のユニフォームをプレゼントされるのか意味が分からなかったそうですが、

    広げてみて絶句しました。
    そこには「JAMES(ジェームス)」ではなく「DAVIS(デイビス)」と書かていたのです。

    ADは噂で聞いていたものの(背番号変更について)、本人からこのような形でプレゼントされたことに感動したそうです。

    しかし、
    背番号の変更期間が過ぎていたため、ナイキからNGが入ります。

    ※ナイキが製造したレブロンの背番号#23ジャージの在庫数の多さに変更が認められなかったそうです。

    さすが、現役ナンバー1の人気選手です。

    来シーズン、デイビス背番号#23が見られるかもしれません。


    レブロンとADの最強デュオをご覧ください。



    4. 最強のビックマン

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    ADは最強のビックマンです。

    ADが最強の理由は
    ・圧倒的な支配力からくる得点力と守備力
    ・ビックマンに似つかわしくないスピード
    ・多彩な攻撃パターンと広いシュートレンジ

    今シーズンのスタッツを見てみましょう。

    26.7得点3.1アシスト9.4リバウンド1.5スティール2.4ブロック FG51.1 3P33.5 FT84.5

    今シーズンのADはMVP候補のトップ5に入り、最優秀守備選手の候補でもあります。

    なぜADがこのような選手になれたかというと、

    高校生までさかのぼります。
    高校入学時、ADの身長は180㎝前半でガードとしてプレイしていました。

    そこから25㎝伸びてセンターを任されることになります。

    他のビックマンにないスピード、ハンドリング、多くの攻撃パターンは

    高校時代から培った全てのポジションの基礎を身につけたADならではのものです。

    漫画スラムダンクの「リアル河田兄」と言われるゆえんです。

    210㎝の選手が
    ガード並みのスキルとスピードも持ち
    センターのパワー
    生まれ持った身体能力

    ADが現役最強のパワーフォワードと言われるのも分かります。

    現在のNBAのパワーフォワードは
    ・剛のヤニス・アデトクンボ(バックス)
    ・柔のアンソニー・デイビス(レイカーズ)

    この2人が支配して、当分間この構図が続くでしょう。


    5. まゆげ

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    ADと言えばその特徴的眉毛(まゆげ)は外せません。

    大学時代自分に何かトレードマークが必要だと考えたADは華族にと相談した結果、

    眉毛にしたそうです。

    その特徴的眉毛をデザインしたTシャツを販売した際、

    予想以上の大反響

    ADは自らの眉毛を商標登録しました。
    「Fear The Brow」(眉毛を恐れよ)と「Raise The Brow」(眉毛を上げろ)

    ※眉毛かどうかは分かりませんが、ADはNBAにおいて恐れられる選手にはなっています。


    6. まとめ

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    今シーズン、レイカーズに移籍してきたアンソニー・デイビス(AD)

    レイカーズに移籍する前に在籍していたペリカンズでは最強の「ビックマン」という称号をえました。

    しかし、「勝者」にはなってません。

    今シーズン、レイカーズはチャンピオンにならなければなりません。

    なぜなら、
    コービーに捧げるためです。

    前回レイカーズが優勝したのはコービーが2連覇を達成した時です。

    ADも「勝者」になるためにレイカーズに来たので勝たなければなりません。

    更には、レイカーズのヤングコアとのトレードが正しかったことも証明しなければなりません。

    レブロンも35歳であと何年全盛期としてプレイできるか分かりません。

    レブロン&ADのデュオはNBA最強クラスです。

    しかし、チームとして最強か?と聞かれたら「YES」と答えられません。

    今シーズンはどのチームが優勝するか本当に分からないのです。

    なんとなくですが、NBAは再開されそうな雰囲気が出てきました。

    絶対勝たなければならないレイカーズ。

    レイカーズに移籍してきたことが正しかったと証明しなければならないAD。

    憧れのレブロンと共にリングを獲りにいく戦いが始まります。

    ADの圧倒的支配力をご覧ください。

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