NBAスポーツ速チャン

NBA好きです。2009年たまたまテレビに映ったコービーの姿に衝撃を受け、レイカーズの試合を中心にみるようになり、ブログを始めました。ただただNBA好きのおじさんです。NBAやBリーグの話題を2chからまとめて紹介しています。

    2020年05月

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    レジー・ミラーは初代ザ・シューターと呼ばれる選手です。

    試合終盤にめっぽう強く、その活躍ぶりは「偉大なシューターで史上最高のクラッチプレイヤー」と呼ばれました。

    トラッシュトーカー(相手選手を挑発する発言)としても有名で、あのマイケル・ジョーダンと乱闘騒動を起こしたことでも有名です。

    ペイサーズひと筋18年、ヒールを演じ続け、ホームでは「ヒーロー」、アウェイでは「悪魔」となり、NBAを盛り上げました。

    本日は偉大なシューターで史上最高のクラッチプレイヤーと呼ばれたレジー・ミラーを見ていきましょう。


    【テーマ】

    偉大なシューターで史上最高のクラッチプレイヤー
    ~レジー・ミラー~


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    目次
    1. ミラータイム

    2. 受賞歴

    3. マイケル・ジョーダンとの乱闘

    4. 生き様


    5. まとめ


    1. ミラータイム

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    奇跡的な逆転劇を何度も披露し、相手に悪夢をお届けする試合終了間際のことを、
    「ミラータイム」と呼ばれました。

    今回は「ミラータイム」の代表的試合を2試合紹介します。
    ・1994年カンファレンス決勝第5戦vsニックス
    ・1995年カンファレンス2回戦第1戦vsニックス

    〇1994年カンファレンス決勝第5戦vsニックス
    第4Q開始前58-70でペイサーズは12点ビハインドでした。

    そして、「ミラータイム」が発動します。

    第4Q開始時お祭り状態だったマディソン・スクエア・ガーデンは徐々に沈黙していきます。

    終わってみれば93-86でペイサーズが見事な逆転を果たします。

    試合終了間際は完全に葬式状態。

    ミラーは5本の3Pシュートを含む25得点を叩き出し、
    ニックスに悪夢をプレゼントしました。



    〇1995年カンファレンス2回戦第1戦vsニックス
    翌年のプレーオフでも両者は対戦します。

    その第1戦またも「ミラータイム」が発動します。

    試合終了18秒前、99-105でニックスが6点リード
    まず、ミラーが3Pシュートを決めます。

    ミラーがニックスのパスをスティール

    ミラーが3Pシュートを決めます。

    ニックスがFTを2本外します。

    ミラーがFT2本を決めます。

    試合終了!!

    ミラーは18秒で8得点を叩き出し、
    ニックスに悪夢を届けました。



    「偉大なシューターで史上最高のクラッチプレイヤー」
    と言われるゆえんをいかんなく発揮した瞬間です。



    2. 受賞歴

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    殿堂入り: 2012

    永久欠番: ペイサーズ#31

    5×NBAオールスターゲーム出場:1990, 1995-1996, 1998, 2000

    フリースロー成功率1位 : 2005

    オールNBAチーム
     3×3rdチーム:1995-1996, 1998

    〇基本情報

    身長: 201㎝

    体重: 88㎏

    所属チーム ペイサーズ:1987-2005
         
    ポジション: シューティングガード

    出身: アメリカ(カリフォルニア州リバーサイド)

    ドラフト: 1987年 11位


    3. マイケル・ジョーダンとの乱闘

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    ミラーはトラッシュトーカーでも有名です。

    ※トラッシュトーク・・・相手を挑発する発言

    もちろん神様ことジョーダンにも容赦なくトラッシュトークを浴びせました。

    ※実はジョーダンもトラッシュトーカーとして有名です。

    とある試合、2人のトラッシュトークは度を過ぎてしまいます。

    そして、神様が切れて大乱闘に発展します。

    ※トラッシュトークの内容が明らかにすることができないほど、陰湿なトーク合戦だったのでしょう。

    神様もまだ若かったが、

    神様を本気で切れさせたのはミラーぐらいでしょう。

    MJ vs REGGIE MILLER (MJ乱闘)

    (出典 Youtube)

    更に。。。
    スポーツには「ホームアドバンテージ」という言葉があります。

    ホーム試合の方がファンの歓声等、アウェイではブーイング等あるので
    普通の選手は
    「ホーム」の方がいいパフォーマンスを発揮しやすい

    と言われていますが、

    ミラーは
    「アウェイ」の方がいいパフォーマンスをします。

    なぜなら。。。
    ブーイングこそがミラーの力の源なのです。

    ミラーは人の神経を逆なでする天才だったので、

    ホームでは「ヒーロー」、アウェイでは「悪魔」

    になりました。

    人の神経を逆なでしてブーイングを起こし、そのブーイングを力に変える、
    ミラーはヒール役としても天才でした。

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    先ほど紹介したミラータイムを発揮した1994年のニックス戦はアウェイゲーム。

    ニックスファンで有名なスパイク・リーと試合中激しいトーク合戦を演じました。

    ※スパイク・リー・・・映画監督

    ミラーは
    スパイク・リーに対して首を絞めるジェスチャーをしたのです。

    そのジェスチャーは「ミラーのプレッシャーにニックスが負けた」という表現になりました。

    観客ともトラッシュトークを演じるミラー

    ぶっ飛んでます。

    ※プライベートでは一緒にCMに出演するほど2人は仲良しです。


    4. 生き様

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    ミラーには他の選手が持ち合わせていない2つのこだわりがありました。
    ・フランチャイズプレイヤー
    ・挑戦者

    〇フランチャイズプレイヤー
    18年間ペイサーズ一筋でプレイしました。

    2000年にペイサーズにとっても、ミラーにとっても初のファイナル進出を果たします。

    しかし、レイカーズに敗れてしまいチームは再建に移行します。

    ペイサーズのフロントはミラーにトレードの打診をしましたが、

    ミラーは一言
    「俺はペイサーズで優勝する」と返したそうです。

    フロントもベテランになったミラーを放出したかったわけでなく、
    引退する前に優勝候補のチームでプレイすることを望むのが普通だったので打診しました。

    1つのチームで全てを全うしたミラーはインディアナの英雄です。


    〇挑戦者
    ミラーがプレイした年代はジョーダンの年代です。

    数多くの挑戦者が神に挑み敗れました。

    ミラーも敗北しましたが、ミラーは他の選手とは違います。

    神様は神様です。

    対戦相手は試合前に心のどこかで負けを受け入れていました。

    しかし。。。
    ミラーは違いました。
    本気で神を倒しにいったのです。

    その証拠にジョーダンが2度の3連覇を果たした際、本当の意味でジョーダンを追い込んだのもミラー率いるペイサーズでした。

    ミラーは闘争心の塊と言われていたジョーダンに並ぶほどの、闘争心を持ち合わせていたのです。

    ジョーダンを追い込んだシリーズの第4戦、劇的な逆転シュートを決めます。

    ※足の状態は悪く、激痛に襲われているにも関わらず体全身で喜びを表現しました。


    5. まとめ

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    レジー・ミラーは試合終盤にはめっぽう強く、その活躍ぶりは「偉大なシューターで史上最高のクラッチプレイヤー」と呼ばれました。

    トラッシュトーカー(相手選手を挑発する発言)としても有名で、あのマイケル・ジョーダンと乱闘騒動を起こしたことでも有名です。

    ペイサーズひと筋18年、ヒールを演じ続け、ホームでは「ヒーロー」、アウェイでは「悪魔」となり、NBAを盛り上げました。

    ミラーの身体能力は決して高くありませんが、持ち前の闘争心とシュートセンスで「ミラータイム」という絶対的なクラッチシューターとして名を轟かせます。

    マイケル・ジョーダンと同じ時代にプレイしたので、1番にはなれませんでしたがシューターとして地位を確立します。

    現在、NBAのゲームプランは3Pシュートを主軸として組み立てられています。

    その礎となった選手、レジ―ミラー。

    トラッシュトークは置いといて。。。

    本物のバスケットボールプレイヤーです。

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    2015年のファイナル。アンドレ・イグダーラはレブロンを抑え込み、肝心な場面でしっかりと仕事をこなしました。

    イグダーラの活躍はファイナルMVPという形で評価されます。

    しかし、プレイオフ開始前にウォリアーズがチャンピオンになることを予想できても、イグダーラがファイナルMVPを受賞するとは誰も思っていなかったでしょう。

    なぜなら、レギュラーシーズンで1試合も先発出場していないからです。

    本日は、必殺仕事人のアンドレ・イグダーラを見ていきましょう。


    【テーマ】

    NBA界の必殺仕事人

    ~アンドレ・イグダーラ~


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    目次
    1. 2015年ファイナルMVP

    2. 受賞歴

    3. 必殺仕事人の役目

    4. 投資家


    5. ヒートへの移籍

    6. まとめ


    1. 2015年ファイナルMVP

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    2015年のファイナルはウォリアーズvsキャバリアーズで、ウォリアーズがチャンピオンに輝きました。

    そして、
    ファイナルMVPにはアンドレ・イグダーラが選ばれます。

    シリーズ平均
    16.3得点4.0アシスト5.8リバウンド

    平均得点はファイナルMVP受賞選手の中で史上3番目に低い数字でした。

    更には史上初の
    レギュラーシーズン1試合も先発出場しないで獲得した最初の選手となります。

    ※ファイナルの第4戦目からは先発出場を果たします。

    イグダーラがMVPを獲得できたのはレブロンを抑えたからと言われていますが、それだけではありません。
    ・レブロンを抑えた
    ・圧倒的なリーダーシップ
    ・重要な場面で得点を決めた

    ファイナルMVPがイグダーラというアナウンスあと、会場は割れんばかりの喝さいに包まれます。

    誰もがイグダーラが受賞するべきだと思っていたのです。

    ※低スタッツでの獲得はチーム全員で獲得した証でもあります。

    2015年のファイナルMVPを獲得したイグダーラは
    シクサーズのエースとして活躍していた時よりも、
    選手として最高に評価が上がった瞬間になりました。


    2. 受賞歴

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    3×NBAチャンピオン:2015, 2017-2018

    NBAファイナルMVP:2015

    NBAオールスターゲーム出場:2012

    NBAオールディフェンシブチーム
     1stチーム:2014
     2ndチーム:2011

    NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2005

    〇基本情報

    身長: 198㎝

    体重: 94㎏

    所属チーム
    シクサーズ:2004-2012
    ナゲッツ:2012-2013
    ウォリアーズ:2013-2019
    グリズリーズ:2019
    ヒート:2019-
         
    ポジション: シューティングガード、スモールフォワード

    出身: アメリカ(イリノイ州スプリングフィールド)

    ドラフト: 2004年 9位


    3. 必殺仕事人の役目

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    2004年にシクサーズに入団したイグダーラ。

    シクサーズにはスーパースターのアレン・アイバーソンがいました。

    イグダーラはシクサーズの2番目のスコアラーとして活躍します。

    しかし、アイバーソンが移籍してしまいます。

    イグダーラは繰り上げという形でシクサーズのエースの座につきますが、

    アイバーソンという光が強すぎて、ファンにも関係者にも認められず、

    8年間在籍したシクサーズからあっさりと放出されてしまいました。

    ナゲッツで1シーズン過ごしウォリアーズに移籍します。

    ウォリアーズの2年目にはスティーブ・カーHCが就任し、イグダーラはシックスマンに転向しました。

    キャリアとして先発を外されたらモチベーションは下がりますが、イグダーラはそれを受け入れます。

    そして、イグダーラの評価が上がっていきます。

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    もともと、
    「とてもいい選手であるが、スターではない」

    と言われていましたが、ネガティブな意味でした。

    ウォリアーズは、
    ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン

    の若きBIG3がNBAに新たな風を起こします。

    イグダーラはスター選手になる必要がなくなります。

    ベンチスタートとして、3人がより輝くように働くだけで良かったのです。

    1歩引いたところで、チームを支えるポジションに落ち着いたイグダーラは、本領を発揮していきます。

    若きBIG3がコート上で暴れまわり、イグダーラは完璧なサポートをする。

    「とてもいい選手であるが、スターではない」

    をポジティブな言葉に変えました。

    謙虚な性格とチームを第一と考えた姿勢で、評価を一変させたイグダーラは間違いなく

    必殺仕事人です。


    4. 投資家

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    イグダーラのプロフィール欄には
    ベンチャーキャピタリスト兼NBA選手

    と書かれています。

    ビックリすることに
    世界中のバスケ少年たちが目指すNBA選手にも関わらず、NBA選手よりもベンチャーキャピリストが先に来ているのです。

    Coral Capital フューチャーベンチャーキャピタル iSGSインベストメントワークス コーポレート・ベンチャーキャピタル・ジャパン(CVC JAPAN) ベンチャーラボインベストメント GPJベンチャーキャピタル ^ CVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)についての基礎知識 - CVC
    11キロバイト (1,315 語) - 2020年5月9日 (土) 04:11

    イグダーラにとってNBA選手は数多くのビジネスの1つに過ぎないらしいです。

    ※どう表現するのは自由ですが、現役選手である以上NBAを目指すバスケ少年のためにNBA選手をまず先に名乗ってほしいですが。。。

    それは置いといて。。。

    NBAだけでなく北米スポーツ選手の投資ブームに火をつけた張本人です。

    ナゲッツからFAとなった際、他にも高額なオファーがあったのにも関わらず格安なウォリアーズと契約した理由に、
    シリコンバレーのテック・ベンチャーキャピタル業界にアクセスできるという理由がありました。

    イグダーラがウォリアーズに加入後のロッカールームは、いつも投資の話で盛り上がっていたそうです。

    更に。。。
    後進育成にも熱心で知られるイグダーラはカリーと共に「テクノロジーサミット」をサンフランシスコで開催しました。

    そこには、多くの他競技のアスリートや女性アスリートを集まったそうです。


    5. ヒートへの移籍

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    2020年2月、ヒートに移籍したイグダーラ。

    優勝候補のチームに移籍を望んでいたのでヒート?となったことを覚えています。

    てっきり
    ・レイカーズ
    ・クリッパーズ
    ・ロケッツ

    あたりだと思っていました。

    しかし、よく考えてみれば面白いチームでもあります。

    今シーズンのヒートはジミー・バトラーがチームをけん引し、
    バム・アデバヨをはじめとした若手たちが躍動しています。

    私はこの記事を書きながら思いました。

    2014-15シーズンのウォリアーズに似ていると。。。

    〇ヒートのスタータ(2020年3月現在)
    PG :ケンドリック・ナン(ルーキー)
    SG :ダンカン・ロビンソン(2年目)
    SF :ジミー・バトラー(9年目)
    PF :デリック・ジョーンズJr(4年目)
    C  :バム・アデバヨ(3年目)

    〇ウォリアーズのスタータ(2015年ファイナル)
    PG :ステフィン・カリー(6年目)
    SG :クレイ・トンプソン(4年目)
    SF :ハリソン・バーンズ(3年目)
    PF :ドレイモンド・グリーン(3年目)
    C  :アンドリュー・ボーガット(10年目)

    似ていませんか?

    イグダーラはあの時の再現をしようとしているのかもしれません。

    圧倒的なリーダーシップを持った男:
    ジミー・バトラー

    3回の優勝を知る男:
    アンドレ・イグダーラ

    ヒートは私たちが思っている以上に強いチームになってプレイオフを迎えるかもしれません。


    6. まとめ

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    2015年のファイナル。アンドレ・イグダーラはレブロンを抑え込み、肝心な場面でしっかりと仕事をこなしました。

    イグダーラの活躍はファイナルMVPという形で評価されます。

    肝心な試合、肝心な場面でめっぽう強いイグダーラ。

    懸念点は36歳になったことですが、そこまで問題はなさそうです。

    2019-20シーズン初戦となった2月の試合は、8ヵ月ぶりの実戦。
    当初15分程度出場予定でしたが、23分間出場しました。

    更にはこの中断期間もイグダーラには好転するでしょう。

    再開される前に、何週間はチーム練習が行われます。

    ケミストリーの構築にこれほど打って付けな場面はありません。

    優勝を狙える強豪チームを望んだイグダーラ。

    そのイグダーラが選んだチームがヒート。

    2015年のようにチャンピオンに導くことができるのか、どうなのか目が離せません。

    2015年ファイナル、必殺仕事人の活躍ぶりをご覧ください。

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    現役屈指の3Pシューターのクレイ・トンプソン。

    ステフィン・カリーと共にスプラッシュブラザーズと呼ばれ、ウォリアーズ王朝を支えました。

    ゾーンに入ったら止める術がなく、1Q、1試合の記録を数多く保持しています。

    昨シーズンのファイナルで全治1年の怪我を負い、ウォリアーズは最下位に位置しているため「王朝は終わった」と言われています。

    現在トンプソンは「間違っていることを証明する」ためにリハビリに励み来シーズンに備えています。

    本日は来シーズン完全復帰を期待されているクレイ・トンプソンを見ていきましょう。


    【テーマ】

    伝説の記録、第3Qに37得点を叩き出した男

    ~クレイ・トンプソン~


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    目次
    1. 第3Qに37得点

    2. 受賞歴

    3. スプラッシュブラザーズ


    4. NBA記録

    5. コービー、チェンバレン越え

    6. まとめ


    1. 第3Qに37得点

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    2015年1月に行われたウォリアーズvsキングス戦の第3Qに

    37得点のNBA新記録を樹立しました。

    ※もちろん未だに破られてはいません。

    第3Qに放った13本のシュートは全て成功
    FG13-13 3P9-9 FT2-2

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    トンプソンは第3Q開始からNBA記録を狙いにはいってません。

    得点の時間を確認してみましょう
    9:45 2Pシュート(2)

    8:22 3Pシュート(5)

    7:15 3Pシュート(8)

    6:05 2Pシュート(10)

    5:32 3Pシュート(13)

    4:58 3Pシュート(16)

    4:20 3Pシュート(19)

    3:04 3Pシュート(22)

    2:30 2Pシュート(24)

    2:07 3Pシュート(27)

    1:37 2Pシュート(29)

    1:07 3Pシュート(32)

    0:35 3Pシュート(35)

    0:04 2FT(37)

    ご覧の通り、最初から狙いにいっていないのが分かります。

    途中からゾーンに入ったのです。

    1Q(12分)で37得点と言われていますが、
    10分で37得点を叩き出したのです。
    6分で27得点を叩き出したのです。

    トンプソンは試合後、
    「クレージーな試合だった。自分でも何が起こったのかわからない。誰もが歴史に名を残すようなスコアラー、選手になりたいと夢見るもの。信じられないけれど、現実のものとなったよ」

    とコメントしました。

    この日、トンプソンは歴史に名を残しました。

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    ちなみに。。。
    これまでの記録は33得点です。
    ・2008年 カーメロ・アンソニー
    ・1978年 ジョージ・ガービン

    この試合もう1つNBA記録を達成しています。
    1Qにおける3Pシュート成功数 9本

    2015年1月23日クレイ・トンプソンは
    1Qにおける最多得点、最多3Pシュート成功数
    を達成したのです。



    2. 受賞歴

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    3×NBAチャンピオン:2015, 2017-2018

    5×NBAオールスターゲーム出場 : 2015-2019

    オールNBAチーム
     2×3rdチーム:2015-2016

    NBAオールディフェンシブチーム
     2ndチーム : 2019

    NBAスリーポイント・シュートアウトコンテスト優勝:2016

    NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2012

    〇基本情報

    身長: 198㎝

    体重: 97㎏

    所属チーム: ウォリアーズ2011-
         
    ポジション: シューティングガード

    出身: アメリカ(カリフォルニア州ロサンゼルス)

    ドラフト: 2011年 11位


    3. スプラッシュブラザーズ

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    スプラッシュブラザーズとは
    ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンのコンビです。

    ボールが水面に落ちた時に上がる水しぶきのように、ゴールネットが何回も跳ね上がるので「スプラッシュ・ブラザーズ」と呼ばれるようになりました。

    ※スプラッシュは「大成功する」という意味もあります。

    カリーとトンプソンの2人が揃って活躍した2012年12月21日ボブキャッツ(現:ホーネッツ)戦の試合中に、チームスタッフが"#SplashBrothers"というハッシュタグを使ってツイートを行ったのが始まりです。

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    〇それぞれのNBA記録を見てみましょう。

    ステフィン・カリー
    ・シーズン3P成功数 402
    ・3P成功連続試合数 157
    ・プレーオフ3P成功連続試合数 112
    ・1シーズンプレーオフ3P成功数 98 クレイ・トンプソンとたい
    ※歴代3Pシュート成功数 2495本 3位

    クレイ・トンプソン
    ・1Q最多得点 37得点
    ・1Q3Pシュート成功数 9本
    ・プレーオフ1試合3Pシュート成功数 11本
    ・1シーズンプレーオフ3P成功数 98 ステフィン・カリーとたい
    ・1試合3Pシュート成功数 14本
    ※歴代3Pシュート成功数 1798本 18位
    ※シーズン3P成功数 276 4位

    ちなみに。。。
    カリー、トンプソン共に父親がNBA選手です

    ステフィン・カリー
    ・デル・カリーは1994年に6thマン賞を獲得しています。幼少期からカリーをチームベンチに連れていき熱心に説明するなど、英才教育を行っていました。
    ・カリーがルーキーシーズンには1週間に2回は連絡を取り合い問題点を修正するサポートも。
    ・2014年には家族そろってシューティングスターズに登場。
    ・弟のセス・カリーはダラス・マーベリックスに所属

    クレイ・トンプソン
    ・マイカル・トンプソンは1978年にドラフト1位指名されています。
    ・2度のNBAチャンピオンに輝きました。
    ・マジック・ジョンソンやカリーム・アドゥブルジャバーと共にレイカーズでプレー
    ・兄はNBAプレイヤー、弟はMLBロサンゼルス・ドジャースに所属しています。

    カリー、トンプソン共に素晴らしい血統の持ち主です。


    4. NBA記録

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    1Qにおける最多得点、最多3Pシュート成功数の他にも特筆すべき試合がいくつかありますが、

    今回は2試合紹介します。
    ・1試合における3Pシュート成功数最多記録
    ・29分で60得点


    〇1試合における3Pシュート成功数最多記録
    2018年10月29日のブルズ戦。

    1試合における3Pシュート成功数最多記録を塗り替えます。

    1試合で14本の3Pシュート成功

    ※前半だけで10本の3Pシュート成功も最多記録になります。

    それまでの記録は13本でカリーが保持していましたが、
    試合中にカリー本人に「記録を狙え」と言われたそうです。

    素敵なコンビですね。

    まだあります。

    この試合は開幕から8試合目でした。

    開幕から7試合を終えてトンプソンは3Pシュート成功数5本と絶不調でした。
    メディアからもバッシングを受けていましたが、

    黙らせました。

    さすが、トンプソン。

    黙らせる方法がカッコよすぎます。



    〇29分で60得点
    2016年12月5日のペイサーズ戦

    ショットクロックが導入された1954年以降、30分以内での最多得点記録となっています。

    ウィルト・チェンバレン(100得点)
    コービー・ブライアント(81得点)

    は残り20分から伝説が始まったので、最初の30分はトンプソンが勝りました。

    〇この試合は他にも面白いデータがあります。
    ・ボールに触れた回数52回
    ・ボール保持時間90秒
    ・ドリブル回数11回

    90秒で60得点を叩き出すということは、ボールをもらう前に勝負をつけているということです。

    相手ディフェンスを自ら(チーム連携)で崩し、パスをもらう。

    パスをもらった(パスを出した)時点で勝負あり。

    キャッチ&シュートで決めてしまうのです。



    クレイ・トンプソンは
    歴代屈指のキャッチ&シュートの天才ということが分かります。


    5. コービー、チェンバレン越え

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    NBAの記録の中で越えられないが、越える瞬間を見てみたい記録があります。

    それは、1試合の得点です。

    1位 100得点 ウィルト・チェンバレン
    2位 81得点 コービー・ブライアント

    私は現役選手の中で越える可能性を秘めた選手は
    現役最高の70得点を達成した
    デビン・ブッカー

    2010年代の得点王
    ジェームス・ハーデン

    2010年代平均得点トップ
    ケビン・デュラント

    等候補はいますが、

    私はクレイ・トンプソンが筆頭だと思います。


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    先ほどの29分で60得点の試合を見てみましょう。
    29分 60得点 クレイ・トンプソン
    41分 81得点 コービー・ブライアント

    1分当たりの得点を比べると
    2.07得点 トンプソン
    1.98得点 コービー

    トンプソンはコービーが81得点を叩き出した試合よりもハイペースで得点を重ねたのです。

    この試合後、コービーの81得点を超えることができたかという質問に、
    「コービーと並べて語られるだけでも光栄に思う。彼の記録を破っていたかどうかはわからない。あれはアンタッチャブルな記録に思えるけれど、でも、自分のできることに限界を作りたくはない」

    とコメントしました。

    私はひそかに狙っているんじゃないかと思っています。

    他にも記録破る可能性について
    ・3Pシュートが得意
    ・圧倒的な爆発力
    ・キャッチ&シュートが得意

    〇3Pシュートが得意
    簡単な算数ですが、
    2Pシュート 50本
    3Pシュート 34本

    で達成が可能です。

    シュート本数が少ない方が時間に余裕が出てきます。

    〇圧倒的な爆発力
    ・第1Qで37得点
    ・10連続3Pシュート成功
    ・30分未満で60得点を達成

    上記の記録はトンプソンの爆発力を示しています。

    〇キャッチ&シュートが得意
    60得点試合の時もそうですが

    ・ボールに触れた回数52回
    ・ボール保持時間90秒
    ・ドリブル回数11回

    オフボールの時間が長いということは、得点に意識する時間が長くとれるということです。

    以上のことから
    コービーの81得点、更にはチェンバレンの100得点を超えるのはトンプソンしかいないと思います。


    6. まとめ

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    ステフィン・カリーと共にスプラッシュブラザーズと呼ばれ、ウォリアーズ王朝を支えました。

    昨シーズンのファイナルで全治1年の怪我を負い、ウォリアーズは最下位に位置しているため「王朝は終わった」と言われています。

    現在トンプソンは「間違っていることを証明する」ためにリハビリに励み来シーズンに備えています。

    先日のインタビューで、
    「『王朝はおしまい。あのチームは素晴らしい時代を築いた』と言われるたびに頭にくるし、周りが間違っていることを証明したくなる。この気持ちが僕を燃えさせてくれる」

    とコメントしました。

    昨シーズンまで、カリーやデュラントのわき役に徹していたトンプソン。

    来シーズンはスプラッシュブラザーズとしてわき役に徹している場合ではありません。

    内なる闘志を燃やし続け、
    来シーズンコートに立った時完全復活ののろしと共にトンプソンの爆発的活躍に期待します。

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    先日、コロナウィルスで母を亡くしたカール・アンソニー・タウンズ(KAT)

    ご冥福をお祈りいたします。

    KATはセンターとして現役屈指の破壊力を持っていますが、ディフェンス力の改善が必要と言われています。

    もし、ディフェンス力が備われば現役のみならず歴代でも屈指のセンターになれるかもしれません。

    本日は現役屈指の破壊力を持つKATを見ていきましょう。


    【テーマ】

    母の死を乗り越えて~カール・アンソニー・タウンズ~


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    目次
    1. 母の死

    2. 受賞歴

    3. 乱闘


    4. ディアンジェロ・ラッセル

    5. まとめ


    1. 母の死

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    2020年4月14日(日本時間)KATの母親が新型コロナウイルスの合併症で亡くなりました。


    KATは母に対して
    「妻であり、母親であり、娘であり、祖母であり、姉妹であり、おばであり、友人でした。タウンズ家の尊い女性で、素晴らしい力の源でした。会う人すべてを感動させる、とても他人を気遣う、非常に愛すべき人物でした。彼女の情熱は明らかで、そのエネルギーは決して代えられるものではありません」

    とコメントしました。

    3月25日(日本時間)には母親がこん睡状態になったことと注意を呼びかけました。



    つらい状態にある中、注意を呼び掛けるKATは
    「この病気に我々は勝てる。でも、とても大変な状況であることを全員が理解し、出来る限りの予防策を取ることが大切だ」

    とコメントしました。

    家族、友人、医療スタッフ、関係者の頑張りもありながらもKATの母親は亡くなりました。

    皮肉なことにNBAのトップ選手がいくら大金をつぎ込んでも、58歳でも亡くなる場合があるという衝撃がアメリカ(世界中)に広がり、KATの願いが叶います。

    2020年5月21日現在(世界で)
    感染者数5,100,000人 死者数333,000人

    日本でも著名人が亡くなっています。
    世界中で悲鳴が上がっています。

    これ以上、悲しいニュースが流れないことを願います。


    2. 受賞歴

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    2×NBAオールスターゲーム出場 : 2018, 2019

    オールNBAチーム
     3rdチーム : 2018

    新人王 : 2016

    NBAスキルチャレンジ優勝:2016

    〇基本情報

    愛称: KAT

    身長: 213㎝

    体重: 112㎏

    所属チーム: ウルブス 2015-
         
    ポジション: センター

    出身: アメリカ(ニュージャージー州ピスカタウェイ)

    ドラフト: 2015年 1位


    3. 乱闘

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    2019年10月31日(日本時間)ウルブスvsシクサーズ戦

    試合結果は95-117でウルブスが完敗する形となりました。

    しかし、一番のハイライトシーンは第3Q残り6:40に起こります。
    ジョエル・エンビードがKATにターンオーバーを仕掛け成功した後、2人の腕が絡まってしまいます。

    エンビードがタウンズを押すと、KATは殴り掛かり乱闘に発展しました。

    大型センター同士の乱闘を止める術はなく両軍が入り乱れます。

    ビデオ判定の結果、両者とも退場処分を受けています。


    両者の抗争は今に始まったわけでなく、2年前にさかのぼります。
    2017年の12月、エンビードがインスタグラムで仕掛けました。
    「ユーロステップのように我々はミネソタを交わし、昨夜“cat”の上昇を食い止めた」

    cat=KAT KATを皮肉った言い方

    すかさずKATが、
    「そのキャプションは、お前の写真のクオリティー並みにゴミみたいだな」

    するとエンビードが、
    「お前のディフェンスよりは良いクオリティーだろ」

    とSNSで舌戦を繰り広げました。

    もともと、エンビードは挑発するのが上手だと言われており、KATをCATに例えるあたりが嫌らしい男でもあります。

    現役最強のセンターを争う2人(ここにニコラ・ヨキッチを含めた3人の争い)
    エンビードとKATはプレイスタイルも似ていることからよく比較されています。

    しかし、エンビードが1歩リードしています。

    チームとしても個人としても1歩リードしているエンビードですがこのままKATが終わるわけがありません。

    現役最強センターの争いはまだ始まったばかりです。

    これからも2人の対決から目が離せません。


    乱闘じたいが減ってきているNBA。闘争心をむき出しにした戦い嫌いではありません。


    4. ディアンジェロ・ラッセル

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    ミネソタの空港に1人の男が降り立ちました。

    その男はディアンジェロ・ラッセルです。

    空港には何十人ものウルブスのスタッフがいました。その中の1人に

    KATがいました。

    ラッセルとKATは高校時代からの親友と言われています。


    今シーズン、ウルブスは14位という下位に位置していました。

    ウルブスはKATとラッセルを中心としたチーム作りに移行しました。

    KATの圧倒的な破壊力を生かすために、
    KATの意図を理解できて的確なパスを出せる選手が必要となりました。

    その打って付けの選手がディアンジェロ・ラッセルです。

    ラッセルはパスだけでなくアウトサイドのシュートも得意です。

    以前のウルブスはアウトサイドシュートが得意な選手はいませんでした。

    一番良かったのはKATです。

    更に、
    インサイドに選手が集中しKATの持ち味は発揮しにくい環境にありましたが、トレードによりアウトサイドシュートが得意な選手を獲得しました。

    なので、
    ストックトンとマローンのようなピック&ロールを主体とした攻撃に状況に応じてアウトサイドにパスを出す展開になると思われます。

    大親友のKATとラッセル

    今シーズンは14位に沈んでいるので、いろいろと試すシーズンになると思います。

    ドラフトや補強でチームを強化し、来シーズンこそKATとラッセルが暴れまわる姿が見てみたいです。


    5. まとめ


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    先日、コロナウィルスで母を亡くしたカール・アンソニー・タウンズ。

    ご冥福をお祈りいたします。

    今シーズンKATとウィギンスでチームを作り上げてきましたが失敗しました。

    ウルブスはラッセルを獲得し、もう一度チームを作り直す決断をします。


    KAT&ウィギンスより、KAT&ラッセルの方がうまくいくと思いますが、根本的なところを変えていかない限りウルブスの浮上はないと思っています。

    〇課題

    ・ディフェンスの意識
    ・リーダーシップ


    もし、

    KATとラッセルのディフェンスの意識が変わり、2人にリーダーシップが備わったら本当の意味で最強のコンビになれると思います。


    KATとラッセルは往年のストックトンとマローンになれる素質はあると思います。


    KATとラッセルが本気でバスケットに取り組み

    意識改革をして

    リーダーシップを発揮すれば

    ウルブスは生まれ変わります。

    ウルブスの将来を託されたKATとラッセル
    期待しています。


    最後に。。。

    私も高校の時に母を亡くしました。

    その時とは全く状況は違いますが、KATには乗り越えてほしいと思います。

    KATの試合を毎回見に来ていました。
    KATが一番輝く場所を見に来ていたのです。


    NBAが再開されKATが以前のように輝く姿を待ってます。


    最後に今シーズンのKATの破壊力をご覧ください。


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    PG13の愛称でおなじみのポール・ジョージ。

    今シーズンカワイ・レナードと共にロサンゼルス・クリッパーズに移籍してきました。

    昨シーズンMVPの最終選考に残った男と、ファイナルMVPを獲得した現役屈指の2ウェイプレイヤーの2人が同一チームに移籍してきたので、優勝候補筆頭にまで躍り出ました。

    しかし、PG13はカワイと一緒にプレイするために、優勝するためだけにクリッパーズに移籍してきたわけではありません。

    本日はクリッパーズ躍進の鍵、ポール・ジョージを見ていきましょう。


    【テーマ】

    クリッパーズ躍進の鍵~ポール・ジョージ~


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    目次
    1. クリッパーズへ

    2. 受賞歴

    3. 2018-19シーズン


    4. コービー・ブライアントとPG13

    5. レイカーズvsクリッパーズ

    6. 
    まとめ


    1. クリッパーズに

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    2019年7月、NBAに衝撃が走りました。

    昨シーズンMVPの最終選考に残った男と、ファイナルMVPを獲得した現役屈指の2ウェイプレイヤーの2人が同一チームに移籍してきたのです。

    カワイ・レナードとポール・ジョージのデュオは
    ・レイカーズ
    レブロン・ジェームス、アンソニー・デイビス

    ・ロケッツ
    ジェームス・ハーデン、ラッセル・ウェストブルック

    ・ネッツ
    ケビン・デュラント、カイリー・アービング

    と同様に話題をかっさらいました。

    更に昨シーズンクリッパーズを支えたルー・ウィリアムズ、モントレズ・ハレル、パトリック・ベバリーが健在し、リーグ屈指のディフェンスチームが完成しました。

    〇PG13がロサンゼルスに返ってきた理由
    PG13が幼いころ母親が脳卒中に侵されました。

    その影響で長時間の移動が不可能となってしまいます。
    ペイサーズ、サンダーに在籍時、
    年に数試合

    クリッパーズ在籍の場合
    年に45試合

    PG13の母はより多くの試合を見に行くことが可能になりました。

    PG13は、
    「父も母も、自分が幼いころから毎試合見に来てくれた。本当にサポートしてくれたんだ。自分のキャリアを考えた時に、今度は自分の両親に恩返しする番だ。
    両親が多くの試合を観戦できるのは特別な事」

    と話しています。


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    開幕当初、優勝候補筆頭と呼ばれていましたが、

    カワイを休ませたり、PG13は怪我のなかチームは2位に位置しています。

    今シーズンが始まっても補強を断行し、中断前にはリーグ最高級のロースターが完成しました。

    リーグ屈指のビックマン相手には不安な点もありますが、それを補う戦力が魅力です。

    プレイオフに入れば、レイカーズと並んで優勝候補として見られるでしょう。

    今シーズン怪我明けで、本領を発揮しきれないPG13にとってはいい中断期間となったはずです。

    シーズン再開されれば、昨シーズンMVP候補に上がった爆発力を見せてくれるでしょう。

    PG13に本来のプレイが戻れば、
    クリッパーズにとっても、PG13にとっても初の優勝が見えてきます。


    2. 受賞歴

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    6×NBAオールスターゲーム出場 : 2013-2014, 2016-2019

    スティール王 : 2019

    オールNBAチーム
     1stチーム:2019
     4×3rdチーム : 2013-2014, 2016, 2018

    NBAオールディフェンシブチーム
     2×1stチーム : 2014, 2019
     2×2ndチーム : 2013, 2016

    MIP : 2013

    〇基本情報

    愛称: PG13

    身長: 206㎝

    体重: 100㎏

    所属チーム: 
    ペイサーズ 2010-2017
    サンダー 2017-2019
    クリッパーズ 2019-
         
    ポジション: スモールフォワード、シューティングガード

    出身: アメリカ(カリフォルニア州パームデール)

    ドラフト: 2010年 10位


    3. 2018-19シーズン

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    2018-19シーズン開幕前、PG13はレイカーズに移籍するだろうと言われていました。

    ウェストブルックが開催したパーティー会場でサプライズゲストとして現れたPG13は、盟友ウェストブルックの隣でマイクを握り「ここに残る」と表明しました。

    この発言は「サプライズ」と捉えられていますが、PG13とすれば当然の選択だったそうです。

    サンダーの残留理由として
    「自分にとって正しいと思う方を選んだ。チームは僕を歓迎してくれた。球団にも、僕が抱いている興奮と同じ感情を経験してもらいたい。特別な何か、自分が作り上げたと感じられる一員になりたい。オクラホマでなら、それを築くことができる。そして、僕はこのチームで優勝できると思っている」

    とコメントしました。

    盟友ウェストブルックと共に優勝を目指したPG13にとってのNBA10シーズン目はキャリア最高の成績を残します。

    3Pシュートをリーグ3位の記録となる292本を成功させ、NBAの歴史上でも第5位の好成績を叩き出しました。キャリア最高の平均28.0得点を記録し、得点ランキングも2位に位置します。

    ディフェンス面においても、相手チームのエースとマッチアップするだけでなく、スティールをバンバン決め初のスティール王、NBAディフェンスチームにも輝きます。

    オフェンスでもディフェンスでもフル稼働してMVP候補になりました。

    ※MVPはヤニス・アデトクンボに、2位がジェームス・ハーデン、3位にPG13が選ばれました。

    クリッパーズへの移籍を決めた際にも、ウェストブルックとは男同士の話をして
    判断を尊重してくれたそうです。

    ※PG13がクリッパーズに行く決断をした後、ウェストブルックもロケッツに行く決断をします。


    4. コービー・ブライアントとPG13

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    PG13は憧れのコービーの背番号#24を高校の時から着用し、ペイサーズ入団後も着けていました。

    ヘリコプター事故で亡くなったコービーについて
    「コービーは俺たちのMJであり、ヒーロー。俺たちのG.O.A.T.だったんだ。俺はコービーがいたからこそ、バスケットボールをプレーし始めたんだ」

    とコメントしました。

    カリフォルニア州南部出身のPG13にとってコービーは特別な存在でした。

    幼いころコービーの試合を家族で見て、コービーの真似をした日々。
    PG13にとってコービーはアイドルでヒーローだったのです。

    コービーの死後、多くの選手が背番号#8#24を返上しています。

    しかし、PG13の発想は逆でした。

    コービーの功績を称えるために背番号#24に変更することを示唆したそうです。

    来シーズン背番号#24のPG13が見られるのかもしれません。

    〇背番号を#24から#13に変えた理由
    NBA入団時背番号は#24です。

    もちろんコービーへの憧れから着用していました。

    PG13が飛躍的な進歩を遂げNBAを代表する選手に成長した際に「彼のパフォーマンスはR指定をする必要があるね」と映画用語を交えて解説されました。

    〇RG13とは
    映画業界で言う「13歳以下の視聴は保護者の同意が必要」という意味

    映画用語の「PG13」とポール・ジョージの頭文字「P」と「G」をかけてPG13と言われました。

    本人自身もそのアイデアを気に入っていたので背番号を#13に変更します。


    5. レイカーズvsクリッパーズ

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    今シーズン、ロサンゼルスはレイカーズとクリッパーズで大盛り上がりでした。

    しかし、NBAは中断してアメリカじたいも疲弊しています。

    この状況を打破できるのはレイカーズとクリッパーズしかないと思います。

    カンファレンス決勝
    ロサンゼルス・レイカーズ vs ロサンジェルス・クリッパーズ

    になったら素敵だと思いませんか?

    更にはコービーの死がありました。
    誰も口にはしませんが、レイカーズは優勝しかありません。

    コービーに捧げる優勝。

    レイカーズはいつにも増して本気で獲りに来るでしょう。

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    対するクリッパーズはPG13にレナードがいます。

    2人にとってもコービーはヒーローです。
    (カワイ、PG13共にカリフォルニア州南部出身)

    コービーは

    レイカーズのコービーでもありますが、

    ロサンゼルスのコービーでもあります。


    ロサンゼルス・レイカーズvsロサンゼルス・クリッパーズ

    様々な思いが交錯する試合。

    満員のステイプルズ・センターでお願いします。



    6. まとめ

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    今シーズンカワイ・レナードと共にロサンゼルス・クリッパーズに移籍してきたPG13。

    昨シーズンMVPの最終選考に残った男と、ファイナルMVPを獲得した現役屈指の2ウェイプレイヤーの2人が同一チームに移籍してきたので、優勝候補筆頭にまで躍り出ました。

    しかし、PG13はカワイと一緒にプレイするために、優勝するためだけにクリッパーズに移籍してきたわけではありません。

    家族(母)に多くの試合を見にきてほしくて、ロサンゼルスに返ってきたPG13。

    PG13にとってクリッパーズ1年目はどうなるか分かりません。

    シーズンが再開されれば、クリッパーズは優勝候補筆頭です。

    現在2位ですが、一番戦力が整っているのはクリッパーズです。

    カワイを中心としてまとまってきたクリッパーズ。

    そして、
    PG13は昨年のパフォーマンスを披露できていませんが、これから調子を上げていくでしょう。

    母のためにロサンゼルスに戻ってきたPG13。

    素敵な話の終着は優勝しかありません。

    母のためにロサンゼルスに帰ってきたPG13のプレイをご覧下さい。

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