NBAスポーツ速チャン

NBA好きです。2009年たまたまテレビに映ったコービーの姿に衝撃を受け、レイカーズの試合を中心にみるようになり、ブログを始めました。ただただNBA好きのおじさんです。NBAやBリーグの話題を2chからまとめて紹介しています。

    2020年05月

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    CP3の愛称で親しまれているクリス・ポール。

    昨年ロケッツのラッセル・ウェストブルックとのトレードでサンダーに移籍してきました。

    チームを解体して再建し、2,3年後勝負をかけると思われていたサンダー。

    しかし、CP3は持ち前のリーダーシップでサンダーをプレイオフ進出圏内に押し上げました。

    本日はチーム再建の神、クリス・ポールを見ていきましょう。


    【テーマ】

    チーム再建の神~クリス・ポール~


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    目次
    1. ロケッツからサンダーに

    2. 受賞歴

    3. 選手会長として


    4. チーム再建の神CP3

    5. 家族想い

    6. まとめ


    1. ロケッツからサンダーに

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    2019年のオフ衝撃的なトレードが次々と行われました。

    その中でも話題になったことは
    クリッパーズにカワイ・レナードとポール・ジョージ
    ネッツにケビン・デュラントとカイリー・アービング
    ロケッツにラッセル・ウェストブルック

    その中でもラッセル・ウェストブルックとトレードされたCP3は犠牲者として見られています

    当時のCP3も
    「トレードはショックだった。正直に言ってほしかったんだ。僕はトレードの2、3日前にダリル・モーリーGMと話して、彼は『君をトレードするつもりはない』と言っていたんだ。でもトレードは実現してしまったのさ」

    とコメントしているように失意のどん底だったのかもしれません。

    サンダーのサム・プレスティGMも
    「ポールは突然のトレードに驚いていた。だから、まずは信頼関係を築くことだと考えた。彼の代理人とも協力しながら彼がサンダーの現状に対してどう感じているか確かめた」

    と話しています。

    サンダーは再建に舵を切り、ラッセル・ウェストブルックとポール・ジョージが放出され、代わりにクリス・ポール、ヤングコア、大量の1巡目指名権を獲得しました。

    サンダーにやってきたCP3もすぐにトレードされるだろうと言われてきましたが、現在もサンダーの司令塔としてプレイしています。

    「僕はバスケットボールが大好きなんだ。コートに立っている限り、僕らには勝利するチャンスがある。それは僕がこれまでのキャリアでずっとやってきたこと。今後もそれは変わらない。今でもプレーできていることに感謝しているよ。大いに価値があることかもしれないね」

    とコメントしました。

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    CP3は現在バスケットを誰よりも楽しんでいます。

    最悪と言われたトレードは実はCP3にとってもサンダーにとっても最良のトレードだったのです。

    〇理由
    ・ポイントガードとしてチームの中心的な役割を全うできる
    ・若手へのメンターとしての役割

    ・ポイントガードとしてチームの中心的な役割を全うできる
    ロケッツではハーデンのサポート役だったので基本的に3Pラインの外側に構えることが多かったのですが、サンダーでは持ち前のゲームコントロール力で、サンダーをけん引しています。

    ・若手へのメンターとしての役割
    サンダーには多くの有望な若手がいます。CP3はメンターとしてプロ選手としての心構えから、オフの過ごし方、練習方法等様々なアドバイスを送っています。

    中でも、シェイ・ギルシャス・アレキサンダーには毎日1対1で練習をこなし、様々な経験を伝え、対戦相手を分析したノートも渡しているそうです。

    CP3は楽しんでいるだけでなく、勝負も捨てていません。

    サンダーで優勝を狙えると考えているようです。

    今シーズンは難しいかもしれませんが、来シーズン以降若手が育てばダークホースとしてサンダーが立ちはだかるでしょう。

    今シーズンでさえ、ロケッツと同率の5位です。

    CP3がリーダーとして引っ張れば優勝を狙えるチームに変貌するかもと思わせるCP3の手腕。

    今シーズンも来シーズンも楽しみです。


    2. 受賞歴

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    10×NBAオールスターゲーム出場:2008-2016,2020

    オールNBAチーム
     4×1stチーム:2008, 2012-2014
     3×2ndチーム:2009, 2015-2016
     3rdチーム:2011

    NBAオールディフェンシブチーム
     6×1stチーム:2009, 2012-2016
     2×2ndチーム:2008, 2011

    新人王:2006

    4×アシスト王:2008-2009, 2014, 2015

    6×スティール王:2008-2009, 2011-2014

    〇基本情報

    愛称: CP3

    身長: 183㎝

    体重: 79㎏

    所属チーム: 
    ホーネッツ 2005-2011
    クリッパーズ 2011-2017
    ロケッツ 2017-2019
    サンダー 2019-
         
    ポジション: ポイントガード

    出身: アメリカ(ノースカロライナ州セーラム)

    ドラフト: 2005年 4位


    3. 選手会長として

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    現在、NBAは中断しておりCP3は選手としてよりも選手会長としてメディアに出ています。

    先日も選手会長としてオールスター級の選手が集うリモート会議を行いました。

    シーズン再開が認められ、安全が確保されればプレーするということで見解が一致しました。

    過去に例を見ない事態なので、どうなるか分かりませんが、選手会長の手腕の見せ所です。

    更に今年に行われたオールスターの新フォーマットもCP3が選手会長として発案したものでした。

    選手会長は基本的に目立つことはありませんが、NBAが危機に直面した時に顔を出します。

    2013年から選手会長を務めてきましたが、一番の危機と言えるでしょう。

    サンダーだけでなくNBAのリーダーとして選手が納得できるような形でシーズン再開できることを祈ります。


    4. チーム再建の神CP3

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    CP3が移籍した最初のシーズンとその前のシーズンとの比較です。

    ・ホーネッツ 
    2004-05シーズン 18勝64敗 .281
    2005-06シーズン 38勝44敗 .463

    ・クリッパーズ 
    2010-11シーズン 32勝50敗 .390
    2011-12シーズン 40勝26敗 .606

    ・ロケッツ 
    2016-17シーズン 55勝27敗 .671
    2017-18シーズン 65勝17敗 .793

    ・サンダー 
    2018-19シーズン 49勝33敗 .598
    2019-20シーズン 40勝24敗 .625

    全てのチームにおいて成績が伸びているので「チーム再建の神」と言われるゆえんです。

    サンダーはチームを解体したので、大方の順位予想も14、15位が一般的でした。

    そのチームが5位に位置しています。

    メンターとしても、ポイントガードとしてもリーダシップが圧倒的だということが分かります。

    仮にサンダーが優勝争いに加わることができれば、新たなサンダーの顔となるでしょう。

    ※「チーム再建の神」は私が勝手に言っているのでご了承ください。


    5. 家族想い

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    CP3は幼少期祖父により人生のいろはを学んだそうです。

    しかし、
    大学が決まった次の日、強盗に襲われ祖父を亡くしてしまいます。

    葬儀の次の日は試合だったのですが、それどころではありませんでしたが、

    祖母が
    祖父の年齢61歳分の点を祖父に捧げるように伝えると、
    CP3は試合に出場する決心をします。

    CP3はどんどんと得点を重ねていきます。

    59得点を叩き出し、最後はエンドワンで決めました。

    最後のFTをわざと外しベンチに下がります。

    試合後CP3は
    「入りそうもないシュートが入ってしまう。祖父が力を貸してくれたのだと思う」

    と話しました。

    仮に
    家が火事になった際、1つだけ持ち出すとしたらという問いに、

    迷わず、
    あの試合に使用されたバスケットボール

    と答えたそうです。

    〇愛称CP3のゆえん
    CP3はクリス・ポール 背番号#3の略ですが

    もう1つあります。

    父と兄もCP(チャールズ・ポール、C.J.ポール)なのです。

    家族で3人目のCPでCP3と呼ばれています。


    6. まとめ

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    昨年ロケッツのラッセル・ウェストブルックとのトレードでサンダーに移籍してきました。

    チームを解体して再建し、2,3年後勝負をかけると思われていたサンダー。

    しかし、CP3は持ち前のリーダーシップでサンダーをプレイオフ進出圏内に押し上げました。

    今シーズン、CP3はチームを勝たせることのできる選手として再評価されています。

    現に4年ぶりのオールスター出場を勝ち取りました。

    現在5位のサンダー。間違いなくプレイオフには進出します。

    大方の予想は1回戦負けです。

    しかし、
    CP3の圧倒的リーダーシップでチームが波に乗ったら分かりません。

    仮に1回戦を突破したらサンダーは一皮むけて戦力は限りなく上がるでしょう。

    プレイオフには毎年出場していますが、ファイナルに進出したことはありません。

    ロケッツから一方的に放出されたCP3。

    新たなチーム、新たなチームメイトと共にカンファレンス決勝、またはその先までCP3が導けたら素敵です。

    最後に今シーズンCP3の輝きをご覧ください。

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    八村選手の同僚のジョン・ウォール。

    今シーズンはアキレス腱断裂のため全休していますが、ウィザーズはウォールとブラッドリー・ビールの2大エースのチームです。

    ウォールはスーパーマックス契約を結びますが、アキレス腱断裂をしてしまったため、「史上最悪の契約」というレッテルを貼られてしまいました。

    今シーズンは全休なので八村選手との共演はありませんが、ウォールは八村選手を認めています。

    完全復活なるかどうかは来シーズンまで分かりませんが、完全復活してウォール、ビ―ル、.八村3人のプレイでNBAに新たな風を吹かしてほしいです。

    本日はウィザーズの運命を背負う男、ジョン・ウォールを見ていきましょう。


    【テーマ】

    八村選手所属ウィザーズの運命を背負う男~ジョン・ウォール~


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    目次
    1. 八村塁

    2. 受賞歴

    3. 史上最悪の契約


    4. スーパーマックス契約まで

    5. 父との約束

    6. 慈善活動

    7. まとめ


    1. 八村塁

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    八村選手がウィザーズの入団会見の際、ウォールに対して
    「オールスターに出るような選手なので、そういうチームの中でやれるのは楽しみです」

    とコメントを残しています。

    ウォールも八村選手に対して(ワールドカップ終了後)
    「僕は彼を大いに助けるつもりさ。彼はワールドカップでプレイを終えたんだ。彼がそれを経験して、楽しんでいるのを見るのは最高だったよ。今、僕はここに居るから、彼と一緒にロッカールームで、周りの人と話すことができる。彼がまだ知らないいくつかのディナースポットに、連れて行くつもりなんだ。彼の知恵も借りて、可能な限り彼を助けるつもりだよ」

    とコメントしました。

    ウォールはウィザーズの顔としてルーキー達に気配りを見せました。

    今シーズン、コート上で何かをすることはできませんが、

    試合前や試合中にも、これまでの経験を活かしポジショニングやマッチアップの相手の特徴を八村選手を含むルーキー達にアドバイスを送っているそうです。

    先日、アメリカの番組に出演した際に
    「僕とブラッド(ブラッドリー・ビール)はチームの土台だ。(八村)塁はルーキーだが土台に含まれる。そこにクリエイトしてシュートを決めきれる3番が必要だと感じる。現実的にセカンドユニットも強化が必要だ」

    とコメントしました。

    「若い選手が育つまで待てる時間はない」と言いながらも、八村選手を認める発言をしました。

    ブラッドリー・ビールもウォール同様に八村選手を認めています。

    来シーズン、ウォール、ビール、八村選手が中心となるウィザーズが楽しみです。


    2. 受賞歴


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    5×NBAオールスターゲーム出場 : 2014-2018

    オールNBAチーム
     3rdチーム:2017

    NBAオールディフェンシブチーム
     2ndチーム:2015

    NBAスラムダンクコンテスト優勝 : 2014

    〇基本情報

    身長: 193㎝

    体重: 88㎏

    所属チーム: ウィザーズ 2010-
         
    ポジション: ポイントガード

    出身: アメリカ(ノースカロライナ州ローリー)

    ドラフト: 2010年 1位


    3. 史上最悪の契約

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    2017年に4年1億7,000万ドルで契約します。

    この契約によりNBA選手の中でも4番目に高い契約を獲得します。

    〇史上最悪と言われる理由

    ・契約以降怪我に泣かされ金額に見合う活躍ができていない。
    2017年41試合出場
    左ひざの手術

    2018年32試合出場
    左かかとの負傷
    左アキレス腱断裂

    2019年0試合出場
    シーズン全休

    ・アキレス腱の断裂
    アキレス腱の断裂は選手生命に関わる怪我と言われています。

    怪我により引退を余儀なくされる選手、復活する選手もいますが、

    怪我以前並みに活躍した選手はいません。

    ※あのコービー・ブライアントも同様な怪我で復帰しましたがパフォーマンスは落ちています。

    20年前は
    アキレス腱断裂=引退

    が、

    現在は
    アキレス腱断裂=復帰できる

    まで医療の技術が進歩しています。


    また、年齢、プレイスタイル、身長、体重等も違うので、復帰後のパフォーマンスがどうなるかは復帰してみないと分かりません。

    ウォールも
    「NBA史上最悪の契約」と言われることが唯一の疑問だ。最低でもこの金額に値するのか?ここまで稼いだのか?ってね。でも全ての年でやってきた全てのことを振り返るとこの金額に値するし、今後活躍できるかという問いに「イエス」と言える」

    とコメントしています。

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    2017年ウィザーズがスーパーマックス契約を交わしたことは、ウォールの実績を見れば間違っていないと思います。

    あれだけ高額な契約をしといて怪我によりほとんど出場できない状態に文句を言いたい気持ちも分かります。

    しかし、
    結論を出すのはまだ早いと思います。

    ウィザーズにとっても、ウォールにとっても来シーズンは勝負の年になる

    来シーズンを待ちましょう。


    4. スーパーマックス契約まで

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    ここまでマイナスイメージしかないので、なぜNBA選手の中でも4番目に高い契約を獲得できたか見ていきましょう。

    〇2010-11
    ・ドラフト1位でウィザーズに入団します
    (同期はデマーカス・カズンズ、ポール・ジョージ等)
    ・NBA史上2人目のデビューから3戦連続で9アシスト以上
    ・マジック・ジョンソン以来のNBAデビューから6戦目でのトリプルダブル
    ・ルーキーチャレンジではMVP

    〇2012-13
    ・キャリアハイの47得点
    ・キャリアハイの16アシスト

    〇2013-14
    ・初のオールスター選出(以後2017年まで5年連続選出)
    ・スラムダンクコンテストで優勝

    〇2014-15
    ・得点、アシストで平均ダブルダブル達成(この年から3年連続)

    2017年にスーパーマックス契約をした際は誰も文句は言いませんでした。

    全てはその後に起きた怪我のせいです。


    5. 父との約束

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    ウォールは2018年にケンタッキー大学に再び通い始めました。

    理由は「父との約束です」

    ウォールの父親はウォールが2歳の時に強盗で捕まってしまいます。

    父親に会えるのは週1回の面会で2時間程度。

    そして、8歳の時に予定よりも早く出所したそうです。

    理由は。。。
    がんに侵され余命わずかだったから

    ウォール一家は旅行に出かけましたが最終日に容態が急変します。

    翌日ウォールの父親は帰らぬ人となりました。

    NBA入りした時も、バスケットを真剣に取り組み始めたのも「全て父のため」らしいです。

    誰かに、どうしてそこまで父親にこだわるのかと問われた時、

    それが、俺の父親だからだと返したそうです。

    父のためにバスケットをして、大学に通ってセカンドキャリアのために経済学を学ぶウォール。

    なんだか素敵ですね。


    6. 慈善活動

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    ウォールはチャリティー活動を積極的に行っていることで有名です。

    「僕はこども達に、どこで生まれてどんな経験をしても何でも達成できること知ってほしい」

    とコメントしました。

    ウォールは毎年ホームレスのこどもを持つ家庭や小学生のこども達に毎年寄付をし、その他にもいろいろなチャリティ活動に参加しています。

    そして、2015-16シーズンには地域貢献賞を授与しています。

    〇ひと回り違う友人
    2014年10月にとあるチャリティーで知り合ったウォールとマイヤちゃん。

    マイヤちゃんの夢のために試合会場に呼び、一緒にビデオ撮影をしました。

    マイヤちゃんの夢は叶いましたが、病は待ってくれません。

    その日からウォールのシューズにはマイヤちゃんの名前が刻まれます。

    そして、2か月後セルティックス戦ウォールはマイヤちゃんのために全身全霊を尽くします。

    その日の動画をご覧ください。


    7. まとめ

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    八村選手の同僚のジョン・ウォール。

    今シーズンはアキレス腱断裂のため全休していますが、ウィザーズはウォールとブラッドリー・ビールの2大エースのチームです。

    ウォールはスーパーマックス契約を結びますが、アキレス腱断裂をしてしまったため、「史上最悪の契約」というレッテルを貼られてしまいました。

    今シーズン仮に再開したとしてもコートには立たないと言われていますので、

    来シーズンが本当の意味で勝負の年となります。

    「史上最悪の契約」「不良債権」という最悪のレッテルを貼られていますが、今は何も言い返せません。

    なぜなら言い返せる場所は、コート上だけと決まっているからです。

    選手生命の終わりと言われたアキレス腱断裂。

    医学は進歩し、復帰する怪我に変わりました。

    今はリハビリに励み、試合ではベンチに座ってアドバイスしかできません。

    約1年間「史上最悪の契約」と言われ続けたジョン・ウォール。

    チームのために、ファンのために、何よりウォール自身のために

    完全復活を祈ります。

    ウォールの全盛期をご覧ください。

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    八村選手が一番憧れているNBA選手のカーメロ・アンソニー。

    親友のレブロン・ジェームスやドウェイン・ウェイドとは同期です。

    全盛期は天才スコアラーと呼ばれ、特に1on1では誰も彼を止められませんでした。

    しかし、年齢を重ねるにつれ苦手なディフェンスとアウトサイドシュートがネックとなり、約1年間どこのチームにも所属していませんでしたが、現在はブレイザーズでプレイしています。

    本日は八村選手が一番憧れているNBA選手、カーメロ・アンソニーを見ていきましょう。


    【テーマ】

    元天才スコアラーの葛藤~カーメロ・アンソニー~


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    目次
    1. 八村選手が一番憧れているNBA選手

    2. 受賞歴

    3. レブロン・ジェームス


    4. 生い立ちと乱闘騒ぎ・飲酒運転

    5. 全盛期

    6. ブレイザーズ

    7. 慈善活動

    8. まとめ



    1. 八村選手の憧れの選手

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    八村選手の憧れのNBA選手は
    カーメロ・アンソニーと公言しています。

    日本時間2020年3月5日(木)にウィザーズvsブレイザーズ戦が行われました。

    八村選手のマッチアップの相手はカーメロ・アンソニー。
    オフェンスではカーメロに抑えられてしまいます。

    ディフェンスではカーメロに好き放題やられてしまいます。

    巧みなドライブ、アリウープ、3Pシュートとチーム最多の25得点とボコボコでした。

    八村選手が先日、チーム公式のツイッターアカウントで生インタビューに出演した際、「NBAでマッチアップして手ごわいと感じた相手は」という問いに対して、
    一番やられたなと感じたのはカーメロ・アンソニー。自分が有利になるように動いているというか、ここに行けばシュートが打てて絶対に入るというところを分かっていると思う。あとはジェームズ・ハーデン。抑えるのは難しい。離れて守ると3点シュートを決められるし、近づいて守ろうとすれば抜かれてダンクを決められる。

    と、回答しました。

    今シーズンの対戦は終わってしまいましたが、まだ来シーズンがあります。

    初対戦はボコボコにやられましたが、相手は天才スコアラーと言われた選手。

    ルーキーには荷が重すぎた感はありましたが、越えなければならない壁です。

    八村選手には更に進化して一番の憧れの選手を越えていってほしいです。


    2. 受賞歴

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    10×NBAオールスターゲーム出場 : 2007, 2008, 2010-2017

    得点王 : 2013

    オールNBAチーム
     2×2ndチーム : 2010, 2013
     4×3rdチーム : 2006-2007, 2009, 2012

    〇基本情報

    愛称: メロ

    身長: 203㎝

    体重: 109㎏

    所属チーム
    ナゲッツ: 2003-2011
    ニックス: 2011-2017
    サンダー: 2017-2018
    ロケッツ: 2018
    ブレイザーズ: 2019-
         
    ポジション: スモールフォワード、パワーフォワード

    出身: アメリカ(ニューヨーク州ニューヨーク)

    ドラフト: 2003年 3位


    3. レブロン・ジェームス

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    メロとレブロン・ジェームスは
    ライバルとして大の親友として有名です。

    2人の初対戦は高校時代までさかのぼります。
    メロはオークヒル・アカデミー高校、レブロンはセント・メアリー高校の一員として対戦しました。

    すでに、高校生ながらスターとなっていた2人の対戦は全米でテレビ中継されるほど大きな注目を集めます。

    ちなみに、メロが36得点、レブロンが35得点を叩き出し、メロの高校が勝利しました。

    この頃から親友になったそうです。

    メロは大学に進み2,3年過ごす予定でしたが、1年生時に優勝、最優秀選手賞を獲得してNBA行きを決断します。

    ※レブロンはメロの大学に進学予定でしたが、メロがNBA挑戦を表明をしたのでレブロンもNBA挑戦を表明しました。

    ルーキーシーズン、メロとレブロンは東西のカンファレンスの最優秀新人賞を総なめします。
    (メロに限っては週間MVPに2回選出されるなど、新人らしかなる活躍を見せます)

    新人王はレブロンが獲得しましたが、個人成績においてレブロンを上回ったメロの方がふさわしいとの声が多く上がりました。

    プライベートでも仲がいい2人のエピソードです。
    (ドウェイン・ウェイドとメロのインスタライブの時に話題になった話です)
    2015年にバハマで休暇を楽しんでいる時に起きました。

    魚を追いかけていたメロはいつの間にかボートとは反対側に流されていたそうです。

    メロは焦って溺れかけたのですが、レブロンが海に飛び込みメロを救出しました。

    メロは「レブロンが命を救ってくれた。本当にありがとう、君があの時俺を救ってくれたんだ」

    と発言を残しています。

    ルーキーシーズンはほぼ互角の実力を発揮していましたが、キャリアの中盤くらいから評価に開きが出始めました。

    メロはスコアラーとしては抜群でしたが自己中心的プレイが目立ち一定以上の評価を得ることができません。

    現在は自己を捨てチームプレイに徹していますが、もう少し早く気づいていれば評価も今と違っていたでしょう。

    しかし、それでこそメロです。

    レブロンより評価は低くなりましたが、メロは今でもメロです。


    4. 生い立ちと乱闘騒ぎ・飲酒運転

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    メロはニューヨークのブルックリンで生まれます。

    父が2歳の時に癌で他界し、一家はボルティモアに転居しました。

    スラム街だったボルティモアではバスケットボールの他に殺人、薬物が蔓延する中で「生き残る術」を学んだそうです。

    メロの持つ不思議な魅力はこの時に身につけたものかもしれません。

    キャリアにおいても何回か問題行動・発言をしています。
    ・乱闘事件
    ・飲酒運転
    ・試合中に口論

    〇乱闘事件
    2004年のニックス戦で乱闘騒ぎになり相手選手に右ストレートをくらわします。

    7選手に処分が下りましたがメロは一番重い15試合出場停止になりました。

    〇飲酒運転
    2008年のプレーオフに出場しますが、1回戦負けしてしまいます。

    その時の鬱憤が爆発したのか、オールNBAチームから落選したのが原因なのか、飲酒運転で捕まります。

    チームキャプテンだったメロはキャプテンとしてあるまじき行為で批判されました。

    〇試合中に口論
    2013年のプレーオフ、メロvsレブロンということで注目されましたが、実力差が誰の目からもあきらかでした。

    試合中にJ・R・スミスとの口論が中継されてしまうという失態もしてしまいます。

    この行為はチームリーダーにあるまじき行為としてファンからバッシングを浴びました。

    マイナスの出来事ですが、メロらしい出来事だと思います。


    5. 全盛期

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    メロは天才スコアラーと言われていました。

    メロと言えばニックスに在籍時2014年1月のシャーロット・ボブキャッツ戦に見せた62得点でしょう。

    その時の動画を貼っておくのでご覧ください。

    キャリアハイの得点を叩き出した選手のハイラトを見ていると相手ディフェンダーが翻弄されていますが、メロは少し違います。

    相手ディフェンダーは翻弄というよりも動けないのです。仮に動けたとしても1歩2歩遅れてしまうのです。

    なので、絶好調のメロと対峙したディフェンダーは下手に見えてしまいます。

    そういう風に見えるのもメロの間の取り方がうますぎるのが原因なのですが。。。

    圧倒的な身体能力ではなく、1on1で対峙した際、絶妙な間とフェイントでディフェンダーに魔法をかけて止めてしまうメロは紛れもなく天才です。


    6. ブレイザーズ

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    2018年ロケッツと1年契約を交わしましたが、シーズンが始まってわずか10試合で解雇されてしまいます。

    〇理由
    ・ロケッツは優勝候補と言われながらも最悪のスタートを切る
    ・思っていた以上にスタッツが低かった

    今までは自己中心的と言われていましたが、ロケッツに移籍したメロは何でも受け入れる覚悟でした。

    実際にベンチスタートを受け入れ、シュートの大半も3Pシュートを打ち、チームの指示にしっかりと従っていました。

    それだけに、メロの解雇はメロにとってもファンにとっても衝撃を与えました。

    シーズンが進むにつれどことも契約できないことに対してアメリカ中でフリーメロキャンペーン(メロを再びNBAプレイヤーに)が行われたほどでした。

    しかし、現実は甘くありません。

    翌シーズンが開幕してもメロは無所属でした。

    そして、無所属になって1年が過ぎたころにメロに1本の電話が入ります。
    結果、2019年11月15日ブレイザーズと契約を交わし、5日後の20日には約1年ぶりにNBAのコートに立ちます。

    今シーズン、中断していますが、50試合に出場し全て先発として活躍していました。

    過去のようにエースとしてチームを引っ張ることはありませんが、しっかりとチーム戦術に合わせ、1on1だけでなくアウトサイドシューターとしての役割も果たしています。

    メロは
    「現役引退を本気で考えたけど、そうはならなかった。今、人生とキャリアを過ごしているこの地で、引退したいと感じているんだ」

    とコメントしています。

    メロはブレイザーズが最後のチャンスと捉えているのかもしれません。そしてこれまでになく居心地の良さを感じているようです。

    ブレイザーズは現在9位に位置しています。

    プレイオフまで3.5ゲーム差。まだまだ可能性は残されています。

    更に怪我人が続出していたのでこの中断期間はプラスに働きます。

    仮にシーズンが再開された場合、ベストメンバーで残り試合に挑めるブレイザーズは間違いなくダークホースになるでしょう。

    そして、
    近い将来、来シーズンの契約についてメロとブレイザーズの間でいい話し合いがされることでしょう。


    7. 慈善活動

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    メロは慈善活動にも積極的に展開しています。
    メロは財団を設立し故郷のボルティモアとシラキュース(通った大学の地域)に寄付をしました。

    特にボルティモアでは3on3のチャリティーゲームの開催や青少年センターを創設するなど熱心に活動を展開しています。

    毎年クリスマスには家族や地域社会に貢献している250人の中学生を招待しメロと一緒に年次休暇プログラムも行っています。

    人権問題に対しても積極的に活動しています。

    また、慈善活動ではないのですが。。。
    父親の出身地のプエルトリコのフットボールのクラブを購入します。

    理由は。。。「父の証を持ち帰りたかった」とコメントしました。

    2歳の時に亡くしているのでほぼ覚えていないと思いますが、家族思いのメロらしい言葉と行動です。


    8. まとめ

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    八村選手が一番憧れているNBA選手のカーメロ・アンソニー。

    全盛期は天才スコアラーと呼ばれ、特に1on1では誰も彼を止められませんでした。

    しかし、年齢を重ねるにつれ苦手なディフェンスとアウトサイドシュートがネックとなり、約1年間どこのチームにも所属していませんでしたが、現在はブレイザーズでプレイしています。

    天才スコアラーとしてNBAの頂点にいたメロ。

    しかし。。。
    年齢、怪我、エゴ、プライド等により一時期は本気で引退を考えたそうです。

    現在はブレイザーズの一員として活躍し、最後のチャンスを与えてくれたことに恩義を感じています。

    中断期間中選手はどうモチベーションを維持するか苦戦していますが、メロにとってはそこまで問題にならないのかもしれない。

    メロは。。。
    「先が見えない中で準備をするのはとても難しいことだ。リーグがこの先どうなるか分からないし、いつ再開されるのかも分からない。どんな形で再開されるのかも不明だ。この未知の状態と付き合っていくのが難しいんだ。練習をどれくらい激しく行うか、週に何回行うべきかの答えもない。人によってアプローチの仕方は違うけれど、準備は完璧にしなくてはいけないし、気が抜けないね」

    と、コメントしているように経験者はやはり強い。

    約1年間無所属だったメロからしてみれば中断期間は他の選手よりも有利に働くでしょう。

    メロはいつ再開してもいいように自宅をジムに改造したそうです。

    どんな形でシーズンが再開されようと
    メロのような地獄を乗り越えたメンタリティー、さらに経験豊富なベテランはブレイザーズにとって大きなアドバンテージになることは間違いありません。

    今シーズン始まる時、メロがこんなに楽しそうにバスケをやる姿を誰が想像したでしょうか。

    私は半分諦めていました。

    しかし、このままいけば来シーズンもメロを見られるでしょう。

    メロのメロたるゆえんをNBAファンに見せつけて下さい。

    最後に今シーズンのメロの活躍をご覧ください。

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    歴代最高のデュオはジョーダン&ピッペン、シャック&コービー等いますが、歴代最高のコンビはジョン・ストックトン&カール・マローンと言う人が多いと思います。

    P&R(ピック&ロール)を最大の必殺技として、

    ストックトン(郵便局長)がパスをだし、マローン(メールマン)が決めるというシンプルな戦術でNBAを席巻しました。

    しかし、最高のアシスト王と90年代の得点王をもってしても、あの男が立ちはだかりチャンピオンになることは叶いません。

    本日は歴代最高のコンビのメールマン、カール・マローンを見ていきましょう。

    ジョン・ストックトンの記事はこちら↓
    史上最高のコンビ~ジョン・ストックトン編~


    【テーマ】

    史上最高のコンビ~カール・マローン編~


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    目次
    1. ジョーダンへの挑戦

    2. 受賞歴

    3. 通算得点

    4. 
    鉄人コンビ

    5. 優勝リングを求めて

    6. まとめ


    1. ジョーダンへの挑戦

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    毎年プレーオフに進出するも優勝はおろかファイナル進出もありませんでした。

    〇1996-97シーズン
    カンファレンス決勝試合終了間際、ストックトンが放ったシュートはチャールズ・バークレーの頭上を越え、試合終了のブザーと共にリングを通過しました。

    寡黙で有名なストックトンは初めて喜びを爆発させた瞬間と言われています。

    ファイナルの相手は最強ブルズ

    第1戦残り9秒同点の場面、マローンはFTを獲得しましたが、

    ピッペンがマローンに

    「郵便配達員の日曜日はお休みだよ」

    と耳元でささやいたそうです。

    マローンは動揺したのか2本のFTとも外し、最後はジョーダンに決められてしまいます。

    第5戦はジョーダンは食中毒で絶不調だったのにも関わらず38得点を叩き出し負けてしまいます。

    ジャズは2勝4敗でシリーズを落としましたが

    ピッペンが「これまで戦ってきた相手の中で一番タフなチームだった」と言うように毎試合接戦でした。


    翌シーズン、リベンジのチャンスがやってきます。

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    〇1997-98シーズン
    第6戦86-85ジャズ1点リードで迎えた残り22秒

    マローンはストックトンからパスを受け取った瞬間、死角から近づいたジョーダンがマローンからボールを奪います。

    そして、残り5秒ジョーダンの放ったシュートは

    THE LAST SHOT(ザ・ラストショット)

    と言われています。

    この試合を最後にマローンとストックトン共にファイナルに進出を果たすことはありませんでした。

    2. 受賞歴

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    殿堂入り:2010

    永久欠番:ジャズ#32

    2×MVP:1997, 1999

    14×NBAオールスターゲーム:1988-1998, 2000-2002

    2×NBAオールスターゲームMVP:1989, 1993
     (1993年ジョン・ストックトンと同時受賞)

    オールNBAチーム
     11×1stチーム:1989-1999
     2×2ndチーム:1988, 2000
     3rdチーム:2001

    NBAオールディフェンシブチーム
     3×1stチーム:1997-1999
     2ndチーム:1988

    〇基本情報

    愛称: メールマン

    身長: 206㎝

    体重: 120㎏

    所属チーム: ジャズ1985-2003 レイカーズ2003-2004
         
    ポジション: パワーフォワード

    出身: アメリカ(ルイジアナ州サマーフィールド)

    ドラフト: 1985年 13位


    3. 通算得点

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    マローンは通算得点において歴代2位に位置しています。

    than those admitted into the NBA in 1976 are not included; each year is linked to an article about that particular NBA season. ^ Games played in prior
    58キロバイト (174 語) - 2020年4月18日 (土) 05:22

    歴代2位の得点を誇っても得点王に輝いた年はありません。

    もちろんマイケル・ジョーダンがいたからですが。。。

    しかし、功績がないわけではありません。

    マローンは誰も成しえていない
    11年連続シーズン2,000得点
    を達成しています。

    ロックアウトだったため12年、13年連続は叶いませんでしたが、
    12度のシーズン2,000得点
    を達成しました。

    2,000得点を10シーズン達成しているのは
    マイケル・ジョーダン(11回)
    レブロン・ジェームス(10回)

    通算得点ランキング上位陣
    カリーム・アブドゥルジャバー(9回)
    コービー・ブライアント(8回)
    ダーク・ノヴィツキー(4回)
    ウィルト・チェンバレン(6回)

    現役選手
    ケビン・デュラント(6回)
    ジェームス・ハーデン(7回)今シーズン含

    この数字を見るだけでもマローンの凄さと安定感が分かります。

    更に1990年代の得点王でもあります。
    1位20,925得点カール・マローン
    2位16,178得点ミッチ・リッチモンド

    2010年代は
    ジェムス・ハーデンの19,578得点です。

    この10年のハーデン以上の得点能力を持っていたことが分かります。

    マローンはフリースロー試投数と成功数の記録を持っています。

    〇理由
    ・ボディビルダーのような体を止めるためにはファールしかなかった事
    ・フリースローが苦手だったことから

    フリースロー成功率、キャリア初期は5割程度でどうしようもありませんでしたが、キャリア終盤には7割5分ほどにまで改善されました。

    ※平均FT成功率は77%(2019-20シーズン)

    フリースロー試投数と成功数がリーグトップになったシーズンが7回あり、通算試投数と成功数で歴代1位の記録を持っています。

    フリースロー試投数
    1.カール・マローン(13,188)
    2.ウィルト・チェンバレン(11,862)
    3.シャキール・オニール(11,252)

    フリースロー成功数
    1.カール・マローン(9,787)
    2.モーゼス・マローン(8,531)
    3.コービー・ブライアント(8,378)


    4. 鉄人コンビ

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    ストックトンとマローンは「鉄人コンビ」としても有名でした。

    〇ストックトン
    ・現役の19シーズンのうち17シーズンは全試合に出場
    ・609試合連続先発出場のNBA記録
    ・歴代10位の通算出場時間(47,764分)

    〇マローン
    ・最後のシーズンを除く18年間で欠場したのは10試合のみ
    ・歴代2位の通算出場時間(54,852分)

    ストックトンは状況に応じた的確なプレーは故障を少なくしました。
    マローンは怪我をしにくい鍛え抜かれた肉体作り上げ保ち続けました。


    2人とも怪我に強かったのは事実でしたが、無理して強行出場もしていました。
    同じプロ選手からは
    「プロの鏡」

    ユタのファンからは
    「太陽が昇らない日があっても、ストックトンとマローンが試合に出ない日はない」

    と2人を讃えました。


    5. 優勝リングを求めて

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    マローンは
    18年連続172試合プレーオフを戦い抜きました

    が、1度もチャンピオンリングを手にすることはありませんでした。

    2003年にはストックトンが引退し、マローンに3つの選択肢が与えられます。
    ・ジャズで美しい引退
    ・他チームに移籍し優勝にチャレンジ
    ・通算得点1位を目指す

    マローンは18年在籍していたジャズから覇権奪還を目指していたレイカーズに移籍します。

    覚悟は相当なものでした。
    年俸1,900ドル→150ドル

    この年俸を見るだけでマローンの覚悟が分かります。

    ロケッツ、スパーズ、ウルブスを倒しファイナルに進出します。

    ファイナルはレイカーズvsピストンズ

    下馬評ではレイカーズが圧倒的有利と言われていましたが、

    レイカーズは1勝4敗で敗れてしまいます。

    これで、
    19年連続193試合プレーオフ出場も優勝できず

    ユニフォームを脱ぐ決断をします。


    6. まとめ

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    ジョン・ストックトンの記事はこちら↓
    史上最高のコンビ~ジョン・ストックトン編~

    P&R(ピック&ロール)を最大の必殺技として、

    ストックトン(郵便局長)がパスをだし、マローン(メールマン)が決めるというシンプルな戦術でNBAを席巻しました。

    マローンはイメージから身体能力が高いと思われがちですが、決して高くはありません。

    決して高くない身体能力を補うために、誰に対しても秘密にしていたトレーニングにより、

    足のような腕を持つ男

    と言われる体を作り上げ、保ち続けました。

    得点王には1度もなりませんでしたが、歴代2位の通算得点を持っているマローンは間違いなく評価されるべき選手です。

    1990年代はマイケル・ジョーダンがいました。

    アキーム・オラジュワンの記事でも言いましたが、
    ジョーダンの時代はナンバー1になれないナンバー2がたくさんいた時代です。

    ストックトン、マローン共にそのナンバー2です。

    アキーム・オラジュワンの記事↓
    華麗なるドリームシェイクで最強を手にした男~アキーム・オラジュワン~

    ジョーダンの眩しすぎる光に埋もれたストックトンとマローン

    しかし、2選手の功績は忘れてはいけません。

    メールマンとして歴代2位の36,928得点を叩き出したマローン。

    今後もNBAプレイヤーにメールマンとして技と精神を届けるでしょう。

    最後にメールマンのプレイをご覧ください。

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    歴代最高のデュオはジョーダン&ピッペン、シャック&コービー等いますが、歴代最高のコンビはジョン・ストックトン&カール・マローンと言う人が多いと思います。

    P&R(ピック&ロール)を最大の必殺技として、

    ストックトン(郵便局長)がパスをだし、マローン(メールマン)が決めるというシンプルな戦術でNBAを席巻しました。

    しかし、最高のアシスト王と90年代の得点王をもってしても、あの男が立ちはだかりチャンピオンになることは叶いません。

    本日は歴代最高のコンビの郵便局長ジョン・ストックトンを見ていきましょう。

    カール・マローンの記事↓
    史上最高のコンビ~カール・マローン編~

    【テーマ】

    史上最高のコンビ~ジョン・ストックトン編~


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    目次
    1. P&R(ピック&ロール)

    2. 受賞歴

    3. アシスト王・スティール王

    4. クラッチに強いNBAの問題児


    5. ストックトンは八村選手の先輩

    6. まとめ


    1. P&R(ピック&ロール)

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    〇ピック&ロールとは。。。
    ピックアンドロール(Pick and Roll)とは、バスケットボールのオフェンス戦術のひとつ。ボールンドリングしているプレーヤーをマークしているディフェンダーに対しスクリーンを仕掛け(ピック)、ディフェンダーのマークを遅らせ、ボールンドリングしているプレーヤーの移動の自由度を増すと共に、
    6キロバイト (769 語) - 2018年1月16日 (火) 09:43

    1.マローンスクリーンをかけます(黄色のT字)

    2.ストックトンが中に切り込みます(黄色の矢印)

    3.マローンもゴールに向かいます。

    4.ストックトンがマローンにパスを出します。

    5.マローンがゴールを決めます。

    シンプルな戦術ですが、
    広いコートビジョンと正確なパスを持つストックトン(郵便局長)がパスをだし、
    圧倒的な決定力を誇るマローン(メールマン)が決める。

    ストックトンとマローンがP&Rをすることにより誰もが分かっているのに、誰もが止められない。必殺技の完成です。

    ストックトンはキャリア4年目でスタメンを勝ち取ると、そこからストックトン&マローン(P&R)がNBAを席巻します。

    しかし、毎年プレーオフに進出するも優勝には手が届きませんでした。


    2. 受賞歴

    no title



    殿堂入り:2009

    永久欠番:ジャズ#12

    10×NBAオールスターゲーム出場:1989-1997, 2000

    NBAオールスターゲームMVP:1993
     (カール・マローンと同時受賞)

    9×アシスト王:1988-1996

    2×スティール王:1989, 1992

    オールNBAチーム
     2×1stチーム:1994, 1995
     6×2ndチーム:1988-1990,1992-1993,1996
     3×3rdチーム:1991,1997,1999

    NBAオールディフェンシブチーム
     5×2ndチーム:1989,1991-1992,1995,1997

    〇基本情報

    愛称: 郵便局長

    身長: 185㎝

    体重: 80㎏

    所属チーム: ジャズ1984-2003
         
    ポジション: ポイントガード

    出身: アメリカ(ワシントン州スポケーン)

    ドラフト: 1984年 16位


    3. アシスト王・スティール王

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    1987-88シーズンからストックトンとマローンはレギュラーを獲得し、そこから16年間2人はジャズの大黒柱として活躍します。

    ストックトンは郵便局長としてメールマンのマローンに次々とパスを供給します。

    ストックトンは見事すぎる功績を残します。
    ・アシスト王(9年連続9回)
    ・シーズン平均アシスト(14.54)
    ・シーズン総アシスト(1164)
    ・歴代通算アシスト数1位(15806)

    歴代においてもアシストに関しての記録はストックトンの独壇場です。

    〇現役選手では
    ・クリス・ポールがアシスト王を4回受賞
    ・レジョン・ロンドがシーズン平均アシスト(11.70)
    ・クリス・ポールがシーズン総アシスト(925)

    現役選手のベストの記録を見てもストックトンには勝てません。

    ストックトンの数々のアシスト記録に敬意を表し、
    アシスト王→「ジョン・ストックトン賞」
    にすべきという議論も起きました。

    「ストックトンはアメリカンフットボールのクォーターバックのように、インカムを使って選手に指示を出している」というジョークが生まれたほど、コート全体を把握できるコートビジョンの持ち主でもありました。

    もちろんその視野を生かしてアシストを記録していましたが、他にも生かされています。

    それはスティールです。
    通算スティールランキング1位(3265)
    通算平均スティールランキング8位(2.17)

    通算スティールランキング2位はジェイソン・キッドで2684回、2000回を超えている選手も13名しかいません。

    ストックトンは身体能力はあまり高くはありませんでしたが、コートビジョン、正確無比なパス、バスケットボールIQを駆使して前人未到の通算アシスト・スティール数を叩き出しました。


    4. クラッチに強いNBAの問題児

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    髪型もまったく洒落っ気がなく、その風貌は田舎の素直な青年です。

    しかし、あのデニス・ロッドマン
    NBAで一番汚いガード
    と言われるほどでした。

    審判の目を盗んでは相手選手にエルボーを打ち込み、ユニフォームや腕を掴むなどのラフプレーを多用し、気も大変強く有名なトラッシュトーカーでもありました。

    「NBAの問題児」として名高く、試合においては人並み外れた闘争心・競争心と勝利への執念を持ち合わせていました。

    〇クラッチについて

    チーム内には最高のスコアラーのマローンがいましたが、実はクラッチタイムに弱いという弱点がありました。

    ストックトンもクラッチタイムに強かったわけではありませんが、入団から練習を重ねた経験と闘争心がリーグ屈指のクラッチシューターに育て上げます。

    大事な場面で顔色1つ変えることなくビックショットを決める姿は相手に脅威を覚えさせるほどでした。

    意外ですが。。。
    ストックトンはクラッチに強いNBAの問題児でもありました。


    5. ストックトンは八村選手の先輩

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    八村選手はゴンザガ大に在学時の話です。
    いつも通りに朝練に行くと、体育館にバスケがうまいおじさんがいました。

    やけにうまいなと思ったらしいのですが、誰だか分からなかったそうです。

    バスケがうまいおじさんは
    ジョン・ストックトン
    だったそうです。

    見た目があまりにも普通過ぎて分からなかったかもですね。

    ドラフト時ストックトンもゴンザガ大も無名でした。
    ドラフト16巡でストックトンが指名されたので、

    会場中がブーイングを飛び越して「誰?」、「何大学?」となったそうです。

    会場がそういう雰囲気になったので
    「ゴンザガ大のストックトンか?ストックトン大のゴンザガか?」
    というジョークも生まれました。

    ストックトンもゴンザガ大も無名でしたが、

    ストックトンの活躍によりゴンザガ大を有名大学に押し上げました。


    6. まとめ

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    カール・マローンの記事↓
    史上最高のコンビ~カール・マローン編~

    P&R(ピック&ロール)を最大の必殺技として、

    ストックトン(郵便局長)がパスをだし、マローン(メールマン)が決めるというシンプルな戦術でNBAを席巻しました。

    コート外では穏やかで控えめな性格で、優勝経験もないため、歴代最高のPGランキングにおいても
    マジック・ジョンソン、オスカー・ロバートソン、ジェリー・ウェストに次ぐことが多いです。

    しかし、針の穴を通すような正確無比のパスはチームメイトのリズムも向上させるような完璧なパスでした。

    マジック・ジョンソンは
    「尊敬に値する人物」と評しています。

    ゲイリー・ペイトンも
    「唯一目標にするプレイヤーで、ジョーダンよりも誰よりもマッチアップしづらい」と評しました。

    ストックトンのパスに関しては歴代最高と言ってもいいでしょう。

    P&RでNBAを席巻したストックトンとマローン。

    優勝はできませんでしたが、2人がNBAに残した功績は確かです。

    郵便局長としてパスを届け続けたストックトン。チャンピオンリングを家族に届けるけることはできませんでしたが、世界中のNBAを目指すこども達に勇気を届けました。

    身体能力が高くなくても、努力で夢を叶えられると

    最後にストックトンのプレイをご覧ください

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