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2007年のオフに結成されたセルティックスのビックスリーは2010年代のNBAに数多くの影響を与えることになります。

2010年代のトレンドと言えば、

ヒートのビックスリー
スーパーチーム
プレイヤーエンパワーメント
スーパースターの移籍

3Pシュートの確立
スモールボール


等ありますが、上位4つはセルティックスのビックスリーの影響が大きかったと思います。

それでは、セルティックスのビックスリーが後の時代に与えた影響を見ていきましょう。


【テーマ】

セルティックスのビックスリーが後の時代に与えた影響


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目次
1. 2007年オフの3選手の現状

2. セルティックスのビックスリー結成ストーリー

3. セルティックスのビックスリー成績

4. NBA界に与えた衝撃

5. まとめ




1. 2007年オフの3選手の現状

ポール・ピアース29歳(セルティックス)

2006-07シーズンが始まる前に手術した左ひじ等の影響により長期欠場でチームも20連敗等、リーグ成績も下から2番目の29位で、チームに対して補強を強く要求。
セルティックスは補強を強く要求されたが、補強するのか再建するのかで揺れていました。

ポール・アンソニー・ピアース(Paul Anthony Pierce, 1977年10月13日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド出身の元バスケットボール選手。NBAのボストン・セルティックスなどで活躍した。 身長201cm・体重109kg。ポジションはSG・SF。高いシュート技術
15キロバイト (1,680 語) - 2020年2月21日 (金) 20:34


レイ・アレン31歳(スーパーソニックス(現サンダー))

31歳になっていたが昨シーズンキャリアハイの54得点を叩き出し、平均得点も26.4得点でキャリアハイを記録。しかし、両足首を負傷しシーズンを終えます。トレード等の話は特に持ち上がっていませんでした。

ウォルター・レイアレン・ジュニア(Walter Ray Allen,Jr. , 1975年7月20日 - )はカリフォルニア州マーセド出身の元バスケットボール選手。NBAのミルウォーキー・バックス、シアトル・スーパーソニックス、ボストン・セルティックス、マイアミ・ヒートで活躍した。ポジションはシュ
30キロバイト (3,054 語) - 2019年3月16日 (土) 13:29


ケビン・ガーネット31歳(ウルブス)

トレードをチームに要求し、チームも承諾していました。すると、ブルズ、レイカーズ、ウォーリアーズ、ペイサーズ、セルティックス、サンズ、マーベリックスと、様々なチームがガーネット獲得に手を挙げます。

ケビン・モーリス・ガーネット(Kevin Maurice Garnett, 1976年5月19日‐、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル生まれ)は北米プロバスケットボールリーグNBAのミネソタ・ティンバーウルブズなどで活躍した元バスケットボール選手。2017年よりロサンゼルス・クリッパーズ
69キロバイト (9,455 語) - 2020年4月6日 (月) 10:52


2. セルティックスのビックスリー結成ストーリー

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セルティックスは2007年のドラフトにグレッグ・オデンケビン・デュラントのフランチャイズプレイヤーになりそうな2選手がいたが、ドラフトロッタリー(ドラフトの抽選順を決めるくじ引き)が5番目となり再建を諦めました。

補強モードに切り替えたセルティックスはチームにトレードを要求していたケビン・ガーネットに交渉を申し込むが、優勝候補のチーム以外に移籍するくらいなら残留する意思を固めていたガーネットは交渉の席にはつきませんでした。

セルティックスはどうしようかと思っていた時、スーパーソニックスから連絡が来ます。

スーパーソニックスはドラフトロッタリーで2番目を獲得していてグレッグかデュラントのどちらかの獲得が確実で、再建モードに切り替えていました。

しかし、エースのレイ・アレンはグレッグかデュラントの成長を待つくらいなら出ていくとチームにトレード要求したのです。

まず、ポール・ピアースとレイ・アレンの強力デュオが組まれます。


この2人のデュオだけでもNBAは盛り上がりましたが、まだ先があります。


このニュースを見たガーネットの心が動きます

ガーネットはもしセルティックスに移籍すれば、

3人のオールスター選手、

3人のチームのエース、

3人とも違うポジション


今までの歴史を見てみても例を見ないチームが完成できるとセルティックスへの移籍を決断します。

こうして、セルティックスのビックスリーが結成されました。


3. セルティックスのビックスリー成績

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・2007-2008シーズン
カンファレンス 1位
プレイオフ  ファイナル優勝

・2008-2009シーズン
カンファレンス 2位
プレイオフ  2回戦敗退

・2009-2010シーズン
カンファレンス 4位
プレイオフ ファイナル敗退

・2010-2011シーズン
カンファレンス 3位
プレイオフ 2回戦敗退

・2011-2012シーズン
カンファレンス 4位
プレイオフ カンファレンス決勝敗退

セルティックスのビックスリーは5年間結成されました。

ファイナル優勝1回 カンファレンス優勝2回

平均年齢が35歳を超えて尚、この成績を残しているのが凄い。

もう5年早く結成していればとんでもないことになっていたでしょう。


4. NBA界に与えた衝撃

フラッシュ, 雷横糸, 影響, 天気, 嵐, 暗い, 雷雨, 夕暮れ, 脅迫, 気分, 自然, 危険, 風景



ヒートのビックスリー
スーパーチーム
プレイヤーエンパワーメント(選手の権力が強くなること)
スーパースターの移籍

この4つがセルティックスのビックスリーがもたらしたことだと思っています。


結成前は、スーパースター同士は同じチームというよりもライバルとして存在していました。


〇スパースターが集まっても2人まででした。

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・レイカーズ3連覇
シャキール・オニール、コービー・ブライアント

・ジャズ全盛期
ジョン・ストックトン、カール・マローン


〇スター以上なら3人集まってました。

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・シカゴ・ブルズ黄金時代
マイケル・ジョーダン、デニス・ロッドマン、スコティ・ピッペン

・サンアトニオ・スパーズ全盛期
ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリ

スーパースターが3選手集まることは前代未聞だったのです。


ビックスリーの結成によって更に変わっていきます。

ビックスリーに勝つためなら更に強いビックスリーが必要になるということです。


そして、リーグでも屈指の2選手が動きます。
レブロン・ジェームス
2010年ヒートのビックスリー結成

ケビン・デュラント
2016年ウォリアーズのスーパーチーム結成

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時代を代表する選手が最強チームを結成することにより、戦術や戦略というよりも、

選手個々の実力が最優先となり、プレイヤーエンパワーメントがもろに現れ、スーパースター選手の移籍が頻繁に行われるようになりました。


良いかか悪いかは別として。。。

ビックスリーの結成が2010年代に大きな影響を与えました。


5. まとめ

ビックスリー結成が後の時代にこれほどの影響を与えるとは当時本人達を含め誰も思っていなかったでしょう。

2019年ウォリアーズがラプターズに敗れ1つの時代が終わりました。

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ビックスリー、スーパーチームという言葉が2010年代言われ続けてきましたが、2019年のオフにスーパースター達の大幅な移籍により

ビックスリー、スーパーチームからデュオに変わりつつあります。


2010年代は「1強と他」という図式でしたが久しぶりに優勝候補らしい優勝候補が不在のシーズンが今シーズンです。

結果、東カンファレンスではバックスが西カンファレンスではレイカーズが他を圧倒していますが、2チームとも安易にプレーオフを勝ち上がるとは誰も思っていません。

私は「1強と他」というよりもどこが優勝するか分からない今の方が好きですが、

皆さんはどうですか?




最後に。。。

約1ヵ月前、ネッツのケニー・アトキンソンHCが解任されました。

記事はこちら↓
ケニー・アトキンソンHCの解任の真相とは。。。

理由は確かではありませんが、アービングとデュラントが大きく影響しているそうです。

私はプレイヤーエンパワーメントが少し強すぎると思いました。

選手の権力が弱すぎるのもどうかと思いますが、強すぎるのもどうかと思います。

チーム内のパワーバランスを保つためにどうすればいいか、皆さんはどうすればいいと思いますか?


In Memory of the Celtics Big 3

(出典 Youtube)