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八村選手の同僚のジョン・ウォール。

今シーズンはアキレス腱断裂のため全休していますが、ウィザーズはウォールとブラッドリー・ビールの2大エースのチームです。

ウォールはスーパーマックス契約を結びますが、アキレス腱断裂をしてしまったため、「史上最悪の契約」というレッテルを貼られてしまいました。

今シーズンは全休なので八村選手との共演はありませんが、ウォールは八村選手を認めています。

完全復活なるかどうかは来シーズンまで分かりませんが、完全復活してウォール、ビ―ル、.八村3人のプレイでNBAに新たな風を吹かしてほしいです。

本日はウィザーズの運命を背負う男、ジョン・ウォールを見ていきましょう。


【テーマ】

八村選手所属ウィザーズの運命を背負う男~ジョン・ウォール~


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目次
1. 八村塁

2. 受賞歴

3. 史上最悪の契約


4. スーパーマックス契約まで

5. 父との約束

6. 慈善活動

7. まとめ


1. 八村塁

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八村選手がウィザーズの入団会見の際、ウォールに対して
「オールスターに出るような選手なので、そういうチームの中でやれるのは楽しみです」

とコメントを残しています。

ウォールも八村選手に対して(ワールドカップ終了後)
「僕は彼を大いに助けるつもりさ。彼はワールドカップでプレイを終えたんだ。彼がそれを経験して、楽しんでいるのを見るのは最高だったよ。今、僕はここに居るから、彼と一緒にロッカールームで、周りの人と話すことができる。彼がまだ知らないいくつかのディナースポットに、連れて行くつもりなんだ。彼の知恵も借りて、可能な限り彼を助けるつもりだよ」

とコメントしました。

ウォールはウィザーズの顔としてルーキー達に気配りを見せました。

今シーズン、コート上で何かをすることはできませんが、

試合前や試合中にも、これまでの経験を活かしポジショニングやマッチアップの相手の特徴を八村選手を含むルーキー達にアドバイスを送っているそうです。

先日、アメリカの番組に出演した際に
「僕とブラッド(ブラッドリー・ビール)はチームの土台だ。(八村)塁はルーキーだが土台に含まれる。そこにクリエイトしてシュートを決めきれる3番が必要だと感じる。現実的にセカンドユニットも強化が必要だ」

とコメントしました。

「若い選手が育つまで待てる時間はない」と言いながらも、八村選手を認める発言をしました。

ブラッドリー・ビールもウォール同様に八村選手を認めています。

来シーズン、ウォール、ビール、八村選手が中心となるウィザーズが楽しみです。


2. 受賞歴


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5×NBAオールスターゲーム出場 : 2014-2018

オールNBAチーム
 3rdチーム:2017

NBAオールディフェンシブチーム
 2ndチーム:2015

NBAスラムダンクコンテスト優勝 : 2014

〇基本情報

身長: 193㎝

体重: 88㎏

所属チーム: ウィザーズ 2010-
     
ポジション: ポイントガード

出身: アメリカ(ノースカロライナ州ローリー)

ドラフト: 2010年 1位


3. 史上最悪の契約

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2017年に4年1億7,000万ドルで契約します。

この契約によりNBA選手の中でも4番目に高い契約を獲得します。

〇史上最悪と言われる理由

・契約以降怪我に泣かされ金額に見合う活躍ができていない。
2017年41試合出場
左ひざの手術

2018年32試合出場
左かかとの負傷
左アキレス腱断裂

2019年0試合出場
シーズン全休

・アキレス腱の断裂
アキレス腱の断裂は選手生命に関わる怪我と言われています。

怪我により引退を余儀なくされる選手、復活する選手もいますが、

怪我以前並みに活躍した選手はいません。

※あのコービー・ブライアントも同様な怪我で復帰しましたがパフォーマンスは落ちています。

20年前は
アキレス腱断裂=引退

が、

現在は
アキレス腱断裂=復帰できる

まで医療の技術が進歩しています。


また、年齢、プレイスタイル、身長、体重等も違うので、復帰後のパフォーマンスがどうなるかは復帰してみないと分かりません。

ウォールも
「NBA史上最悪の契約」と言われることが唯一の疑問だ。最低でもこの金額に値するのか?ここまで稼いだのか?ってね。でも全ての年でやってきた全てのことを振り返るとこの金額に値するし、今後活躍できるかという問いに「イエス」と言える」

とコメントしています。

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2017年ウィザーズがスーパーマックス契約を交わしたことは、ウォールの実績を見れば間違っていないと思います。

あれだけ高額な契約をしといて怪我によりほとんど出場できない状態に文句を言いたい気持ちも分かります。

しかし、
結論を出すのはまだ早いと思います。

ウィザーズにとっても、ウォールにとっても来シーズンは勝負の年になる

来シーズンを待ちましょう。


4. スーパーマックス契約まで

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ここまでマイナスイメージしかないので、なぜNBA選手の中でも4番目に高い契約を獲得できたか見ていきましょう。

〇2010-11
・ドラフト1位でウィザーズに入団します
(同期はデマーカス・カズンズ、ポール・ジョージ等)
・NBA史上2人目のデビューから3戦連続で9アシスト以上
・マジック・ジョンソン以来のNBAデビューから6戦目でのトリプルダブル
・ルーキーチャレンジではMVP

〇2012-13
・キャリアハイの47得点
・キャリアハイの16アシスト

〇2013-14
・初のオールスター選出(以後2017年まで5年連続選出)
・スラムダンクコンテストで優勝

〇2014-15
・得点、アシストで平均ダブルダブル達成(この年から3年連続)

2017年にスーパーマックス契約をした際は誰も文句は言いませんでした。

全てはその後に起きた怪我のせいです。


5. 父との約束

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ウォールは2018年にケンタッキー大学に再び通い始めました。

理由は「父との約束です」

ウォールの父親はウォールが2歳の時に強盗で捕まってしまいます。

父親に会えるのは週1回の面会で2時間程度。

そして、8歳の時に予定よりも早く出所したそうです。

理由は。。。
がんに侵され余命わずかだったから

ウォール一家は旅行に出かけましたが最終日に容態が急変します。

翌日ウォールの父親は帰らぬ人となりました。

NBA入りした時も、バスケットを真剣に取り組み始めたのも「全て父のため」らしいです。

誰かに、どうしてそこまで父親にこだわるのかと問われた時、

それが、俺の父親だからだと返したそうです。

父のためにバスケットをして、大学に通ってセカンドキャリアのために経済学を学ぶウォール。

なんだか素敵ですね。


6. 慈善活動

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ウォールはチャリティー活動を積極的に行っていることで有名です。

「僕はこども達に、どこで生まれてどんな経験をしても何でも達成できること知ってほしい」

とコメントしました。

ウォールは毎年ホームレスのこどもを持つ家庭や小学生のこども達に毎年寄付をし、その他にもいろいろなチャリティ活動に参加しています。

そして、2015-16シーズンには地域貢献賞を授与しています。

〇ひと回り違う友人
2014年10月にとあるチャリティーで知り合ったウォールとマイヤちゃん。

マイヤちゃんの夢のために試合会場に呼び、一緒にビデオ撮影をしました。

マイヤちゃんの夢は叶いましたが、病は待ってくれません。

その日からウォールのシューズにはマイヤちゃんの名前が刻まれます。

そして、2か月後セルティックス戦ウォールはマイヤちゃんのために全身全霊を尽くします。

その日の動画をご覧ください。


7. まとめ

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八村選手の同僚のジョン・ウォール。

今シーズンはアキレス腱断裂のため全休していますが、ウィザーズはウォールとブラッドリー・ビールの2大エースのチームです。

ウォールはスーパーマックス契約を結びますが、アキレス腱断裂をしてしまったため、「史上最悪の契約」というレッテルを貼られてしまいました。

今シーズン仮に再開したとしてもコートには立たないと言われていますので、

来シーズンが本当の意味で勝負の年となります。

「史上最悪の契約」「不良債権」という最悪のレッテルを貼られていますが、今は何も言い返せません。

なぜなら言い返せる場所は、コート上だけと決まっているからです。

選手生命の終わりと言われたアキレス腱断裂。

医学は進歩し、復帰する怪我に変わりました。

今はリハビリに励み、試合ではベンチに座ってアドバイスしかできません。

約1年間「史上最悪の契約」と言われ続けたジョン・ウォール。

チームのために、ファンのために、何よりウォール自身のために

完全復活を祈ります。

ウォールの全盛期をご覧ください。