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7月31日からのNBA再開に向けて今週からコロナウィルスの検査を開始しました。

ニコラ・ヨキッチ等、数名の陽性反応が検出されましたが、7月11日から始まる本格トレーニングキャンプに間に合うかどうか微妙な選手もいるそうです。

更には、コロナウィルスの懸念、人種差別、怪我のリスク等から再開後のシーズンに不参加を表明している選手もいます。

しかし、リーグは再開に向け本格的に始動しました。

本日はシーズン再開に向けたイースタンカンファレンス各チームのキーマンを見ていきましょう。

【テーマ】

シーズン再開に向け
東カンファレンス各チームのキーマン


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目次
1. ミルウォーキー・バックス

2. トロント・ラプターズ

3. ボストン・セルティックス

4. マイアミ・ヒート

5. インディアナ・ペイサーズ

6. フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

7. ブルックリン・ネッツ

8. オーランド・マジック

9. ワシントン・ウィザーズ


1. ミルウォーキー・バックス

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53勝12敗

キーマン: ヤニス・アデトクンボ

スタッツ
57試合出場:29.6得点5.8アシスト13.8リバウンド

昨シーズンに続きシーズンMVPを獲得する活躍をしています。

ヤニス・アデトクンボの記事↓
ギリシャの怪人~ヤニス・アデトクンボ~

3月7日に行われたレイカーズ戦で
膝を痛めその後2試合を欠場。

バックスはレイカーズ戦を含め
3連敗を喫します。

そして、コロナウィルスの影響でリーグは中断してしまいます。

中断期間を経て
健康体なヤニスが戻ってきます。

バックスのマイク・ブーデンホルザーHCは、
「ヤニスが完全に健康体であることは、我々にとって大きなアドバンテージになるだろう」とコメント。

ヤニスが健康体で戻ってくるということは
強いバックスが戻ってくるということです。

3連敗を喫する前は歴代3チーム目の
シーズン70勝なるかと言われるほど強かったです。

2位との差は6.5ゲーム差。

シーズン再開後の8試合は
バックスにとっては調整の試合となるでしょう。

優勝候補と言われているバックス。
そこに、ヤニスという存在は不可欠です。



2. トロント・ラプターズ

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46勝18敗 6.5差

キーマン: パスカル・シアカム

スタッツ
53試合出場:23.6得点3.6アシスト7.6リバウンド

ディフェンディングチャンピオンのラプターズ。

昨シーズン、エースだったカワイ・レナードが移籍したため
今シーズンは再建に乗り出すのでは!?と言われていました。

しかし、その穴を
シアカムが埋めました。

キャリア初のオールスター選出され
チームのエースに成長した姿は昨シーズンのレナードを彷彿とさせます。

課題は
プレイオフです。

初のエースとして迎えるプレイオフ。

相手チームのディフェンスが激しくなるのは必須です。

それでも得点を決め、勝利を手繰り寄せれば、
真のエースとして認められるでしょう。



3. ボストン・セルティックス

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43勝21敗 9.5差

キーマン: ジェイソン・テイタム

スタッツ
59試合出場:23.6得点2.9アシスト7.1リバウンド

チームの主軸が移籍し、
戦力ダウン必死と言われていたセルティックス。

そのセルティックスを救ったのが
テイタムでした。

ジェイソン・テイタム記事↓
セルティックスのヤング・キング~ジェイソン・テイタム~

キャリア3年目にして初のオールスター出場。

オールスター後の活躍は目まぐるしく、
2月の月間最優秀選手にも選ばれました。

2月のスタッツは
30.7得点3.2アシスト7.9リバウンド 3P成功率48.1%

しかし、絶好調時に
リーグが中断してしまいました。

戦力ダウンしたと言われていた今シーズン
しかし、昨シーズンより勝率は上がりました。

それは、
チームのケミストリーがしっかりと構築された証拠です。

シーズン中断前の活躍があれば
セルティックスがプレイオフを勝ち抜くためのアドバンテージとなるでしょう。



4. マイアミ・ヒート

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41勝24敗 12差

キーマン: バム・アデバヨ

スタッツ
65試合出場:16.2得点5.1アシスト10.5リバウンド

昨シーズンの後半からスタメンに定着し、
今シーズンはオールスター選手にまで成長しました。

昨シーズン、象徴だったウェイドが引退し、
チームの大黒柱はジミー・バトラーに変わりました。

バトラーを中心に快進撃を続けるヒート。

ジミー・バトラーの記事↓
努力と根性で夢を掴んだ男~ジミー・バトラー~

その中でも
アデバヨの存在は必要不可欠な存在となっています。

オフェンス面に関して、得点面ももちろんですが、
センターとしてプレイメークができます。

ニコラ・ヨキッチとまではいきませんが、
5.1アシストは立派な数字です。

試合中ありとあらゆる場所に顔を出し、
得点の起点となっているアデバヨ。

アデバヨの存在は
ヒートの快進撃に必要なピースとなっています。



5. インディアナ・ペイサーズ

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39勝26敗 14差

キーマン: ビクター・オラディポ

スタッツ
13試合出場:13.8得点3.0アシスト3.1リバウンド

昨シーズン
ペイサーズの躍進を支えたオラディポ。

今シーズンは
右膝の怪我から復帰して10試合程度の出場に留まっています。

シーズン中断は
オラディポにとってプラスに働くでしょう。

オラディポ自身も
「感触はかなり良くなっている。でもこういった特別な状況では、ケガのリスクがあるのも分かっている。中断期間も長かったからね。これから一気にトレーニングの強度を上げていく」

とコメント。

完全復帰となれば
昨シーズンのようにオールスター級の活躍が期待できます。

昨シーズンはクラッチタイムにおいて
FG成功率、3P成功率が60%を超えました。

プレイオフを勝ち抜くためにも
オラディポの復活は不可欠です。



6. フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

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39勝26敗 14差

キーマン: ベン・シモンズ

スタッツ
54試合出場:16.7得点8.2アシスト7.8リバウンド

悪い意味で前評判を裏切った
シクサーズ。

理由は
シモンズとジョエル・エンビードの共存です。

ベン・シモンズの記事↓
次世代の大型ポイントガード~ベン・シモンズ~

ジョエル・エンビードの記事↓
次世代最強のビックマン候補~ジョエル・エンビード~

更に2月の下旬から
背中の神経系の怪我により欠場をしていました。

ブレット・ブラウンHCも
「復帰はもうすぐだろう。100%かと聞かれれば、そこまでは期待してない。でも彼を起用することはできると思っているよ」

とコメント。

シクサーズにとって中断は
シモンズの怪我からの復帰
ケミストリーの再構築

とプラスに働くでしょう。

現在は6位に甘んじていますが、
当初は、優勝候補にもあげられていました。

再開まで1か月半、シモンズの怪我からの回復とケミストリーがが再構築されれば、
再び優勝候補にまで登り詰めることになります。

チームとしても
シモンズを活かすために、ロスター変更を模索中のようです。

シクサーズ浮上のためにも
シモンズの活躍から目が離せません。



7. ブルックリン・ネッツ

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30勝34敗 22.5差

キーマン: スペンサーディンウィディー

スタッツ
64試合出場:20.6得点6.8アシスト3.5リバウンド

今シーズン、ネッツに
ケビン・デュラント
カイリー・アービング

リーグ屈指のプレイヤーが加入しました。

しかし、
デュラントは全休
アービングは長期離脱等

本来のネッツの姿は見せらませんが、現在7位と健闘しています。

健闘の立役者こそ
スペンサー・ディンウィディーです。

シーズン再開も
デュラントとアービングは試合に出場しないと明言しています。

勝負の年は来年ですが、
自身の価値を高めるには絶好の機会となったディンウィディー。

来シーズン以降の契約のためにも
プレイオフに進出し、活躍したいところでしょう。



8. オーランド・マジック

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30勝35敗 23差

キーマン: マーケル・フルツ

スタッツ
64試合出場:12.1得点5.2アシスト3.3リバウンド

2017年
ドラフト1位でNBA入りしたマーケル・フルツ

しかし、怪我等で
本領を発揮しきれていません。

大学時代の評価は
圧倒的なシュートセンス
プレイメイキング力
守備センス

と、どれをとってもNBAで通用すると言われていました。

完全復活は先になると思いますが、もし再開後に完全復活できれば
マジックは化けるかもしれません。

今シーズンにおいても、
活躍した試合の勝率は高い数字を残しています。

マジックにおいて必要なピースとなりつつあるフルツ。
フルツが化ければマジックも化けるでしょう。



9. ワシントン・ウィザーズ

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24勝40敗 28.5差

キーマン: ブラッドリー・ビール

スタッツ
57試合出場:30.5得点6.1アシスト4.2リバウンド

今シーズン
圧倒的スタッツを残しているビール。

ブラッドリー・ビールの記事↓
八村選手所属ウィザーズの絶対的エース~ブラッドリー・ビール~

ジョン・ウォールというエースが不在の中、
新のエースとして活躍しています。

8位のマジックとの差は5.5ゲーム差。

8試合で埋めるには厳しい数字ですが、
ウィザーズは八村選手を含め、若い選手が多いチームです。

来年度のためにも
経験は確かなものとなります。

しかし、
何が起こるか分からないNBA。

もしかしたらを期待しながらウィザーズを応援しましょう。

その、もしかしたらは
ビールの活躍次第と言っていいでしょう。