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2020年7月13日バブルでの練習中にレイジョン・ロンドが右手親指を骨折したというニュースが流れました。

怪我の詳細は不明ですが、手術の必要性があり6~8週間の離脱。

セルティックス時代にはキャリア2年目に、ビック3を陰から支え優勝を果たします。

キャリア晩年には勝気な性格が災いして、首脳陣やチームメイトとの衝突が絶えず、1年ごとに移籍を繰り返すジャニーマン化。

それでは、NBAきっての正統派ポイントガードのレイジョン・ロンドを見ていきましょう。

【テーマ】

NBAきっての正統派ポイントガード
~レイジョン・ロンド~


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目次
1. 正統派ポイントガード

2. 受賞歴

3. 性格

4. 2019-20シーズン

5. 
まとめ



1. 正統派ポイントガード


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ロンドはNBAきっての

正統派ポイントガードです。


近年ではスコアラー型ポイントガードが増えています。

ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ)
カイリー・アービング(ネッツ)等


正統派ポイントガード

レイジョン・ロンド(レイカーズ)
クリス・ポール(サンダー)
ジョン・ウォール(ウィザーズ)等


正統派ポイントガードの特徴は

ゲームメイク
パス


ロンドは特に

バスケットボールIQの高さは折り紙付きで、NBA屈指。


アシスト王にも3回輝いています。

2017年には

史上12人目の1試合25アシストを記録。


ロンドの超絶アシスト集をご覧ください。


身長が185cmですが、ウィングスパンが206cmと長く

バスケットIQと合わせて生かしたディフェンスでスティール王にも輝きます。


しかし、

アウトサイドシュートとフリースローを苦手としています。


3Pシュートはキャリアを重ねるごとに改善されますが、

フリースローに関しては改善されませんでした。


2014-15シーズンには

31.4%というNBA選手らしかなる記録も作ってしまいます。

※2019-20シーズンは65.9%(キャリアハイ)


スコアラー型ポイントガードが目立ちますが、

ロンドのような正統派型も注目してみましょう。



2. 受賞歴

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NBAチャンピオン : 2008

アシスト王 ×3: 2012, 2013, 2016

スティール王 : 2010

オールNBAチーム
 3rdチーム : 2012

NBAオールディフェンシブチーム
 1stチーム×2 : 2010, 2011
 2ndチーム×2 : 2009, 2012

NBAオールルーキーチーム 2ndチーム : 2007

NBAオールスターゲーム×4 : 2010 - 2013

【基本情報】

身長: 185㎝

体重: 79㎏

生年月日: 1986年2月22日

所属チーム 
セルティックス: 2006-14
マーベリックス: 2014-15
キングス: 2015-16
ブルズ: 2016-17
ペリカンズ: 2017-18
レイカーズ: 2018-
     
ポジション: ポイントガード

出身: アメリカ(ケンタッキー州ルイビル)

ドラフト: 2006年 21位


3. 性格

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ロンドは
キャリア2年目にしてNBAチャンピオンに輝きました。

当時はセルテックスのビック3がチームの中心でしたが、
キャリア2年目のロンドは容赦なく3人に怒鳴り散らしながら指示をだしていたそうです。

圧倒的なリーダーシップで、周囲を黙らせるだけの凄みを持つロンドは
首脳陣やチームメイトとの確執を生みます。

セルティックスでは
ビック3の3人が劣ろ始めたころ、ロンドは全盛期を迎えます。

そして、
ビック3以上の活躍を披露する試合も増えていきました。

圧倒的なリーダーシップでベテランたちに叱責する場面も増え、
チーム内に確執が生まれ始めます。

結果、
ビック3の一角、レイ・アレンがヒートに移籍してしまいます。

キャリア8年目には右膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負い
マーベリックスに移籍します。

そこからロンドは
ジャーニーマン化していきます。

※ジャーニーマンとは
いくつものチームを渡り歩く選手のことです。

選手として中堅からベテランの領域では圧倒的リーダシップでチームをけん引しますが、
特に若手からひんしゅくを買い、問題児扱いに。

「2.受賞歴」を見てもらえれば分かりますが、
1年ごとにチームを転々とする結果となります。


4. 2019-20シーズン

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今シーズン、2014-2015シーズン以来の
契約更新に成功しました。

レイカーズ2年目を迎えたロンドは
控えポイントガードとしてチームを支えています。

しかし、
評価は散々な結果に。

レブロンがベンチに下がった際のゲームメイクを任されていましたが、
ロンドがゲームメイクすると何だかちぐはぐになってしまいます。

レブロンとロンドでは
試合展開のスピードが違いすぎることが原因だと思われます。

レブロン: 展開が早い
ロンド: 展開が遅い

試合展開が早い、遅いは特に問題ではありません。

レブロンの代わりにロンドがゲームメイクすると、試合展開が遅くなり、
チームの勢いまで殺してしまうということが問題となります。

ロンドがゲームメイクしている時間は
明らかにチームのパフォーマンスが落ちます。

以上のことから今シーズン、ロンドは叩かれましたが、
私は特に問題ないと思っていました。

〇理由
ロンドに求められているのはリーダーシップと経験。
プレイオフ期間に入れば自然と試合展開が遅くなる。


プレイオフこそ
ロンドのプレイスタイルと経験が光ると思っていたからです。

しかし、
シーズン再開前に骨折してしまいます。

全治6~8週間ということは
レイカーズが勝ち進めば間に合いますが、出場できるかは微妙なところです。

しかし、
ロンドの経験はレイカーズにとってはプラス。

仮に試合に出場できなくても、
ベンチからチームを支えてくれるでしょう。


5. まとめ

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2020年7月13日バブルでの練習中にレイジョン・ロンドが右手親指を骨折したというニュースが流れました。

怪我の詳細は不明ですが、手術の必要性があり6~8週間の離脱。

レイカーズにはゲームメイクができる司令塔タイプは、
レブロンとロンドしかいません。

怪我が完治したとしても
コンディションやゲーム感が戻るとは限りません。

更には
レブロンがベンチに下がった時間帯に誰がゲームメイクするかという問題も浮上します。

何よりも
レブロンの肉体的、精神的疲労が問題となってくるでしょう。

ロンドが怪我したことにより
大問題が発生してしまったレイカーズ。

ロンドは出場できない代わりに
ベンチからチームを支えてほしいと思います。