NBAスポーツ速チャン

NBA好きです。2009年たまたまテレビに映ったコービーの姿に衝撃を受け、レイカーズの試合を中心にみるようになり、ブログを始めました。ただただNBA好きのおじさんです。NBAやBリーグの話題を2chからまとめて紹介しています。

    カテゴリ:NBA > 現役選手

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    今シーズン優勝請負人としてクリッパーズに移籍してきた笑わない男、カワイ・レナード。

    ヒートのビック3、ウォリアーズのスーパーチームのスリーピート(3連覇)を阻み、昨年はトロントに初の栄冠をもたらしました。

    ロードマネージメント問題で議論を呼んでいますが、実力は確かでプレイオフに入ってからは無類の強さを発揮しています。

    八村選手とプレイスタイルが似ているため比較されますが、雲泥の差があります。

    将来、レナードのような選手になれるとしても数年後の話なので、楽しみに待ちましょう。

    本日は笑わない男で優勝請負人のカワイ・レナードを見ていきましょう。

    【テーマ】

    笑わない男は優勝請負人
    ~カワイ・レナード~


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    目次
    1. トロントに初の栄冠を

    2. 受賞歴

    3. ファイナルMVPで開花

    4. ロードマネージメント

    5. 八村塁

    6. 
    まとめ



    1. トロントに初の栄冠を


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    日本時間2019年6月14日

    ラプターズは球団初の優勝を果たしました。


    レナードは

    圧倒的なパフォーマンスで自身2度目のファイナルMVPに輝きます。


    2つの異なるチームでの受賞は史上3人目

    カリーム・アドゥブルジャバー(バックス、レイカーズ)
    レブロン・ジェームス(ヒート、キャバリアーズ)
    カワイ・レナード(スパーズ、ラプターズ)


    そして史上12人目の複数回のファイナルMVP受賞にもなります。

    ウィリス・リード(1970,73)
    カリーム・アドゥブルジャバー(1971,85)
    マジック・ジョンソン(1980,82,87)
    マイケル・ジョーダン(1991-93,96-98)
    アキーム・オラジュワン(1994-95)
    ティム・ダンカン(1998,2003,05)
    シャキール・オニール(2000-02)
    コービー・ブライアント(2009-10)
    レブロン・ジェームス(2012-13,16)
    ケビン・デュラント(2017,18)
    カワイ・レナード(2014,19)


    特筆すべきことは

    移籍1年目にチャンピオンに導いたことです。


    ファイナルのスタッツは

    28.5得点4.2アシスト9.8リバウンド2.0スティール1.2ブロック

    と圧倒的です。


    しかも相手はあのウォリアーズ。

    ケビン・デュラント、クレイ・トンプソン等、怪我人続出でチームとしてはボロボロでしたが、

    スリーピート(3連覇)を阻止したことは紛れもない事実です。


    この優勝が

    ビックスリーからデュオの時代に変わった瞬間とも言えます。


    〇理由

    怪我人が複数人出たらチームとして機能しなくなるからです。
    (ビックスリーのチームは選手層が薄い)


    「僕はこのためにバスケットボールをプレーしている。優勝するために自分自身を磨いてきたんだ」

    とレナードはコメントしました。


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    更に忘れてはならないのは

    カンファレンス2回戦ラプターズvsシクサーズ

    史上初のプレイオフ第7戦でのブザービーターが決まります。


    残り4.2秒90-90の同点の場面

    パスを受けたレナードはコーナーに向かいジャンプシュートを放ちます。

    そして、試合終了のブザーが鳴りました。

    高く弧を描いたボールは

    リングに1回。。。2回。。。3回。。。4回当たり、

    ネットを通過します。

    静まり返っていた会場は一気にヒートアップ。

    あの笑わない男で有名なレナードが
    雄たけびを上げました。


    レナードのブザービーターをご覧ください。


    2019年のプレイオフは

    レナードのブザービーター
    ウォリアーズ王朝の終焉
    ラプターズの初の栄冠
    レナードのファイナルMVP獲得

    と、レナードの年となりました。


    レナードは本当の意味で

    歴代屈指のエリートプレイヤーの仲間入りを果たします。



    2. 受賞歴


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    2×NBAチャンピオン : 2014, 2019

    2×NBAファイナルMVP : 2014, 2019

    スティール王 : 2015

    オールNBAチーム
     2×1stチーム:2016-2017
     2ndチーム : 2019

    2× NBA最優秀守備選手賞 : 2015-2016

    4×NBAオールスターゲーム : 2016-2017, 2019-2020

    NBAオールルーキー1stチーム : 2012

    NBAオールディフェンシブチーム
     3×NBAオールディフェンシブ1stチーム : 2015-2017
     2×NBAオールディフェンシブ2ndチーム : 2014, 2019

    〇基本情報

    愛称: 笑わない男、The Claw(ザ・クロー)

    身長: 201㎝

    体重: 104㎏

    所属チーム 
    スパーズ: 2011-2018
    ロケッツ: 2018-2019
    クリッパーズ: 2019-
         
    ポジション: スモールフォワード

    出身: アメリカ(カリフォルニア州リバーサイド)

    ドラフト: 2011年 15位



    3. ファイナルMVPで開花


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    一世を風びしたヒートのビック3のスリーピート(3連覇)を止めたのも

    スパーズのレナードでした。


    2014年のファイナルはヒートのスリーピートに注目が集まっていました。

    1勝1敗で迎えた第3戦

    レブロンとマッチアップしたのが

    デビュー3年目のレナードです。


    NBAオールディフェンシブチームに選ばれたレナードは

    レブロンを止めるということを期待されていました。


    しかし、

    レブロンを止めるだけでなく、29得点を叩き出します。


    レナードにとっての29得点は

    キャリア初どころかバスケット人生でのキャリアハイの得点でした。


    NBAファイナルという最高の舞台で、

    最高の相手に、最高のパフォーマンスを見せたのです。


    続く第4,5戦も20、22得点を上げ

    将来有能な選手だったはずの男が、
    ファイナルMVPという称号と共にスターの仲間入りを果たします。


    スリーピートを達成できなかったヒート

    レブロンがキャバリアーズに移籍しビック3の解体にもつながります。


    「私の言葉を覚えておいてほしい。カワイ・レナードはいつの日か、NBAのスター選手になる」

    とマジック・ジョンソンもこのようにコメントしました。


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    更に、ファイナルMVPを獲得した日は

    父の日でした。


    レナードが16歳の時

    レナードの父親は何物かによって殺害されてしまいます。


    優勝、ファイナルMVPは

    父と共に成しえたのです。


    この日を境にレナードは

    スーパースターへの道に立ちました。



    4. ロードマネージメント


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    ロードマネージメントとは。。。

    自身のケガの具合やコンディションの状況により、場合によっては欠場をするという現代のリスクマネジメント


    昨シーズンはレナードは

    82試合中60試合しか出場していません。


    22試合ともロードマネージメントかどうかは分かりませんが、

    単純に4試合に1回は休場する計算になります。


    本人も古傷を抱えているので、82試合全力で挑むことは難しいのかもしれません。

    昨シーズン、ロードマネージメントのおかげかどうかは分かりませんが、

    プレイオフでは大車輪の大活躍でチームを初優勝に導き、
    レナード自身もファイナルMVPという結果でした。


    レナードの活躍を見ればロードマネージメントは成功と見えるでしょう。

    しかし、

    賛否両論です。


    マイケルジョーダンは

    「君たちは82試合プレーするためにお金を受け取っているんだ」

    と選手達に言い聞かせているそうです。


    コービー・ブライアントやレブロンも

    「試合に出場できるように徹底して肉体の管理を行うことが真のプロフェッショナルであり、見に来てくれるファンのために戦うことが重要である」

    とコメントしています。


    一方で。。。

    デリック・ローズ

    「もし10年前にロード・マネジメントがあったのなら、度重なる大ケガをすることなくブルズに残留していただろう」

    とコメントしています。


    レナードがどの程度の怪我を抱えているか知らない私たちがどうこう言うのは間違っていると思いますが、

    私は、プレイ時間を制限してでも、なるべくファンのために試合に出場してほしいと思うのが本音ですが。。。

    答えは分かりません。


    NBAは他のリーグと違って

    カップ戦等の試合がありません。


    なので、82試合が全てです。

    それが問題なのかもしれませんが。。。

    難しい問題であることは変わりありません。



    5. 八村塁


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    日本人初ドラフト1巡目指名された

    八村塁


    その八村塁とカワイ・レナード

    プレイスタイルが似ていると言われています。


    同僚のブラッドリー・ビールも

    「塁はレナードのようにプレーをするんだ」

    とコメントしています。


    当初、ビールは2人の比較に首をかしげたそうです。

    しかし。。。

    「彼がチームにやってきて、夏に初めて彼のプレーを見た時、カワイと比較されている理由が分かった」

    とコメントしました。


    更に

    「あらゆる側面において、多様な才能の持ち主なんだ。彼のことは本当に気に入っているよ。熱心にバスケットに打ち込んでいる。彼の才能は本当に計り知れないから、本当に誰と同等かはわからない」

    と話しています。


    八村選手とレナード

    現在は
    全く似ていません。

    将来は
    全く分かりません。


    レナードは元々フィジカルの強さとディフェンス力が評価されていました。

    そこからスコアラーとしても開花させ、

    リーグ屈指の2WAYプレイヤーになりました。


    八村選手もまだキャリア1年目です。

    今後どのような選手に成長するか楽しみに見ながら待ちましょう。



    6. まとめ


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    今シーズン優勝請負人としてクリッパーズに移籍してきた笑わない男、カワイ・レナード。

    ヒートのビック3、ウォリアーズのスーパーチームのスリーピート(3連覇)を阻み、昨年はトロントに初の栄冠をもたらしました。

    クリッパーズは現在レイカーズと5.5ゲーム差の2位に位置しています。

    フランチャイズ史上初の栄冠を狙うクリッパーズ。

    昨年のラプターズの再来なるか注目を集めていますが、

    簡単にはいきません。


    同じロサンゼルスには

    レイカーズがいます。


    クリッパーズ同様レイカーズも優勝しなければならない理由があります。

    下の記事の「6.まとめ」をご覧ください。
    レイカーズで「勝者」に~アンソニー・デイビス~

    今シーズン、いろいろな想いが渦巻くNBA。

    優勝請負人としてクリッパーズに移籍してきたレナードには頼れる相方がいます。

    もう1人のエースは

    ポール・ジョージです。


    ポール・ジョージ記事↓
    クリッパーズ躍進の鍵~ポール・ジョージ~

    2年連続で優勝を成し遂げれば、

    レナードの評価は最高潮に達するでしょう。


    8月1日からリーグが再開されます。

    レナード率いるクリッパーズの躍進から目が離せません。


    今シーズンの優勝請負人としてクリッパーズに移籍してきたレナードの活躍をご覧ください。


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    マジック・ジョンソンやレブロン・ジェームスと比較されるベン・シモンズ。

    身体能力、視野の広さ、パスセンス、バスケットIQを備える新時代の司令塔です。

    今シーズンは優勝候補に上げられましたが、ジョエル・エンビードとの共存がうまくいかず、6位に甘んじています。

    シモンズを含め意識改革をしない限り、シクサーズはプレイオフを勝ち進めないでしょう。

    本日は新時代の大型ポイントガードのベン・シモンズを見ていきましょう。

    【テーマ】

    次世代の大型ポイントガード
    ~ベン・シモンズ~


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    目次
    1. 3Pシュート

    2. 受賞歴

    3. レブロン・ジェームス


    4. 怪我

    5. まとめ



    1. 3Pシュート


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    今シーズン、NBAデビュー172試合目にして

    初の3Pシュートを決めました。

    何とキャリア4年目にして18本目に放った3Pシュートが決まります。


    初めて決めた3Pシュートの瞬間をご覧ください。


    どうですか3Pシュート1本決めた盛り上がりではないでしょう。
    何と公式戦で決めたのは1451日前の大学生以来だそうです。

    シモンズは今シーズン4年目ですが1年目はプレイしていないので実質3年目になります。

    キャリア4年で
    2016-17 出場なし

    2017-18 0-11 .000

    2018-19 0-6 .000

    2019-20 2-6 .333

    2-23 .008になります。

    チームメイトにもHCにも打つように促されていましたが改善されませんでした。

    しかし。。。

    中断期間中のインタビュー中に
    「3ポイントシュートを打つ準備はできている。今は自分から打ちたいと思えるようになった。他人から強要されて打つのではなくね。プレーオフになったら打つかもしれない。相当な準備をしてきたから決められると思う」

    とコメントしました。

    これまでは
    「3Pシュートを打つかどうかを決めるのは僕だ。全ては僕次第なんだ」

    と言い続けてきました。

    私はこの記事を読んだときに、
    きたーーーーーーと思った事を覚えています。

    シモンズの3Pに関して不要論もありましたが、打てるか、打てないかでしたら


    打てる方がいいに決まっています。


    シモンズがこのようなコメントを残したのは初めてのような気がします。

    仮にシモンズが3Pシュート会得すれば、どうなるでしょう。

    アウトサイドシュートが苦手な今でも、

    比較対象が、マジック・ジョンソンやレブロン・ジェームスです。

    どうなってしまうか分かりません。


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    更には

    エンビードとの共存問題です。


    エンビードの記事↓
    次世代最強のビックマン候補~ジョエル・エンビード~

    今シーズン優勝候補にもあげられていたシクサーズ。

    しかし、

    6位に甘んじています。


    理由は簡単です。

    シモンズとエンビードの共存です。


    シモンズが3Pシュートを打てるようになれば全てではありませんが、

    ある程度解決します。


    日本時間8月1日にシーズンの再開が決まりました。

    NBA再開プランの記事

    シモンズが3Pシュートを打つ準備ができていたら

    シクサーズのバスケはもう一段階進化します。


    そうすれば、プレイオフも盛り上がります。

    ケミストリーの再構築期間は限られていますが、

    シモンズとエンビードなら大丈夫でしょう。


    不仲説も報じられていたシモンズとエンビード。

    プレイオフの成績で不仲説が不確かなことを証明してほしいです。



    2. 受賞歴

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    NBAオールスターゲーム出場 : 2019-2020

    新人王 : 2018

    〇基本情報

    身長: 208㎝

    体重: 108㎏

    所属チーム シクサーズ:2016-
         
    ポジション: ポイントガード、パワーフォワード

    出身: オーストラリア(ビクトリア州メルボルン)

    ドラフト: 2016年 1位


    3. レブロン・ジェームス


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    シモンズはレブロン・ジェームスのことを

    兄的な存在と話します。


    オフにはクリス・ジョンソン氏の下

    シモンズとレブロンは一緒に汗をかいています。


    シモンズのアウトサイドからシュートを打たない態度は

    周囲から不満が漏れていました。


    しかし、レブロンは真っ向から否定しています。

    「ベンはすごく熱心に練習していた。彼には限界がない。サイズ、強さ、視野、バスケットボールIQ…、彼は自分のことをベストだと信じるべきだし、実際そうしている。彼が他の人の言うことを気にしない限り、大丈夫だよ。十中八九、人々は批判してくる。彼らは嫉妬しているのさ。ベンが自分たちよりも優れているからね」


    とコメントを残しています。


    天才は天才を知る。


    私の考えですが、

    シモンズは完璧主義者だと思います。


    シモンズ自身が

    「3Pシュートを打つかどうかを決めるのは僕だ。全ては僕次第なんだ」

    と言い続けてきました。


    ただの言い訳にも聞こえますが、私は

    完璧に会得出来たらチャレンジしていくと思っています。


    レブロンとシモンズはお互いを認め合う存在です。


    そして、

    プレイスタイルも酷似していて、
    アウトサイドのシュートが苦手なのも似ています。


    シモンズは弱点を克服するでしょう。

    なぜなら、

    シモンズの最大の助言者であるレブロンが認めているからです。



    4. ディフェンス


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    シモンズのディフェンスに関してもリーグ屈指の実力を持っています。

    〇理由

    ・誰にでも対応できる
    ・バスケットIQ


    〇誰にでも対応できる

    シモンズのメインのポジションはポイントガード(1番)です。

    しかし、
    セカンドポジションはパワーフォワード(4番)

    ポイントガードとパワーフォワードができるということは
    全ての選手に対応できるということです。

    スピードで勝負されても、

    高さやパワーで勝負されても、

    シモンズは対応できるということです。

    元々ディフェンス力には定評がありました。

    NBAで経験を積んで更に上達しています。

    私は近い将来
    シモンズが最優秀守備選手賞を獲得すると思っています。


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    〇バスケットIQ

    今シーズン(2019-20)
    シモンズはスティール王に輝くでしょう。

    相手のコースや動きを予測し、スティールをすることが多く見られます。

    それを成すのが、
    バスケットIQです。

    シモンズのバスケットIQはリーグ屈指と言われ、
    オフェンスだけでなく、ディフェンスにも生かされています。


    シモンズのポジショニングは天才的です。

    そのシモンズがいるシクサーズの

    ディフェンス力はリーグ屈指です。


    その中核を担うシモンズ。

    NBA界屈指のバスケットIQは何を見据えているのか注目です。



    5. まとめ

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    マジック・ジョンソンやレブロン・ジェームスと比較されるベン・シモンズ。

    身体能力、視野の広さ、パスセンス、バスケットIQを備える新時代の司令塔です。

    今シーズンは優勝候補に上げられましたが、ジョエル・エンビードとの共存がうまくいかず、6位に甘んじています。

    シモンズを含め意識改革をしない限り、シクサーズはプレイオフを勝ち進めないでしょう。

    シクサーズ選手の駒は揃っていますが、
    問題はケミストリーの構築です。

    チームプレイの悪さはリーグ屈指と言われているシクサーズ。

    リーグ再開が8月1日

    それから8試合後プレーオフに突入します。

    シモンズが本当に3Pシュートを打つのなら、
    戦略は大きく変わっていきます。

    シクサーズがプレイオフを勝ち上がれるか、
    シモンズに掛かっていると言っても過言ではありません。

    再開後のシクサーズは
    新生シクサーズなのか、

    従来通りの残念なシクサーズなのか、

    それは、シモンズの意識と出来次第でしょう。

    最後に次世代の大型ポイントガードのシモンズをご覧ください。

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    ひげが特徴的なジェームス・ハーデン。ステップバックスリーという必殺技を駆使して、NBA界を席巻しています。

    2年連続で得点王を受賞し、今シーズンも平均得点がダントツのトップなので3年連続受賞は間違いないでしょう。

    今シーズン、親友のラッセル・ウェストブルックと共に新たな戦術でNBAの覇権を目指します。

    本日はステップバックスリーを駆使しNBA界を席巻しているジェームス・ハーデンを見ていきましょう。

    【テーマ】

    ステップバックスリーでNBA界を変えた男
    ~ジェームス・ハーデン~


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    目次
    1. ステップバックスリー

    2. 受賞歴

    3. 得点王なのに。。。

    4. ひげ

    5. 
    まとめ



    1. ステップバックスリー

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    ハーデンの必殺技
    ステップバックスリー

    ステップバックスリー自体はハーデンがやる前からありましたが、

    ハーデンが行うことで、脅威の必殺技まで昇格します。

    〇昇格する理由
    ・ハンドリングスキル
    ・カットイン
    ・スペースと時間

    〇ハンドリングスキル
    ハーデンのハンドリングスキルはNBA界屈指です。

    創造性豊かなハンドリングは、まるで音楽を奏でているみたいにステップを踏みます。

    独特なリズムのハンドリングでディフェンスは1歩遅れてしまいます。

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    〇カットイン
    1歩遅れたディフェンスを交わしゴールに向かいます。

    ハーデンはここから更に強くなります。
    ・ユーロステップ
    ・フローター

    ・ユーロステップ
    相手のリズムを狂わすステップを踏み、ゴールへ向かう角度を大きく変える技
    (例:左に行くと見せかけて右に行くステップ)

    ・フローター
    ブロックを交わすための「ふわっ」と浮かせるシュート。

    ディフェンスを1歩遅らせれば、抜くことはできます。

    しかし、
    そのままシュートに行けるほど甘くはありません。

    ディフェンスが追い付いたり、他のディフェンスがヘルプに来たりもします。

    なので、ハーデンは
    ユーロステップを使いディフェンスをあざ笑います。

    他のディフェンスがヘルプに来たら

    フローターを放ちます。

    ディフェンス側は
    インサイドでも圧倒的な破壊力を持っているのでステップバックスリーだけを警戒しても意味がありません。


    〇時間と距離
    ハーデンのステップバックはシュートまでの時間が早く、ステップバックする距離が長いのが特徴です。

    仮にステップバックが来ると分かっている場面でも、決められるほどのうまさがあります。

    ハンドリングでディフェンスとの距離が開けば
    ステップバックスリー

    ハンドリングでディフェンスとの距離が閉じれば
    カットイン

    ステップバックスリーを手にしたハーデンは
    オフェンスの鬼になりNBAを席巻しています。

    そんなハーデンを止めるためにとんでもない作戦が決行されます。

    動画をご覧ください。

    ステップバックスリーを防ぐために後ろディフェンス(仮の名前)を行ったのです。

    ですが。。。
    さすがハーデン。きっちりステップバックスリーを決めています。


    2. 受賞歴

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    MVP : 2018

    2×得点王 : 2018-2019

    アシスト王:2017

    8×NBAオールスターゲーム出場 2013-2020

    オールNBAチーム
    5×1stチーム : 2014-2015, 2017-2019
    3rdチーム : 2013

    2×シーズン最多得点 : 2015 (2217) 2016 (2376)

    NBAシックスマン賞 : 2012

    NBAオールルーキーチーム 2ndチーム : 2010

    〇基本情報

    愛称: 髭(ひげ)

    身長: 196㎝

    体重: 100㎏

    所属チーム 
    サンダー:2009-2012
    ロケッツ:2012-
         
    ポジション: シューティングガード、ポイントガード

    出身: アメリカ(カリフォルニア州ロサンゼルス)

    ドラフト: 2009年 3位


    3. 得点王なのに。。。

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    ハーデンは2年連続得点王に輝いています。
    (今シーズンもダントツトップなので3年連続は間違いないでしょう)

    得点記録に関しても
    マイケル・ジョーダンやウィルト・チェンバレンが引き合いに出されています。

    しかし、
    それに伴う人気がありません。

    ※オールスターには毎年出場していますが、圧倒的な人気という意味です。

    「プレースタイルに華やかさに欠ける」という意見もありますが、
    ハーデンの「ステップバックスリーに華やかさがない」とは思いません。

    なぜそう思われているのかまとめてみました。
    ・トラベリング疑惑
    ・ファールをもらうプレー
    ・1on1が非常に多い

    〇トラベリング疑惑
    ハーデンのステップバックスリーは
    常に「トラベリング疑惑」があります。

    理由は
    ゼロステップにあります。

    ※ゼロステップとは
    キャッチと同時の1歩目は0歩になるということです。

    他にも「ゼロステップ」を使う選手がいますが、ハーデンのみが批判の対象になっています。

    ※本当にトラベリングの時もありますが、ハーデンの動きが早すぎて審判が見逃すこともありました。

    その動画が叩かれる原因にもなっています。

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    〇ファールをもらうプレー
    ハーデンの特徴として
    フリースローの試投数がダントツトップです。

    ※今シーズン
    1位719 ジェームス・ハーデン
    2位559 トレイ・ヤング
    3位490 ジミー・バトラー

    ハーデンはファールを誘発するプレイがうますぎるのです。

    そのプレイについても
    「ズルい」、「わざとだ」等批判が湧き出ています。


    〇1on1が非常に多い
    ロケッツのプレイスタイルはハーデンの1on1から始まります。

    なので、
    自然とハーデンの1on1の回数が増えていきます。

    これに対しても、
    「自分勝手」、「チームプレイを無視」等の批判があります。

    1on1は試合終盤よく使われる戦術ですが、
    他のチームエースは多くても10回程度ですが、ハーデンは20回になります。


    ハーデンはヒューストンでは英雄ですが、上記の理由等から人気が上がってきません。

    ハーデンの実力は誰もが認めます。

    次のステージに行くためには、
    「チームの勝利」しかありません。


    4. 髭(ひげ)

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    ハーデンと言えば髭(ひげ)です。

    プロ入りしてからめんどく臭くなって剃らなくなったハーデンの髭。

    現在はトレードマークになっています。

    髭を剃らない理由は明確な回答をしたことはありませんが、
    トレードマークになってしまった事と願掛けだと思います。

    髭を伸ばすとハーデンの得点、知名度は伸びていきました。

    髭に関しての名言があります。
    「1億円で髭を剃らないか?」

    「No」

    「10億円では?」

    「考える」

    と回答したそうです。

    昨年のジャパンゲームでハーデンは意外な髭の活用法を披露しました。
    前半終了時点でハーデンはボールをコートに叩きつけました。

    すると、ボールはあご(髭)に直撃します。

    ハーデンをマークしていたジョシュ・ハートのリアクションにも注目です。



    試合終了後、

    記者
    「痛かった?」という質問に

    ハーデン
    「全く。俺には髭があるからね。髭が守ってくれたよ」

    と笑いながら回答しました。

    もしかしたら、
    この日のために髭を伸ばしていたかもしれませんね(笑)



    5. まとめ

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    ひげが特徴的なジェームス・ハーデン。ステップバックスリーという必殺技を駆使して、NBA界を席巻しています。

    2年連続で得点王を受賞し、今シーズンも平均得点がダントツのトップなので3年連続受賞は間違いないでしょう。

    今シーズン、親友のラッセル・ウェストブルックと共に新たな戦術でNBAの覇権を目指します。

    ウェストブルックと新たな戦術(スモールラインナップ)はこちらから↓
    トリプルダブル製造機~ラッセル・ウェストブルック~

    超スモールラインナップはウェストブルックを生かす戦術ですが、
    ハーデンも輝きます。

    なぜなら、カットインしやすくなるからです。

    問題は
    ディフェンスです。

    ハーデンもウェストブルックもディフェンスは得意ではありません。

    しかし、
    ディフェンスは気持ちが一番大切です。

    超スモールラインナップは
    高さやパワーにスピードとスタミナで戦う戦術です。

    今のロケッツならスピード、スタミナで勝てると思います。

    そこに、ディフェンスが加わったら「優勝」の2文字が見えてきます。

    オールスター常連ですが人気がいまいち上がってこないハーデン。

    ウェストブルックと共に頂点に駆け上がれば評価は一転するでしょう。

    チームのために、自身のために、ハーデンのプレイから目が離せない。

    最後にハーデンのステップバックスリーをご覧ください。

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    現代版コービー・ブライアントと呼ばれるデビン・ブッカー。

    オフェンス力は現役選手最高の1試合70得点という記録を持っていますが、ディフェンス力等まだまだ改善の余地があります。

    今シーズンこそチームを飛躍させるためにチームを引っ張ってきましたが、13位に位置しています。

    しかし、コロナウィルスで中断期間中はゲーマーとしてMVPクラスの活躍をしました。

    本日は、現代版コービー・ブライアントと呼ばれながら、本領を発揮出来ずにいるデビン・ブッカーを見ていきましょう。

    【テーマ】

    現代版コービー・ブライアントと呼ばれる男
    ~デビン・ブッカー~


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    目次
    1. 70得点

    2. 受賞歴

    3. 真の現代版コービー・ブライアントと呼ばれるために

    4. ゲーマー

    5. 
    まとめ



    1. 70得点

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    2017年3月24日サンズvsセルティックス
    ブッカーが史上6人目の70得点を達成した日になります。

    ちなみに。。。
    史上最年少で70得点を達成(20歳)

    他の5人は
    ウィルト・チェンバレン 100得点
    コービー・ブライアント 81得点
    デイビット・トンプソン 73得点
    デイビッド・ロビンソン 71得点
    エイジン・ベイラー 71得点

    スタッツ:45分出場
    70得点6アシスト8リバウンド FG21/40 3P4/11 FT24/26

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    70得点のうち50得点を後半だけで叩き出しましたが
    チームは120-130で敗れました。

    試合後
    「強い気持ちが必要だと考えていた。僕はすごく積極的にアタックしたし、チームメートが僕に良いパスを出し、スクリーンでフリーにしてくれた。50得点を超えたら、みんなが僕にボールを集めてくれた。70得点は僕の力だけで成し遂げたものじゃない。だからチーム全員で祝いたいんだ」

    とコメントを残しました。

    試合終盤にはブッカーの得点チャンスを増やすために、何度か故意にファールするというセルティックスファンからしたら納得いかない場面もありました。

    ※セルティックスのジェイ・クラウダ―は試合後苦言をていしています。

    何があっても
    70得点という記録は何物にも変わらないとてつもない記録です。

    11年前、ブッカーの尊敬するコービーが達成した以来の
    1試合70得点以上

    2020年5月現在
    ブッカーが達成した以来70得点に到達した選手はいません。

    2000年代においても70得点を超えたのはコービーとブッカーの2回のみです。

    現役選手の中で、1試合最多得点記録を持つブッカー。
    「コービーのように、俺もどんなことにおいても限界を決めつけたりしない」

    とコメントしているように更なる記録更新を狙っているようです。

    70得点。。。
    神様ことマイケル・ジョーダンでさえ到達できなっかた領域。

    NBAの歴史にブッカーの名を刻んだ日になりました。

    ブッカーの70得点の試合をご覧ください。

    2. 受賞歴

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    NBAオールスターゲーム出場:2020

    NBAスリーポイント・コンテスト 優勝 : 2018

    NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2016

    〇基本情報

    愛称: 歩く得点製造機

    身長: 198㎝

    体重: 98㎏

    所属チーム サンズ:2015-
         
    ポジション: シューティングガード

    出身: アメリカ(ミシガン州グランドラピッズ)

    ドラフト: 2015年 13位


    3. 真の現代版コービー・ブライアントと呼ばれるために

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    ブッカーは現代版コービー・ブライアントと呼ばれています。

    しかし、
    似て非なるものです。

    確かに。。。
    オフェンス力
    クラッチ力

    は近いものがあるかもしれません。

    ※爆発力だけだったらブッカーの方が上かもしれません。

    23歳でのコービーとブッカーの違いを確認してみましょう。
    ・ディフェンスの意識
    ・優勝(勝利)を知る
    ・シャキール・オニールの存在

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    〇ディフェンス力
    コービーは常に全力でした。

    入団当初、コービーのディフェンスは褒められるものではありませんたが、

    気持ちと努力で、オールディフェンシブチームに選ばれるまでに成長しました。

    ブッカーは今シーズンそれなりに改善されたと思いますが、

    コービーのような鬼気迫るディフェンスからはほど遠いです。

    〇優勝(勝利)を知る
    当時のレイカーズは3連覇を達成しました。

    勝利を義務付けさせられてるチームと弱小チームとでは、注目度等全く違います。

    モチベーションを向上させ、プレッシャーをはねのける忍耐力が身につきます。

    〇シャキール・オニールの存在
    コービーには同じチーム内に最大のライバルとなるシャックという超えなければならい存在が近くにいました。

    ブッカーは最初からチームのエースとして存在しています。

    チームエースのプレッシャーもあると思いますが、超えるべき存在は必要だと思います。

    他にも
    ・練習量
    ・判断力

    等ありますが

    一番は
    気持ち
    だと思います。

    いろいろ違いを言いましたが、
    ブッカーはコービークラスになれる素質の持ち主だと思います。

    しかし、
    置かれている状況は全く違います。

    私は。。。
    ブッカーが本気でコービーを目指すという気持ちがあれば、全て変わってくると思います。

    ブッカーがどう思っているかは分かりませんが、
    亡きコービーのために、より高みを目指してほしいです。


    4. ゲーマー

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    ブッカーはNBA界きってのゲーマーでも有名です。

    新型コロナウイルスの影響で中断中のNBAと米スポーツ専門局ESPNが協力して開催した16選手によるテレビゲーム大会

    「NBA2Kトーナメント」が開催されました。

    ※八村選手も参戦しています。

    八村選手が「NBA2K」している様子をご覧ください。

    ブッカーはプライべ―トでeスポーツチームに所属している実力は確かで、1回戦から決勝まで圧勝で勝ち上がりました。

    優勝賞金の10万ドルはアリゾナ・フードバンク・ネットワークに寄付しました。

    また、ブッカーが解説しているゲームチャンネルで寄付を募ったりもしています。

    募った10万ドルは地元のフェニックスの地域チャリティ団体に寄付しました。

    ※フェニックス・サンズも同団体に同額を寄付しています。

    ゲーマの顔を持つブッカー。
    NBAロスを「NBA2K」で救ったブッカーは
    中断期間のMVPと言ってもいいでしょう。

    中断明けどのような形で再開されるか分かりませんが、
    ゲームのように圧勝できる日が来ることを祈ります。

    ちなみにNBAの中断が決まった瞬間もゲーム配信をしていました。

    その時の様子をご覧ください。


    5. まとめ

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    現代版コービー・ブライアントと呼ばれるデビン・ブッカー。

    オフェンス力は現役選手最高の1試合70得点という記録を持っていますが、ディフェンス力等まだまだ改善の余地があります。

    今シーズンこそチームを飛躍させるためにチームを引っ張ってきましたが、13位に位置しています。

    毎年毎年、未来は明るいチームといわれ続けて早数年。

    そろそろ強豪チームになりたいサンズ。

    その中心は間違いなくブッカーです。

    将来有能な若手は集まってきました。

    後はチームの方針です。

    しっかりと将来を見据えれば1,2年でチームは出来上がってくると思います。

    10年間プレイオフに進出していないフェニックス・サンズ。

    来年、再来年にはフェニックスにプレイオフ進出という太陽の光を届けて下さい。

    最後に今シーズンのブッカーの活躍をご覧ください。

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    2019-20シーズン、ネッツに移籍してきたカイリー・アービング。

    身体能力、バスケットスキルは申し分なく、特にハンドリング技術は現役屈指の実力を持っています。

    しかし、昨シーズンまで所属していたセルティックスではリーダー失格の烙印を押されました。

    ネッツに移籍してきた今シーズンも、怪我や発言等で世間を賑わせます。

    本日は、現役屈指の実力を持ちながらも、話題に事欠かないカイリー・アービングを見ていきましょう。

    【テーマ】

    現役最高の超絶ハンドリング
    ~カイリー・アービング~


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    目次
    1. ハンドリング

    2. 受賞歴

    3. レブロン・ジェームスと共に

    4. ケビン・デュラントと共に

    5. 
    まとめ


    1. ハンドリング

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    ハンドリングとは?
    簡単に言うと「バスケットボールを自在に操ること」

    ハンドリングはバスケットの基礎中の基礎で
    ドリブル、パス、シュートの基礎になります。

    ※ハンドリングがうまい選手は必然的にバスケがうまいということに直結します。

    現役選手の中でハンドリングのうまい選手は?という問いに
    ・ステフィン・カリー
    ・ジェームス・ハーデン
    ・ケンバ・ウォーカー
    ・カイリー・アービング

    この4人の名前が上がってくると思います。

    私はハンドリングスキルだけに特化すればカイリー・アービングが一番だと思います。

    理由は動画を見ていただければ分かると思います。

    どうでしたか?説明不要なハンドリングスキルだと思います。

    アービングのハンドリングの魅力は?
    ・左右の展開力
    ・独特のリズム

    〇左右の展開力
    アービングには代名詞のようなクロスオーバーがあります。

    クロスオーバーとは
    ボールを左右に切り替える動きです。

    動画を見ていただければ分かると思いますが、クロスオーバーのスキルが異常です。

    そこにステップ、手首の使い方、目線を入れることで圧倒的な破壊力をもたらします。

    〇独特のリズム
    ドリブルをするうえで、誰にでもリズムがあります。

    もちろんドリブルで変化をつける際、リズムが変わります(早くなったり、遅くなったり)

    アービングのドリブルの変化のふり幅が異常なのです。

    一定数でドリブルを行い、そこから一気にトップギア(クロスオーバー)に

    そこから一気にペースを落とすと、あまりのふり幅に
    止まっていないはずのドリブルが止まって見えるのです。

    そこからまたトップギアに入れれば、簡単にディフェンダーを抜けます。

    アービングのようなハンドリング技術を持った選手が、左右の展開力と独特のリズムを使うことにより、
    相手のディフェンダーが雑魚に見えてしまうのです。

    ※ディフェンダーは雑魚なんてことはありません。

    アービングが凄すぎるだけです。

    最後に凄すぎるハンドリングを持つ選手の練習風景をご覧ください。


    2. 受賞歴


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    NBAチャンピオン:2016


    新人王 : 2012


    オールNBAチーム
     2ndチーム : 2019
     3rdチーム : 2015


    NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2012


    6×NBAオールスターゲーム出場 : 2013-2015, 2017-2019

    〇基本情報

    身長: 190㎝

    体重: 86㎏

    所属チーム 
    キャバリアーズ: 2011-2017
    セルティックス: 2017-2019
    ネッツ: 2019-
         
    ポジション: ポイントガード

    出身: オーストラリア(ピクトリア州メルボルン)

    国籍: アメリカ

    ドラフト: 2011年 1位



    3. レブロン・ジェームスと共に


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    アービングのキャバリアーズ時代は大きく分けて2つの時代に分かれます。

    2011-2014
    再建の象徴でフランチャイズプレイヤーとして

    2014-2017
    レブロンのサポート役として


    2011年キャバリアーズにドラフト1位で入団します。

    ※レブロンがヒートに移籍したため、キャバリアーズは1位から最下位に転落していました。

    レブロンが抜けたキャバリアーズのフランチャイズプレイヤーとして期待して、

    アービングを中心としたチームを作り始めます。


    プレイオフには進出できませんでしたが

    2010-11 19勝63敗 15位

    2011-12 21勝45敗 13位アービング加入

    2012-13 24勝58敗 13位

    2013-14 33勝49敗 10位

    年々成績を上げました。


    来年こそはプレイオフが見えてきた時に、

    レブロン・ジェームスがキャバリアーズに戻ってきます。


    アービング中心にチームを作ってきましたが、レブロンが帰ってきてから

    レブロン中心のキャバリアーズになりました。


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    〇レブロンとアービングが過ごしたキャバリアーズ時代

    2014-15 53勝29敗 2位 ファイナル進出

    2015-16 57勝22敗 1位 チャンピオン

    2016-17 51勝31敗 2位 ファイナル進出


    チーム成績は

    3年連続ファイナル進出し、
    2015-16シーズンにはNBAチャンピオンになります。


    チーム成績は文句なしでしょう。

    しかし、

    アービングはあまりにも変わってしまった環境に困惑したそうです。


    レブロンが帰ってきてから「優勝以外は失敗」という環境はストレスでしかありませんでした。

    2016年に優勝すると、「優勝以外は失敗」という呪縛から解放され、

    自分のチームで優勝したいという気持ちが芽生えてきました。


    2017年に若い選手中心のチームを引っ張るリーダーになり、優勝を狙えるセルティックスに移籍します。



    4. ケビン・デュラントと共に


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    2019年ネッツに2大スター選手がやってきました。

    ケビン・デュラント
    カイリー・アービング

    2人とも優勝を知るスーパースターです。


    しかし、

    デュラントはアキレス腱を断裂していて全休が決まっていました。


    自然と、

    アービングのリーダーシップに期待がかかります。


    しかし、

    アービングのリーダーシップに疑問を投げかける人もいました。


    〇理由

    セルティックスで過ごした2年間、リーダーとしてチームをけん引することを期待されていました。

    しかし、
    問題発言等チームに不協和音を生み、2018-19シーズンは優勝も期待されましたが、プレイオフは2回戦で負けてしまいました。

    祖父の死も相まって逃げるようにネッツに移籍してしまいます。


    アービング本人も、セルティックス時代のチームメイトに対して

    「彼らとの関係は個人的には最高だったが、リーダーとしては失格だった」

    とコメントしました。


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    〇今シーズンの出来事を時系列で並べてみます。

    ・開幕11試合4勝7敗とチームを勝利に導けず肩の怪我をしてしまいます。

    ・その後チームは12勝6敗で好調を維持

    ・約2か月後試合に復帰するも「もう一つ上のレベルに行くには明らかに駒不足」発言

    ・その後、「アービング不要論」が巻き起こります。

    ・肩の手術が決定し、今シーズン全休。

    ・HCの解任

    このようにリーダーとしては不適格な成績、行動が目立ちました。

    ※チームメイトへの発言はセルティックス時代にも問題になっています。


    選手としては一流なのですがセルティックス時代も含め、

    リーダーとしては失格だったと思います。

    ただ、これで終わってほしくない。


    今シーズンはどうするか分かりませんが

    来シーズン以降はデュラントが戻ってきます。


    更にはHCも変わります。

    ネッツは2大エースのチームです。

    来シーズン、ケビン・デュラントと共に新たなるスタートが切れることを祈ります。



    5. まとめ


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    2019-20シーズン、ネッツに移籍してきたカイリー・アービング。

    身体能力、バスケットスキルは申し分なく、特にハンドリング技術は現役屈指の実力を持っています。

    しかし、昨シーズンまで所属していたセルティックスではリーダー失格の烙印を押されました。

    ネッツに移籍してきた今シーズンも、怪我や発言等で世間を賑わせます。

    今シーズン全休と言われていますが、再開されれば新たな相棒ケビン・デュラントと共に戦線に復帰するかもしれません。


    ※デュラントはオリンピックでの復帰を示唆していました。

    今シーズン、プレイよりも発言等の問題行動で目立っていたアービング。

    正直、セルティックスでもネッツでも

    リーダーとしての烙印を押された感があります。


    しかし、

    ネッツはアービングのチームではありません。
    デュラントとアービングのチームです。


    デュラントと共にリーダーシップを発揮できれば、チームは変わるはずです。

    来シーズン優勝候補の一角にネッツがいることを願います。


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